japansevens2017

15人制の春シーズンがおおかた終了し、各チーム夏合宿への準備をする時期となりました。

しかし、夏シーズンに入る前にまだこの大会が残っています。

それが“ジャパン・セブンズ”。

なの花薬局」を冠スポンサーに迎え、国内唯一の賞金大会として知られるセブンズの大会です。

主催の日本協会ホームページで参加チームの登録メンバーが発表されましたので、大学チームを中心にご紹介したいと思います。

 

なの花薬局ジャパン・セブンズ2017

大会概要

大会名称 なの花薬局ジャパンセブンズ2017
開催日時 2017年7月2日(日) 9時20分〜18時30分
試合会場 秩父宮ラグビー場
【出場チーム】
大東文化大学 (なの花薬局ジャパンセブンズ2016 優勝)
早稲田大学 (第58回YC&AC JAPAN SEVENS 優勝)
明治大学 (第18回東日本大学セブンズ 優勝)
神奈川タマリバクラブ (東日本クラブセブンズ2017 3位)
同志社大学 (関西セブンズフェスティバル2017 準優勝)
福岡工業大学 (第55回九州セブンズ大会 優勝)
北海道バーバリアンズ (ピリカモシリセブンズラグビーシリーズ2016 準優勝)
朝日大学 (東海学生セブンズ2017 優勝)
愛媛県選抜 (第71回国民体育大会 優勝)
セブンズ・デベロップメント・スコッド(SDS) (日本協会推薦)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ (日本協会推薦)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ (日本協会推薦)

 

第1回大会は1993年と意外(?)に長い歴史を持つこの大会。

以降世界大会に枠を広げたり、高校大会へと枠を縮めたり、これまで拡大と縮小を繰り返してきましたが、2013年以降は社会人、大学、クラブの強豪が集う大会となり徐々に定着しつつあります。

 

昨年の優勝チームは大東文化大学。

決勝で15人制の王者帝京大学を33-28と破り見事初優勝を果たしました。

一方、敗れた帝京は2014年から3年連続で準優勝となかなかセブンズでは結果を出せていません。

グループリーグ組分け

プールA プールB プールC プールD
大東文化大 SDS トヨタ自動車 神戸製鋼
神奈川タマリバ 早稲田大 愛媛県選抜 明治大
同志社大 北海道バーバリアンズ 福岡工業大 朝日大

 

大会フォーマット

<予選プール(各プール総当たり方式、勝ち点制にて実施)>

  • 勝ち点は勝利:3 引分け:2 敗戦:1 棄権:0とする。
  • 各プール、獲得勝ち点数により順位を決定する。
  • 勝ち点が同じ場合は、次の各号の順で順位を決定する。

①トライ数の多いチーム

②トライ後のゴール数の多いチーム

③コイントス

  • 各プールの1位、2位チームはカップ・プレートトーナメントへ進出する。
  • 各プールの3位チームはボウルリーグへ進出する。

 

1位、2位がカップ・プレートトーナメントに進出という事で、まずは1勝する事が突破への最低条件となりますね。

 

参加チーム登録メンバー

それでは主要大学の登録メンバーを見ていきましょう。

早稲田大学

登録 選手氏名 出身校 学年 身長 体重
背番号       cm kg
加藤 広人 秋田工 4年 186 103
8 丸尾 崇真 早稲田実 1年 182 89
9 齋藤 直人 桐蔭学園 2年 165 75
10 岸岡 智樹 東海大仰星 2年 173 85
11 古賀 由教 東福岡 1年 176 81
12 中野 将伍 東筑 2年 186 100
13 黒木 健人 高鍋 4年 179 94
14 中野 厳 早大学院 4年 170 77
15 桑山 聖生 鹿児島実 3年 185 98
21 吉岡 航太郎 國學院栃木 4年 164 75
22 野口 祐樹 太田 4年 170 83
23 作田 蓮太郎 早稲田実 4年 175 75

◎キャプテン

4月2日に行われたYC&ACセブンズで優勝を果たした”ワセダ”

初戦で2013~2015年に同大会で3連覇を果たした強豪流通経済大を破って波に乗ると、青山学院、北海道バーバリアンズと破り、決勝では2連覇を狙った東海を28-24と撃破。

実に34年ぶりとなる王座を勝ち取りました。

 

そして、その翌週に行われた東日本大学セブンズでは決勝トーナメント1回戦であの帝京を19-12で下すなど、セブンズに限れば今季は好成績を残しています。

 

今回のメンバーもその大会で主力として活躍した齋藤選手岸岡選手中野(将)選手の2年生トリオにエース桑山(聖)選手、そして今回は怪我のため4月の大会に出られなかった加藤主将もエントリーされました。

中でも一番の注目は黄金ルーキー古賀選手でしょう。

彼のスピードと強靭な足腰はセブンズで生かされる要素が満載。

ボールを持つ機会の増えるセブンズでグラウンドを縦横無尽に駆け抜ける姿が今から目に浮かびます。

他のメンバーを見ても本気モードで臨む意気込みが伝わってくる構成になっており、今季セブンズ大会2冠目を狙うには十分な布陣です。

 

明治大学

登録 選手氏名 出身校 学年 身長 体重
背番号       cm kg
6 朝長 駿 長崎北陽台 3年 181 99
7 佐藤 諒 國學院久我山 2年 178 94
渡部 寛太 北条 3年 186 92
9 福田 健太 茗渓学園 3年 173 80
10 松尾 将太郎 東福岡 2年 170 84
11 廣渡 将 東福岡 2年 175 77
12 山﨑 洋之 筑紫 2年 173 83
13 渡邉 弐貴 國學院栃木 3年 175 90
14 竹田 直輝 明大中野八王子 4年 171 86
15 石川 貴大 報徳学園 1年 181 90
22 山本 龍亮 桐蔭学園 1年 180 98
23 森 勇登 東福岡 1年 174 84

 

4月9日に行われた東日本大学セブンズ。

セブンズの練習は殆どしていないという中で、流通経済、大東文化、東海など強豪を連破し、初のタイトルを勝ち取った明治

春季大会でも好調を維持するなど、まだ道半ばながら“NEW MEIJI”は確実に進化を続けています。

 

今回の登録メンバーは4年生がわずか1人と比較的若いメンバーで臨みます。

とは言え、殆どが15人制でも主力を張るメンバー構成となっており、早稲田と同様に“本気モード”である事は間違いありません。

注目は今季春季大会で衝撃的な活躍を見せている山﨑選手石川選手山本選手森選手の1年生トリオです。

山本選手は15人制ではまだあまり目にする機会がありませんが、先の東日本大学セブンズでは大活躍したとの事で、桐蔭学園から鳴り物入りで入部した逸材、そのプレーに注目です。

 

大東文化大学

登録 選手氏名 出身校 学年 身長 体重
背番号       cm kg
6 湯川 純平 御所実 3年 181 91
12 星野 大紀 中部大春日丘 2年 176 94
5 タラウ・ファカタヴァ ティマルボーイズ 3年 194 120
9 南 昂伸 御所実 1年 164 69
中川 和真 函館工 4年 173 78
4 シオペ・ロロ・タヴォ ウェズリー 1年 190 100
8 アマト・ファカタヴァ ティマルボーイズ 3年 195 118
14 盛田 気 日川 4年 180 88
11 岡新之助タフォキタウ トンガ 4年 173 81
7 服部 鋼亮 中部大春日丘 2年 182 99
10 大矢 雄太 中部大春日丘 3年 175 83
13 鈴木 匠 札幌山の手 1年 182 78

 

昨年度の大会で王者帝京を33-28で下し初優勝を果たした大東文化

大車輪の活躍を見せたSH小山大輝、WTBホセア・サウマキは卒業したが、今年のメンバーも実力は揃いです。

圧倒的なフィジカルを誇るファカタヴァ兄弟に今年加入したシオペ・ロロ・タヴォ選手の留学生勢に、15人制でも息のあったプレーを見せる南選手大矢選手のハーフバック団。

そして、先週行われた関東大学オールスター戦でもリーグ戦選抜のFBとして活躍した中川選手

多士済々なメンバーがエントリーし、2連覇を目指します。

 

同志社大学

登録 選手氏名 出身校 学年 身長 体重
背番号       cm kg
2 平田 洋輔 福岡 3年 176 88
7 野中 翔平 東海大仰星 4年 183 98
9 原田 健司 修猷館 2年 170 80
10 髙井 勇貴 福岡 4年 170 75
11 鶴田 桂樹 日川 4年 172 79
光部 修平 名古屋 4年 177 85
13 髙澤 正徳 茗渓学園 4年 173 87
14 山口 修平 同志社香里 3年 183 95
15 安田 卓平 同志社 3年 177 77
21 内田 彩貴 筑紫 4年 169 78
22 山本 雄貴 同志社 2年 178 83
23 山本 翔 カンタベリー・カレッジ 3年 173 85

 

4月1日と2日に行われた関西セブンズ決勝で日本代表スコッドに21-22と肉薄した同志社

準決勝では宿敵天理を撃破するなど、自在なバックス展開を持ち味とする同志社にとってセブンズはまさに主戦場とも言える競技ではないでしょうか。

今回の登録メンバーも大会MVPに輝いた鶴田選手など関西セブンズの主力メンバーがずらり。

そして今大会と同日に行われる関西春季トーナメント3位決定戦(対天理)の出場を回避して今大会への出場を決めた野中主将安田選手など15人制の主力メンバーも参戦します。

 

全国の強豪相手に“関西の雄“がどこまで戦えるのか。

ここにも注目です。

 

さらに詳しい概要、チケット情報はこちら⇒日本ラグビーフットボール協会HP

 

試合結果はこちらから⇒【セブンズ日本一決定!】ジャパン・セブンズ2017試合結果

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