数あるスポーツチャンネルの中でも、よりラグビーに特化したコンテンツとして圧倒的な配信数を誇る『J SPORTSオンデマンド』。
地上波での放送が少ないラグビー競技にあって、スマホさえあればいつでも試合を楽しむことができるこのサービスは、ラグビー視聴の”マストアイテム”として多くのファンに重宝されています。
ただ、これから契約を考えている人にとっては、実際の使い勝手やメリット・デメリットなどはどうしても気になるところ。
そこでこの記事では、J SPORTSオンデマンド利用歴5年の私が実際に使っていて感じるメリットとデメリットを本音で紹介していきたいと思います。
最後まで読めばJ Sportsオンデマンドの魅力や、契約前に知っておくべき注意点がわかります。
タップできる目次
J SPORTSオンデマンドとは?
J SPORTSオンデマンドは国内最大4チャンネルを放送するスポーツテレビ局『J SPORTS(ジェイスポーツ)』が提供する動画配信サービス。
月額料金を払うことで配信されている全てのコンテンツが見放題になります。(※追加料金は一切かかりません)
サービスのメリット・デメリットを紹介する前に、まずはその特徴や料金など基本情報を見ていきましょう。
※尚、この記事はラグビー限定のサービスである『ラグビーパック』をメインにご紹介をしています。
<J SPORTSオンデマンドの特徴と料金>
月額料金 | 総合パック | 通常 :2,640円(税込) U25割:1,320円(税込) |
ラグビー パック | 通常 :1,980円(税込) U25割: 990円(税込) |
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画質 | ・低画質 ・普通 ・高画質 |
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倍速再生 | 0.25倍~2.00倍 ※アプリ視聴時 |
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ラグビーパックで 視聴可能な競技 | ・日本代表 ・リーグワン ・大学ラグビー ・高校ラグビー ・海外ラグビー ・ワールドカップ |
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限定配信 | あり | |
対応端末 | ・PC (Window/ Mac) ・スマホタブレット (iOS/ Android) ・ChromeCast ・スマートテレビ (※Android TV) ・Fire TV Stick ・Apple TV |
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同時視聴が可能な数 | 1チャンネル | |
支払い方法 | ・クレジットカード ・携帯決済 (ドコモ,au,ソフトバンク) ・楽天Pay |
J SPORTSオンデマンドのメリットは?
ではここからは、私の感じるJ SPORTSオンデマンドのメリットを紹介していきます。
実際に使っていて良かったと感じるポイントは大きく分けて6つ。
J SPORTSオンデマンドのメリット
それぞれのメリットについて深堀りしつつ、ご紹介していきます。
メリット1:コスパが最高!
まずJ Sportsオンデマンドを語るうえで欠かせないのがやはり”コスパの高さ”。
『ラグビーパック』は月額1,980円と飲み会1回分の値段よりも安く利用できることに加え、コンテンツの量もラグビーを放送する主要な有料チャンネルの中でも圧倒的。
J SPORTS オンデマンド | DAZN | WOWOW |
---|---|---|
月額1,980円 (税込) | 月額1,925円 (税込) | 月額2,530円 (税込) |
日本代表 リーグワン 大学ラグビー 高校ラグビー 海外テストマッチ | ※ほぼ無し | ワールド・セブンス 6ネーションズ |
※2024年9月現在
コロナ禍での現地観戦に二の足を踏んでいる人、スタジアムの遠くに住んでいてなかなか観戦に行けない人にとっては、まさにコスパ最高のサービスと言えます。
また、学生や新社会人向けには『U25割』という嬉しいサービスもあります。
年齢確認のため『学生証』や『運転免許証』を提示さえすれば、それぞれのサービスが半額になるのでかなりお得。
※ラグビーパックは月額990円。
25歳以下の方は是非利用したいサービスですね。
メリット2:豊富なラインナップ
J SPORTSオンデマンドは日本代表戦からトップリーグ、さらに大学・高校まで幅広いカテゴリーを網羅しているため、放送される試合の数がとても豊富です。
充実のラインナップ
テストマッチ以外もほぼ全試合を網羅
Live放送含めD1/D2/D3全試合を網羅
対抗戦A/リーグ戦1部/関西Aリーグ
関東大学春季大会
関西大学春季トーナメント
菅平夏合宿練習試合など
選抜大会/全国7人制大会/花園
関東/近畿/九州新人大会
全国大会都道府県予選決勝など
B&Iライオンズ南半球遠征
ラグビーファンと一括りに言っても、
「私はリーグワン専門。」
「私は大学ラグビーメインかな。」
「ラグビーはやっぱり高校が一番。」
など人によって好みも様々かと思いますので、カテゴリーが幅広く網羅されていることは非常に大きなメリット。
私は大学ラグビーを中心に30年ほどの観戦歴がありますが、ひと昔前は大学ラグビーと言えば11月23日の『早慶戦』から『大学選手権決勝』まで年間でわずか数試合しか見ることができませんでした。
その時代を考えれば、こうして1年中ラグビーを楽しめる環境は私にとって幸せ以外の何ものでもありません。
メリット3:どこでも視聴できる
J SPORTSオンデマンドは様々なデバイスに対応しているため、時間や場所を選ばずどこでも利用することができます。
対応デバイス
・スマホ / タブレット(iOS/ Android)
・Google ChromeCast
・スマートテレビ(※Android TV)
・Fire TV Stick
・Apple TV(※第4世代以降)
・通勤・通学中にスマホやタブレットで視聴
・仕事中は会社のPCで視聴(非推奨)
・週末はテレビにつないで家族で視聴
など、様々なシーンに合わせてラグビーを楽しむことが出来ます。
メリット4:機能面も充実
J SPORTSオンデマンドには、YouTubeのように映像を『倍速再生』で見ることができます。
倍速視聴
平常時は”1.25倍速”、急ぎの場合は”2倍速”、スーパープレーをゆっくり見たいときは”0.25倍速”など、状況に応じて使い分けることができます。
メリット5: 限定放送も豊富!
J SPORTSオンデマンドでは『オンデマンド限定』として、J SPORTSでも放送されない試合を多く見ることができます。
限定放送は基本的に実況や解説がなく映像のみの場合が殆どですが、関東の春季大会や夏の菅平合宿での練習試合など貴重なものが多く、コアなファンにとっては堪らない内容になっています。
中でも個人的なオススメは、大学主要各リーグの『入替戦』。
毎年シーズン終了後に残留と昇格を懸けて行われるこの一戦は、勝敗が来季の運命を左右する大一番。
特に昇格を目指すチームが1年の全てを懸けて真っ向勝負を挑むその姿には、毎年魂を揺さぶられます。
地上波では決して放送されることのないこの試合が見られるだけでも、契約する価値があると個人的には感じています。
メリット6: 実況解説陣も強者揃い
最後のメリットは中継を担当する実況と解説陣について。
J SPORTSの放送陣は試合内容を忠実に伝えるNHKと比べて、実にバラエティに富んでいます。
実況・解説陣
・矢野武氏
解説陣から飛び出してくるのは、選手の出身中学やラグビースクールなどの情報、そして親子&兄弟関係など地上波では聞けないコアな情報ばかり。
そして実況陣もラグビーに精通していることはもちろん、きっとラグビーが大好きなんだろうなと感じさせてくれる進行ぶり。
ラグビー愛にあふれる人たちと一緒に観戦を楽しんでいるような感覚は、非常に心地のいいものです。
※簡単3ステップで申し込み完了
J SPORTSオンデマンドのデメリットは?
ここまでJ SPORTSオンデマンドのメリットについて紹介してきましたが、一方で使っていてイマイチだなと感じるデメリットも存在します。
J SPORTSオンデマンドのデメリット
デメリット1:有料サービスである
J SPORTSオンデマンドは有料配信サービスのため、そもそも配信にお金を支払うことへ抵抗があるという人には、やはりオススメすることは出来ません。
ワールドカップでの日本代表の活躍で、最近では代表戦やトップリーグなどが地上波で放送されるようになり、以前と比べラグビーに触れる機会は格段に増えてきました。
地上波のテレビ放送だけで十分満足ということであれば、プラスアルファのお金を出してまで有料チャンネルを契約する必要はないと思います。
デメリット2:無料お試し期間がない
『Amazonプライム』や『U-NEXT』など多くの動画配信サービスでは、2週間や1ヶ月ほどの”無料お試し期間”があり、その期間内であれば解約してもお金はかかりません。
一方、J SPORTSオンデマンドにはそのサービスがないため、契約後すぐに月額料金が課金される形となります。
実際に使ってみて良し悪しを判断できない点はやはりデメリットと言えます。
ただ、J SPORTSオンデマンドには↓の番組のように、無料会員用の限定コンテンツもいくつか用意されているので、悩まれている場合はまずそちらを利用すると実際の使用感を確認することができると思います。
デメリット3 : ネット環境に左右される
J SPORTSオンデマンドはあくまでインターネットを通じた映像配信サービスのため、利用にあたってはネット環境が大きく左右します。
ネット回線がない場所や電波の弱い場所で見るときは、接続できなかったり読み込みが遅くなったりすることがあるので、特に外出先で利用することが多い場合には注意が必要です。
また、配信元サーバーの影響も受けてしまうため、突発的にユーザーのアクセスが集中するとサーバーがダウンすることも起こりうります。
実際、トップリーグのサントリー対東芝戦など好カードが相次いだ今年3月には、多くのアクセスが集中し配信が見れないという事態が発生しました。
正直かなりショッキングでしたが、その後、運営側からサービス障害の原因と対策が講じられ、補償としてひと月分の料金が返金されるなど真摯な事後対応もあったため、私自身契約を見直そうという気持ちにはなりませんでした。
尚、その後サーバーダウン、接続不良などの障害は発生していません。
デメリット4:ダウンロードができない
J SPORTSオンデマンドは動画をダウンロードすることができないため、スマホなどで見る場合データ通信料には注意が必要です。
従い、自宅などWiFi環境下でダウンロードをして、外出先ではオフライン視聴をしたい、と考えている人には向いていません。
私は出先で見ることも多いため、ポケットWiFiを常に持ち歩くようにしています。
また、録画を行うこともできないため、映像を手元に残しておきたいという方は、『スカパー!』経由でJ Sportsへ別途加入することでレコーダーへの録画が可能となります。
まとめ
この記事では『J SPORTSオンデマンド』のメリット・デメリットについて詳しく紹介してきました。
ここまでの内容を踏まえ、加入をオススメする人とオススメしない人をまとめると以下のようになります。
こんな人にオススメです
・ポケットWiFi、データ通信無制限のデバイスを持っている人
こんな人にはオススメしません
・観戦はもっぱらスタジアムでという人
・ネット環境がない、スマホ/PCを持っていないという人
最新配信スケジュール
・対抗戦Aグループ
<11月23日(日)>
13:50~ : 早稲田大 vs 慶應義塾大 Live
<11月30日(土)>
13:50~ : 帝京大 vs 筑波大 Live
<12月1日(日)>
13:50~ : 早稲田大 vs 明治大 Live
・関東リーグ戦1部
<11月24日(日)>
11:20~ : 大東文化大 vs 法政大 Live
11:20~ : 関東学院大 vs 立正大 Live
13:50~ : 流通経済大 vs 東海大 Live
13:50~ : 東洋大 vs 日本大 Live
・関西Aリーグ
<11月24日(日)>
11:35~ : 関西大 vs 同志社大 Live
13:50~ : 摂南大 vs 立命館大 Live
※月額1,980円で見放題
※約1試合分のチケット代でその月の全試合が視聴可能
※リーグワンも全試合Live配信中