・最新順位を反映した組み合わせ表
11月12日に日本協会より『大学選手権2021』の概要がついに発表されました。
関東、関西など各リーグの上位勢が集結し、”大学日本一”の座を争う同大会。
今年も無事開催される運びとなったことにまずは感謝と喜びを感じつつ、やはり気になってくるのはその組み合わせ。
自分の贔屓とするチームは今年どこのゾーンに入るのか!?
組み合わせの全体像がイメージ出来れば、これから佳境を迎える各リーグの終盤戦をより一層楽しむことができます。
そこでこの記事では、大会の概要を紹介しながら、個人的な順位&組み合わせ予想、そして最後に最新順位を反映した組み合わせ表(※随時更新)をお伝えしていきたいと思います。
タップできる目次
第58回全国大学ラグビー選手権概要
大会日程・会場
1回戦 | 2021/11/21 | 12:00 | 瑞穂 | 無料 |
2回戦 | 2021/11/28 | 13:00 | 博多の森 | 無料 |
3回戦 | 2021/12/12 | 13:00 | 花園 | 無料 |
4回戦 | 2021/12/18 | 11:30 14:00 | 秩父宮 | 有料 |
11:45 14:00 | 花園 | 有料 | ||
準々決勝 | 2021/12/26 | 11:30 14:00 | 秩父宮 | 有料 |
11:30 14:00 | 熊谷 | 有料 | ||
準決勝 | 2022/1/2 | 12:25 14:40 | 国立 | 有料 |
決勝 | 2022/1/9 | 13:15 | 国立 | 有料 |
昨年は2回戦まで無観客で行われたが、今年は全ての試合が有観客開催。
3回戦までは無料試合、4回戦以降は有料試合として実施される。
また今大会は試合数が1試合増えたことにより、4回戦以降は毎週試合が続くタイトなスケジュール。
ノーシードから勝ち上がっていくチームにとっては厳しい戦いを余儀なくされる一方で、準々決勝から登場するシード校にとってはリーグ戦終了から3週間以上間隔が空くなど、実戦感覚をいかに維持するかが重要なポイントとなってきそうだ。
出場枠(全15チーム)
続いては出場チーム。
出場所属リーグ・グループ/地域代表 | 出場チーム数 |
---|---|
関東対抗戦Aグループ | 3 |
関東リーグ戦1部 | 3 |
関西Aリーグ | 3 |
前々回大会優勝チーム所属 (関東対抗戦Aグループ) | 1 |
前々回大会準優勝チーム所属 (関東対抗戦Aグループ) | 1 |
前回大会優勝チーム所属 (関西Aリーグ) | 1 |
九州学生リーグⅠ部 | 1 |
東海・北陸・中国・四国地区代表 | 1 |
北海道・東北地区代表 | 1 |
今大会は昨年より1チーム増え、全15チームが参加。
昨年同志社の出場辞退があったことで、関西リーグの出場枠を巡っていろいろと紆余曲折があったが、最終的には関西の出場枠が”1枠”増えることで決着。
「レギュレーションがコロコロと変わる」
「”名門”同志社に4位の可能性が出てきたから」
「全ての対応が後手」
など、協会の対応には個人的に色々思うところがあるのは事実。
それでも、初優勝を飾った天理の功績があらためて認められたこと、そして関西リーグの底上げに繋がる措置となったことは間違いなくプラス要素。
関西の4枠確保を素直に喜びつつ、出場するチームには是非本大会で大暴れしてくれることを期待したい。
トーナメント表
次に注目のトーナメント表を見ていきたい。
(情報元:日本ラグビーフットボール協会HP)
字が小さいので↓に拡大版を用意
”関西4位枠”が新たに追加されたことで、第1シードに該当する”対抗戦1位”のゾーンには6校のチームが集中。
この第1シードを巡っては昨年度優勝チーム所属の”関西1位”にするべきでは?との声もあるが、関西勢を4つのゾーンに分散させるという観点で見ると、この形が最もしっくり来るのではと個人的には思う。
全てのゾーンを見渡す中で、やはり最大の激戦区と見られるのが対抗戦2位と3位が入る右下のシマ。
昨年はここへ早稲田と慶應が入り、選手権のベスト8で『早慶戦』が実現。
ファンにとってはたまらない組み合わせとなった。
今年は果たしてどこのチームがこのシマへ入るのか。
最終順位を楽しみにしたい。
順位予想と組み合わせ
では次に全体像を掴むため、毎年恒例(?)となった私の”完全主観”による順位予想とその順位を反映した組み合わせを載せておきたい。
各リーグ順位予想
関東対抗戦A (5枠) | 関東リーグ戦1部 (3枠) | 関西Aリーグ (4枠) |
|
---|---|---|---|
1位 | 明治大 | 東海大 | 京都産業大 |
2位 | 帝京大 | 日本大 | 天理大 |
3位 | 早稲田大 | 大東文化大 | 近畿大 |
4位 | 筑波大 | 同志社大 | |
5位 | 慶應義塾大 |
九州学生1部 (1枠) | 東海北陸中国四国 (1枠) | 北海道東北 (1枠) |
|
---|---|---|---|
1位 | 福岡大 | 朝日大 | 八戸学院大 |
戦力拮抗の『対抗戦』は、筑波、慶應を圧倒するなど終盤にきて調子を上げてきた明治が本命。
それに続くのが早稲田を3年ぶりに撃破し勢いに乗る帝京。
この2校は11月20日(土)に直接対決を行い、勝った方が優勝へ大きく近づくことになる。
早慶戦、早明戦を残す早稲田はこの伝統の一戦にしっかりと勝利し、1敗で優勝争いに踏みとどまりたいところだ。
『リーグ戦』は東海大と日大がここまで全勝とデッドヒートを繰り広げているが、最後は4年生が主力としてチームを牽引する東海大が優勝争いを制し、リーグ4連覇を達成すると予想。
3位争いは既に上位勢との戦いを終えている大東大が有利と見る。
『関西リーグ』はここまで全勝の京産大、天理&同志社を破った近大、そして前年度王者天理大の実力が拮抗。
11月20日(土)に行われる京産大vs天理大の直接対決は今季の優勝を占う大一番となる。
復活を期す同志社大は残り2試合を勝ちきり、しっかりと4位以内を確保したいところ。
組み合わせ予想
上記予想を組み合わせに反映させると↓のような結果になる。
どのゾーンもワクワクするようなカードが目白押しだが、注目はやはり右下の山。
早稲田vs近大は個人的に今季是非見てみたいカードの一つ。
早稲田はそれに勝利すると先日対抗戦で敗れた帝京へリベンジの権利を得ることになる。
昨季は準決勝で対戦した両校。
ここで早くもその再戦が実現するのか。
対抗戦の順位争いから最後まで目が離すことができない。
最終組み合わせ決定
最後に各リーグの最新順位を振り返ると共に、その順位を反映した組み合わせを見ていきたい。
※随時更新
12月5日時点(全日程終了)
<最終順位>
関東対抗戦A (5枠) | 関東リーグ戦1部 (3枠) | 関西Aリーグ (4枠) |
|
---|---|---|---|
1位 | 帝京大 | 東海大 | 京都産業大 |
2位 | 早稲田大 | 日本大 | 近畿大 |
3位 | 明治大 | 大東文化大 | 天理大 |
4位 | 慶應義塾大 | 同志社大 | |
5位 | 日本体育大 |
九州学生1部 (1枠) | 東海北陸中国四国 (1枠) | 北海道東北 (1枠) |
|
---|---|---|---|
1位 | 福岡大 | 朝日大 | 八戸学院大 |
<最終組み合わせ>
対抗戦では帝京が明治との全勝対決を制して首位に浮上し、関西では天理大が京産大に敗れ4位に転落した。
この順位のままだと、”対抗戦1位”の山には帝京と天理が同居、そして”最激戦区”と見られる右下の山には、明治、早稲田、同志社と東西を代表する伝統校が入ることになる。
ファンとしては堪らない組み合わせだが、準決勝を前にこの3校によるつぶし合いは見たくないというのもファン心理。
果たしてこの先の展開は如何に!?
最終節まで目を離すことが出来ない。
<11月28日追記>
リーグ戦は全日程が終了し、東海大の1位、日大の2位、大東大の3位が確定。
対抗戦では日本体育大が筑波大を破り、逆転で大学選手権出場を決めた。
日体大の選手権出場は13季ぶり。
過去優勝2度の実績を誇る古豪が久々に全国の舞台へ戻ってくる。
関西リーグは近大が6勝1敗で全日程を終了。
最終節(12/4)で京産大が関学大に勝てば京産大の優勝、敗れると近大の1位が決まる。
<12月4日追記>
関東対抗戦は慶應を下した帝京が全勝で3年ぶりの優勝。
関西リーグでは京産大が関学を下し、実に23年ぶりのAリーグ優勝を全勝で決めた。
昨季大学王者の天理は最終戦で同志社を破り関西3位。
今年の関西勢は4位に入った同志社含めどのチームも戦力が拮抗しており、関東勢にとってはいずれも気を抜くことのできない相手となってきそうだ。
<12月5日追記>
早明戦の結果、早稲田の2位、明治の3位が確定し最終の組み合わせが決定。
過去3年間王者の座を分け合ってきた天理、早稲田、明治が同じゾーンへ。
これは何という巡り合わせか。
この中から正月越えを果たせるチームはわずか1校....
ファンとしては楽しみ半分、不安半分が正直なところでしょうか。
いずれにしても勝利を信じて。
まずは12月18日(土)の明治対天理戦。
楽しみにしましょう!
大学選手権配信スケジュール
今年も”J SPORTSオンデマンド”が、大学選手権の全試合をLive配信してくれます。
※見逃し配信あり
今後の配信スケジュール
【準決勝】
<1月2日(日)>
18:30~:東海大 vs 明治大 録画
20:30~:帝京大 vs 京都産業大 録画
※月額1,980円で見放題
【最新速報】第58回ラグビー大学選手権2021 日程と試合結果
<各リーグ結果速報↓>