春季大会の熱戦が繰り広げられている関東大学ラグビー。
全日程が終了した後、次に待ち受けているイベントは”オールスターゲーム”です。
春季大会で特に活躍の目だった選手が選出され、”対抗戦”と”リーグ戦”で雌雄を決するこのゲーム。
今年で5回目を数え春季大会と共にこの時期のイベントとして定着しつつあります。
そして、先週末に関東ラグビー協会HPでこの試合に臨む選抜メンバーが発表されました。
関東大学ラグビー オールスターゲーム2017
日程
平成29年6月25日(日) 秩父宮ラグビー場
試合スケジュール
12:00 :リーグ戦5部vs6部 (7人制)
12:20 :リーグ戦3部vs4部 (7人制)
12:40 :対抗戦B vsリーグ戦2部 (7人制)
13:00 :対抗戦グループ女子vsリーグ戦グループ女子 (7人制)
14:00 :対抗戦選抜vsリーグ戦選抜 (15人制)
登録メンバー
対抗戦選抜 | リーグ戦選抜 | |||||
監督 | 岩出 雅之 | 帝京 | 木村 季由 | 東海 | ||
コーチ | 丹羽 政彦 | 明治 | 内山 達二 | 流通経済 | ||
No. | 氏名 | 大学 | 学年 | 氏名 | 大学 | 学年 |
1 | 齊藤 剣 | 明治 | 3 | 三浦 昌悟 | 東海 | 4 |
2 | 武井 日向 | 明治 | 2 | 平田 快笙 | 大東文化 | 3 |
3 | 祝原 涼介 | 明治 | 3 | 藤井 大喜 | 大東文化 | 2 |
4 | 辻 雄康 | 慶応 | 3 | 孫 昇己 | 日本 | 4 |
5 | 佐藤 大樹 | 慶応 | 4 | シオネ・ラベマイ | 拓殖 | 4 |
6 | 加藤 広人 | 早稲田 | 4 | 大西 樹 | 流通経済 | 4 |
7 | 占部 航典 | 筑波 | 4 | 藤山 裕太朗 | 東海 | 4 |
8 | 土谷 深浩 | 筑波 | 2 | アマト・ファカタヴア | 大東文化 | 3 |
9 | 小畑 健太郎 | 帝京 | 3 | 中嶋 大希 | 流通経済 | 4 |
10 | 古田 京 | 慶応 | 3 | 金 典弘 | 東海 | 4 |
11 | 竹山 晃暉 | 帝京 | 3 | 佐々木 修弥 | 関東学院 | 4 |
12 | 堀越 貴晴 | 慶応 | 4 | 鹿尾 貫太 | 東海 | 4 |
13 | 矢富 洋則 | 帝京 | 4 | 青山 晃 | 関東学院 | 3 |
14 | 元田 翔太 | 帝京 | 4 | 中井 健人 | 法政 | 3 |
15 | 丹治 辰碩 | 慶応 | 3 | 中川 和真 | 大東文化 | 3 |
16 | 堀越 康介 | 帝京 | 4 | 古畑 翔 | 大東文化 | 3 |
17 | 西 和磨 | 帝京 | 4 | 加藤 竜聖 | 東海 | 3 |
18 | 當眞 琢 | 帝京 | 3 | 河田 和大 | 拓殖 | 2 |
19 | 藤田 達成 | 帝京 | 3 | 大野 祐太 | 流通経済 | 4 |
20 | 古田 凌 | 帝京 | 4 | テビタ・タタフ | 東海 | 3 |
21 | 杉山 優平 | 筑波 | 2 | 橋本 法史 | 東海 | 4 |
22 | 堀米 航平 | 明治 | 4 | 林 謙太 | 拓殖 | 4 |
23 | 中野 剛通 | 日本体育 | 3 | タナカ・ムゼゲニエジ | 流通経済 | 2 |
大学別の選抜メンバー数は以下の通りです。
対抗戦 | リーグ戦 | ||
帝京 | 9人 | 東海 | 7人 |
慶応 | 5人 | 大東文化 | 5人 |
明治 | 4人 | 流通経済 | 4人 |
筑波 | 3人 | 拓殖 | 3人 |
早稲田 | 1人 | 関東学院 | 2人 |
日体 | 1人 | 法政 | 1人 |
日本 | 1人 |
Aグループで今季も負け知らずの王者帝京からはHO堀越主将、CTB矢富選手、WTB竹山選手ら主力が順当に選ばれ、最多の9名。
そして、今季も好調の東海からはPR三浦選手、FL藤山選手、CTB鹿尾選手ら春季大会でも活躍の目立つ選手がメンバー入りし、リーグ戦勢最多の7名が選出されています。
そして、今季の春季大会をスクラムで席巻し、”重戦車”、”モスグリーン旋風”復活を印象づけている明治と大東文化。
その活躍が反映されるように、スタメンのフロントローを対抗戦は明治勢が独占、リーグ戦は大東文化から2名が選出されるなど、非常に楽しみな布陣となっています。
早稲田からはFL加藤主将のみ。
現在のチームの出来からすると、妥当な結果だと言えますが、、、何とも寂しい限りです。。。
そして特筆すべきはBグループにありながら5名が選出された慶応です。
中でも注目は今月に入りようやく復帰したLO佐藤主将、そして昨年度から主力をはるSO古田選手、FB丹治選手の”慶応高コンビ”でしょう。
春季大会では宿敵”筑波”を破るなど4勝1敗で見事優勝を決め、そして先日行われた招待試合では今季好調の明治をも破る活躍を見せています。
BグループはJ SPORTSでもなかなかテレビ中継枠がなく目に触れる機会が少ないので、この試合では慶応、筑波、関東学院らBグループ勢の活躍に特に注目したいですね。
ちなみにこの試合、
・勝利チームにはプロテイン(23名分)
・MVP選手(1名)にはお米10kg
が副賞として贈呈されるそうです。
チケットはこちらから⇒https://www.rugby.or.jp/ticket/price/#kantoallstar
第5回オールスター戦 試合結果(※6月25日追記)
4681人が集った日曜午後の神宮外苑秩父宮。
オールスター戦は今年で5回目を数えますが、1回も見に行ったことがなく、私も東京にいたら是非見に行きたかったんですが、、、。
試合結果
<6月25日(日)> | |||
12:00 | リーグ戦5部 | ●12-20○ | リーグ戦6部 |
12:20 | リーグ戦3部 | ○31-7● | リーグ戦4部 |
12:40 | 対抗戦B | ●12-33○ | リーグ戦2部 |
13:30 | 対抗戦女子 | ○40-0● | リーグ戦女子 |
14:00 | 対抗戦選抜 | ○36-31● | リーグ戦選抜 |
対抗戦選抜は直前で何人かのメンバーが入れ替わりましたが、やはり帝京勢の活躍が目立ちましたね。
6トライ中4トライはHO堀越主将、SH尾畑選手、CTB矢富選手、FB尾嵜選手ら帝京勢。
中でも尾嵜選手の相手ノックォンの切り替えしからのトライは圧巻でした。
守備ラインを切り裂くその切れ味、そして相手の一瞬のスキを突く嗅覚はやはり一級品。
前日まで日本代表に帯同しており、殆どチーム練習には参加できなかったといいますが、そんな不安を吹き飛ばす圧巻のプレーでした。
同じく日本代表に帯同していた東海大FB野口選手との”FB対決”も見てみたかったですね。
そして、対抗戦選抜へ5人を輩出した慶応勢もSO古田選手、FB丹治選手の活躍は光りました。
特に丹治選手は今シーズン初めてプレーを見ましたが、昨年よりも一回りスケールが大きくなっている気がします。
大きなストライドから繰り出すライン参加は見応え十分。
揃って選抜チームに選ばれた古田選手、CTB堀越選手と織り成すバックスラインは今季の対抗戦を席巻しそうです。
そして、早稲田から唯一選出されたFL加藤主将も見事トライを記録し、意地を見せてくれました。
栄えあるMVPは途中出場ながら前述の価値あるトライを生み出した帝京大FB尾嵜選手が選ばれました。
昨シーズンはリーグ戦が大勝したオールスター戦ですが、今季は対抗戦の4年ぶりの勝利で終わり、これにて春シーズンの日程が終了しました。
各校は今後テスト期間を挟み、いよいよ夏合宿シーズンへ突入します。
春シーズンで明るみになった課題を夏合宿でどのように克服し、来る秋シーズンに臨むのか。
夏合宿の様子も追っていきたいと思います。