アイルランドとの第1戦を完敗で落としたジェイミー・ジャパン。
多くの観客が見守る中、ワールドカップで同組に入るアイルランド相手に見せた失態は、多くのラグビーファンを失望させる結果となってしまいました。
ジェイミーの標榜するキック戦略の是非が広く議論されている最中、第2戦が今週末に行われます。
そして、本日そのリベンジマッチに臨むメンバーが発表されました。
リポビタンDチャレンジカップ 最終戦
対アイルランド 第2戦
日本代表登録メンバー | |||||
氏名 | 所属 | 身長 | 体重 | Cap | |
1 | 石原 慎太郎 | サントリー | 181 | 105 | 5 |
2 | 庭井 祐輔 | キヤノン | 174 | 102 | 2 |
3 | 浅原 拓真 | 東芝 | 179 | 113 | 7 |
4 | トンプソン・ルーク | 近鉄 | 196 | 110 | 63 |
5 | ヘル ウヴェ | ヤマハ発動機 | 193 | 115 | 5 |
6 | リーチ マイケル | 東芝 | 189 | 105 | 49 |
7 | 松橋 周平 | リコー | 180 | 99 | 7 |
8 | アマナキ・レレイ・マフィ | NTTコム | 189 | 112 | 15 |
9 | 流 大 | サントリー | 166 | 71 | 5 |
10 | 小倉 順平 | NTTコム | 172 | 80 | 3 |
11 | 福岡 堅樹 | パナソニック | 175 | 83 | 19 |
12 | 田村 優 | キヤノン | 181 | 91 | 44 |
13 | 松島 幸太朗 | サントリー | 178 | 87 | 24 |
14 | 山田 章仁 | パナソニック | 182 | 88 | 22 |
15 | 野口 竜司 | 東海大4年 | 177 | 86 | 10 |
16 | 堀江 翔太 | パナソニック | 180 | 104 | 51 |
17 | 稲垣 啓太 | パナソニック | 186 | 116 | 15 |
18 | 渡邉 隆之 | 神戸製鋼 | 180 | 120 | 9 |
19 | 谷田部 洸太郎 | パナソニック | 190 | 107 | 14 |
20 | 徳永 祥尭 | 東芝 | 185 | 100 | 6 |
21 | 田中 史朗 | パナソニック | 166 | 72 | 60 |
22 | 松田 力也 | パナソニック | 181 | 92 | 8 |
23 | 山中 亮平 | 神戸製鋼 | 188 | 95 | 10 |
フロントローは稲垣、堀江といったベテラン勢ではなく、石原、庭井、浅原というCap数1桁の若い布陣で臨みます。
庭井は前週の試合でも途中出場ながら、明らかに劣勢だったスクラムを立て直した働きが評価されたのでしょう。
縦への推進力などフィールドプレーにも長けており、セットプレーの安定と共に大いに期待がかかります。
そして、メンバーが次々に負傷離脱し緊急事態のセカンドローにはこの男が帰ってきました。
トンプソン・ルーク。
2015年W杯での活躍はもちろんの事、桜のユニフォームを誰よりも愛し、長い間ジャパンを支えた誰もが知る桜戦士。
前回のW杯を最後に代表を引退した男が、この緊急事態にジェイミーの要望を受け“男気復帰“。
36歳となった今でもその“情熱”と“ジャパン愛“は衰える事を知りません。
気持ちを前面に出す熱いプレーで、必ずやジャパンの力になってくれると信じています。
バックローはリーチ、マフィの今や不動とも言えるメンバーに加え今回は松橋が先発。
徳永、金、布巻らとのFL争いは現在徳永が一歩リードの状態です。
ここで序列を覆す活躍を見せて欲しいですね。
バックス陣最大の注目はSH流、SO小倉の次世代ハーフバックコンビです。
小倉は初戦のルーマニア戦で安定したキック、広い視野からの展開力で出色の出来を見せ、流は前週アイルランドとの第1戦で途中出場ながら早いテンポを生み出し、インパクトプレーヤーとして十分な働きを見せました。
先月行われたアジアチャンピオンシップでも息の合ったプレーを見せた同学年コンビが、満を持して強豪アイルランドに挑みます。
そして、CTBは田村と松島。
松島のCTB出場はいつ以来なんでしょうか。
ジャパンではほとんど記憶にありませんね。。。
前週個人技でトライをもぎ取るなどFB野口がジェイミーの信頼を完全に勝ち取っている中、ユーティリティプレーヤーとして生き残りをかけたチャレンジになりそうです。
バックスは今回リザーブも含め、純日本人での構成となりました。
体格差に勝るアイルランド相手に技巧派バックス陣がどのような奮闘を見せるのか。
ここにも注目ですね。
戦術議論を封じられるか!?
ジェイミーは前週の試合後「死にもの狂いさが足りなかった。」と試合に臨む“気持ち“の部分を強調していましたが、巷ではキック戦術の是非が大いに議論されています。
キックを主体に意図的に”アンストラクチャー”の状態を作り出す戦術が、列強国に比べ体格に劣る日本代表に果たして本当に見合う戦術なのか。
これは私も正直信じ切るところまでは行っていません。
エデイー時代のキックを極力蹴らずマイボール確保を最優先とした“ポゼッションラグビー”が日本の生きる道、“ジャパンウェイ“だという考えがまだ払拭できていないからです。
前週の完敗を受け、厳しい視線にさらされる事になる第2戦。
ここで第1戦と同じような失態を繰り返す事になれば、戦術うんぬんどころか、ジェイミーの進退にまで議論が及ぶことになりかねません。
「選手を変える」とのコメント通り、大幅にメンバーを入れ替え臨むリベンジマッチ。
そんな議論を払拭する“一発回答”を見せて欲しいですね。
試合日程
日程 | 対戦 | 時間 | 会場 |
6月10日(土) | 日本 ○33ー21● ルーマニア(16位) | 14:40 | 熊本・えがお健康 |
6月17日(土) | 日本●22ー50○ アイルランド(4位) | 14:00 | 静岡・エコパ |
6月24日(土) | 日本 vs アイルランド(4位) | 14:40 | 東京・味スタ |
チケットはこちらから⇒日本ラグビーフットボール協会HP
<テレビ中継放送予定>
日本テレビ系列(地上波・全国) 6月24日(土)14:30~LIVE
J SPORTS2(衛星波・CATV) 6月24日(土)14:15~LIVE