・最新順位を反映した組み合わせ表
10月30日(水)に日本協会より2024年度『第61回ラグビー大学選手権』の概要が発表されました。
関東、関西を始め各リーグの上位校が集結し、”大学王者”の座を懸けて争われる同大会。
9月から始まったリーグ戦もここから上位対決が始まるなど、ラグビーファンにとっては毎週末が楽しみな季節がやってきました。
その中で、やはり気になってくるのはその組み合わせ。
「今年はどのような組み合わせになっているのか⁉」
「自分の贔屓とするチームはどこのゾーンに入るのか⁉」
組み合わせの全体像がイメージ出来れば、これから佳境を迎える各リーグの終盤戦をより一層楽しむことができます。
そこでこの記事では、大会の概要を紹介すると共に、個人的な順位&組み合わせ予想、そして最後に最新順位を反映した組み合わせ表をお伝えしていきたいと思います。
※情報は随時更新していきます
タップできる目次
第61回全国大学ラグビー選手権概要
大会日程・会場
1回戦 | 2022/11/17(日) | 13:00 | 豊田 (愛知) |
2回戦 | 2022/11/30(土) | 13:00 | 博多の森 (福岡) |
3回戦 | 2022/12/14(土) | 11:30 14:00 | 秩父宮 (東京) |
12:00 15:00 | 紀三井寺 (和歌山) |
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準々決勝 | 2022/12/21(土) | 12:05 14:30 | 秩父宮 (東京) |
12:05 14:30 | 鈴鹿 (三重) |
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準決勝 | 2023/1/2(木・祝) | 12:25 14:45 | 新国立 (東京) |
決勝 | 2023/1/13(月・祝) | 13:15 | 秩父宮 (東京) |
今年は決勝が国立ではなく秩父宮、そして3回戦、準々決勝の一部がそれぞれ和歌山、三重での開催になるなど試合会場確保に難航した様子が見て取れます。
昨年の決勝は帝京対明治と注目度の高いカードながら雪の影響もあり観客数が2万人以下、さらにコロナ禍もあってここ数年決勝戦の客入りが減少傾向にあることも事実。
ただ、例年ほぼスケジュールが決まっている中でなぜ毎年試合会場がコロコロ変わるのかについては、正直疑問を感じざるをえません。
背景には各会場の都合、高校サッカーなど他競技との兼ね合いなどがあるようですが、この大会は学生にとって最高峰の舞台。
その戦いに相応しい会場を毎年安定的に用意して欲しいと切に願います。
出場枠(全14チーム)
続いては出場チーム。
出場所属リーグ・グループ/地域代表 | 出場チーム数 |
---|---|
関東対抗戦Aグループ | 3 |
関東リーグ戦1部 | 3 |
関西Aリーグ | 3 |
前回大会優勝チーム所属 (関東対抗戦Aグループ) | 1 |
前回大会準優勝チーム所属 (関東対抗戦Aグループ) | 1 |
九州学生リーグⅠ部 | 1 |
東海・北陸・中国・四国地区代表 | 1 |
北海道・東北地区代表 | 1 |
今大会は全14チームと例年通りの数に。
昨年は帝京と明治が決勝へ進出したため、関東対抗戦枠が最多の”5”。
リーグ戦勢と関西勢にとっては、わずか”3枠”を争う激しい戦いが繰り広げられることになります。
トーナメント表
次に注目のトーナメント表を見ていきましょう。
(情報元:日本ラグビーフットボール協会HP)
毎年のことながら細部を見るには目をこらす必要があるので↓に拡大・簡素版を用意しました。
今年の注目もやはり5校が出場する対抗戦勢。
中でも最大の目玉は、対抗戦3位と関西王者が入る右上のゾーンでしょう。
今年は”関西3連覇中”である京産大の前評判が極めて高く、対抗戦3強の帝京、明治、早稲田どこが入ったとしても激戦は必至。
当面の目標である”正月越え”を果たすためには、何としても対抗戦では2位以上の成績を確保したいところでしょう。
直接対決が始まるリーグ終盤戦から目が離せません。
順位予想と組み合わせ
では次に、トーナメントの全体像を掴むため、恒例(?)となった私の”完全主観”による順位予想とそれを反映した組み合わせを載せておきたいと思います。
各リーグ順位予想
関東対抗戦A (5枠) | 関東リーグ戦1部 (3枠) | 関西Aリーグ (3枠) |
|
---|---|---|---|
1位 | 早稲田大 | 大東文化大 | 京都産業大 |
2位 | 明治大 | 東海大 | 天理大 |
3位 | 帝京大 | 東洋大 | 関西学院大 |
4位 | 筑波大 | ||
5位 | 慶應義塾大 |
九州学生1部 (1枠) | 東海北陸中国四国 (1枠) | 北海道東北 (1枠) |
|
---|---|---|---|
1位 | 九州共立大 | IPU環太平洋大 | 八戸学院大 |
主要リーグ考察
【対抗戦A】
戦力拮抗の『対抗戦』は、11/2時点で早明帝の3校が全勝をキープ。
ただ今年は、”絶対王者”帝京の破壊的な強さがここまで影を潜めており、例年以上に上位争いが面白い。
その中で今年はここ数年の課題であったスクラムに安定感が増し、日本代表FB矢崎選手などバックスに決定力のある早稲田を本命に推したい。
ここまで3試合ながら失トライが0と、ディフェンスに粘りが出てきたことも上位進出を図る上での好材料だ。
それに続くのは、FW・BKの戦力バランスも良く、前年度決勝で敗れたリベンジに燃える”タレント軍団”明治。
選手権の組み合わせを見る限り、対抗戦1位と2位3位では決勝までの道のりに圧倒的な有利差があるため、どのチームも是が非でも1位通過を狙いたいところ。
早明どちらも近年勝てていない帝京戦が優勝への大きなカギとなりそうだ。
そして熾烈な5位争いは慶應と青学が最後勝点19で並びそうだが、前節直接対決を制した慶應が有利とみる。
【リーグ戦】
リーグ戦の本命は、ここまで4勝1分けと前年度4位からの躍進を見せる大東文化大。
前節”王者”東海大との直接対決で最後勝ち気れなかったのは痛いが、現在の戦いぶりから見ると流経大、法大に星を落とすとは考えづらい。
東海大も大東大戦で見せた粘りを見る限り、やはりその実力は健在。ここから大崩れすることはなさそうだ。
注目は東洋大、流経大、法大が争う3位争いだが、既に上位勢との戦いを終えている東洋大が、上位勢との戦いを残す流経、法大よりも有利な立場にいると見る。
【関西リーグ】
関西はリーグ3連覇中の”王者”京産大が頭一つ抜きん出ている。
過去3年連続でベスト4へ進出し、国立を経験した選手も多く残るなど今年は例年以上に戦力が充実。
悲願の選手権優勝も現実的な目標に見据える。
対抗馬は2020年度以来の王者返り咲きを狙う天理大。
強力な留学生を中心とした攻撃力はまだまだ完成形とは言い難いものの、ここまでリーグ最少失点のディフェンス力は健在。
最終節に行われる京産大との直接対決で勝利すれば、一気に勢いに乗っていきそうだ。
関学大と近大の3位争いはここまで全勝の関学大が有利であることに間違いはないが、最終節に直接対決を残しているだけに予断を許さない状況。
3つめの出場枠を巡っての闘いは、最後までもつれることになりそうだ。
組み合わせ予想
上記予想を組み合わせに反映させると、↓のような形になります。
どのゾーンもワクワクするようなカードが目白押し。
ただこうして見ても、明治、帝京、京産、東海、筑波など、やはり右側の山に有力校が集結しているように感じます。
大学屈指の強力フォワードを要する帝京大対京産大、明大対東海大の準々決勝、そしてその勝者による準決勝。
想像するだけでも今からワクワクしてきますね。
最新順位による組み合わせ
最後に各リーグの最新順位を振り返ると共に、その順位を反映した組み合わせを見ていきたいと思います。
※随時更新
最新順位と組み合わせ(11/17時点)
<最新順位>
関東対抗戦A (5枠) | 関東リーグ戦1部 (3枠) | 関西Aリーグ (3枠) |
|
---|---|---|---|
1位 | 明治大 | 大東文化大 | 京都産業大 |
2位 | 帝京大 | 流通経済大 | 天理大 |
3位 | 早稲田大 | 東海大 | 関西学院大 |
4位 | 筑波大 | ||
5位 | 青山学院大 |
九州学生1部 (1枠) | 東海北陸中国四国 (1枠) | 北海道東北 (1枠) |
|
---|---|---|---|
1位 | 福岡工業大 (※代表決定) | IPU環太平洋大 (※代表決定) | 八戸学院大 (※代表決定) |
<最新組み合わせ(11/17時点)>
大学選手権2024の視聴方法について
今年もラグビーファン御用達の”J SPORTSオンデマンド”が1回戦から準々決勝までの全試合をLive配信してくれます。(準決勝・決勝は録画)
現時点では協会によるYou Tubeなどの配信予定もないため試合をLive視聴できるコンテンツは、この”J SPORTSオンデマンド”のみです。
配信スケジュール
【11月30日(土)】
<2回戦>
12:50~:IPU環太平洋大 vs 福岡工業大 Live
【12月14日(土)】
<3回戦>
11:20~:全4試合 Live
※月額1,980円で見放題
※リーグワンも全試合Live配信中
<各リーグ結果速報↓>