開催まであと少しと迫った『東京オリンピック2020』。

その五輪へ臨む男女セブンズ(7人制ラグビー)の日本代表内定選手が日本協会から発表された。

自国開催というプレッシャーの中、前回大会以上の成績へ闘志を燃やす代表チーム。

本大会へ挑むメンバーはどのような顔ぶれとなっているのか。

6月28日に発表されたプール戦の組合わせと共に見ていきたい。

更新履歴
7/10:試合日程決定

セブンズ男子日本代表

大会日程

7月26日(月):予選ラウンド

・9:00~   vsフィジー

・16:30~ vsイギリス

7月27日(火):予選ラウンド&準々決勝

・9:00~   vsカナダ

・午後~   準々決勝

7月28日(水):準決勝&決勝

大会組み合わせ

プールAプールBプールC
ニュージーランド(1)フィジー(3)南アフリカ(2)
オーストラリア(4)イギリス(5)アメリカ(7)
アルゼンチン(9)カナダ(8)ケニア(12)
韓国(17)日本(16)アイルランド(10)

※()内は2020ワールドシリーズランキング

日本はリオ五輪金メダルのフィジー、同銀メダルの英国と同居する組に入った。

リオでは準決勝(vsフィジー ●5-20)と予選プール(vsイギリス ●19-21)でそれぞれ敗れた相手。

厳しい相手であることに間違いはないが、日本にとってはリベンジの絶好の機会となりそうだ。

最終スコッド

選手名所属サイズCapリオ
代表
石田吉平明治大3年167/736
加納遼大明治安田生命172/7222
セル・
ジョセ
近鉄196/11511
副島亀里
ララボウ
ラティアナラ
コカ・コーラ190/9234
トゥキリ・
ロテ
近鉄188/9850
羽野一志NTTコム185/8729
彦坂匡克トヨタ177/9222
藤田慶和パナソニック184/9027
ヘンリー・
ブラッキン
NTTコム180/85
ボーク・
コリン雷神
リコー190/110
◎松井千士キヤノン182/8823
本村直樹ホンダ184/8825

【バックアップメンバー】

合谷和弘クボタ170/7724
野口宜裕セコム170/7714
津岡翔太郎コカ・コーラ181/854
フィシプナ・
トゥイアキ
セコム188/1102

※◎は主将

最終スコッド12人のうち前回大会を経験しているのは4人。

石田吉平選手(明大3年)が大学生で唯一メンバー入りしたこと、そしてリオ五輪で悔しい思いをした藤田慶和選手(パナソニック)、松井千士選手(キャノン)が揃って選出されたことは嬉しいニュース。

特に松井選手は5年前とは比べものにならないほど表情が精悍になり、言動、立ち居振る舞いにも責任感が宿った印象を受ける。

日本開催の五輪で主将を務める重圧は相当なものと予想されるが、是非この大舞台を楽しみ、ピッチを躍動する姿を見せてほしい。

 

一方でこのメンバーにセブンズ歴代最多キャップ62を誇る”レジェンド”坂井克行選手(豊田自動織機)の名がなかったことは個人的には残念だ。

5月の宮崎合宿までは候補の1人として共に戦ってきただけに、その無念は察するに余りある。

ただ、たとえメンバー外となっても、五輪へ挑む16人のメンバーを慮る言葉を発し、セブンズの未来のために自ら練習相手を買って出られるこの選手には本当に頭が下がる。

坂井選手の”人間性”と”セブンズ愛”が詰まった記事。

是非読んで頂きたい↓

セブンズ女子日本代表

大会日程

7月29日(木):予選ラウンド

・10:30~ vsオーストラリア

・18:00~ vsアメリカ

7月30日(金):予選ラウンド&準々決勝

・10:00~ vs中国

・午後~  準々決勝

7月31日(土):準決勝&決勝

大会組み合わせ

プールAプールBプールC
ニュージーランド(1)カナダ(3)オーストラリア(2)
ロシア(6)フランス(4)アメリカ(5)
イギリス(8)フィジー(7)中国(13)
ケニアブラジル(12)日本(11)

※()内は2020ワールドシリーズランキング

日本女子が入ったのはプールC。

リオ五輪王者のオーストラリア、世界ランク5位のアメリカ、今大会初出場の中国と同じ組となった。

前回大会の10位という結果を上回るためにも、米国と中国からは何としても勝利を挙げたいところだ。

最終スコッド

選手名所属サイズCapリオ
代表
大谷芽生立正大162/61
梶木真凜自衛隊
体育学校
164/68
小出深冬ARUKAS熊谷165/5819
◎清水麻有日本体育大164/626
白子未祐ナナイロ
プリズム福岡
173/68
堤ほの花日本体育大154/5616
永田花菜日本体育大168/608
◎バティヴァカ
ロロ
ライチェル海遥
ARUKAS熊谷160/6021
原わか花東京山九156/566
平野優芽日本体育大160/6022
弘津悠ナナイロ
プリズム福岡
169/682
松田凜日日本体育大170/742

【バックアップメンバー】

香川メレ
優愛ハヴィリ
ARUKAS熊谷170/718
黒木理帆ARUKAS熊谷165/6911
鈴木彩夏YOKOHAMA
TKM
165/658
山中美緒名古屋
レディース
157/5811

(※6月30日追加招集)

大黒田裕芽名古屋
レディース
154/6333
中村知春ナナイロ
プリズム福岡
162/6449

※◎は主将

女子はリオ五輪を経験しているメンバーが小出深冬選手(ARUKAS熊谷)ただ1人。

さらに12人中6人が大学生と若いメンバー編成で自国開催の五輪へ挑む。

先週行われた太陽生命セブンズ鈴鹿大会で圧巻のスピードを見せた原わか花選手(東京山九)など楽しみな選手も多く、勢いに乗ることができれば前回大会(10位)を上回る成績が期待できそうだ。

 

ただその一方で、リオ五輪で主将を務め、今回も直前まで候補の1人として元気にプレーしてきた中村千春選手(ナナイロプリズム福岡)、

そして、太陽生命セブンズ東京大会でMVPを獲得するなど、シリーズを通して抜群のプレーを見せていた大黒田裕芽選手(名古屋レディース)がメンバー外に。

いずれも女子のセブンズを牽引し、ベテランとして苦しいときに先頭で身体を張ってくれる存在だっただけに、この選考には正直驚いた。

五輪の舞台でも若いチームを引っ張ってほしかったという想いは今でも残るが、そんな中、6月30日(水)に日本協会がこの2人をバックアップメンバーとして追加招集することを発表。

穿った見方をすればこの一連の経緯は、1998年のサッカーW杯直前でメンバーから外れた三浦カズ氏と北澤氏を再びバックアップとして呼び戻すような形にも映る。

バックアップメンバーは登録メンバーの負傷など有事の際に入れ替わりでメンバー入りする可能性があるが、試合に出場できる保証はなく、チームに帯同しながらも選手村に入れないなどメンタル的にも厳しい立場に置かれる。

実際にどのような経緯があったのかは分からないが、それを理解した上でなおチームのためを想い、その立場を受け入れた2人の決断は称賛されるべきもの。

「妹みたいな16人。私は外側から支えていきたい」

6月27日に行われたセブンズ鈴鹿大会で中村選手が語ったこの言葉は、この選手の素晴らしい人間性と”セブンズファミリー”の結束の強さを証明している。

有事の発生など望むべくもないが、彼女たちが悔いなく東京五輪を終えられることを願ってやまない。

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