こんにちはなんくるナイトです。
前回お伝えした関東大会に続き三冠王者東福岡が属する九州大会も今週決勝戦を迎えました。
この大会も3月に行われる選抜大会の予選を兼ねています。
激戦地九州の代表に名乗りを上げたのはどこの高校か。
勝ち上がりを追って行きたいと思います。
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第39回木元杯全九州高等学校新人大会
赤字:2016年度花園出場校
1回戦 2017年2月18日
佐賀工(佐賀1位) 96 ― 0 コザ(沖縄2位)
前半 46-0
後半 50-0
鹿児島実(鹿児島1位) 66 ― 0 岱志(熊本2位)
前半 33-0
後半 33-0
大分舞鶴(大分1位) 19 ― 0 長崎北陽台(長崎2位)
前半 12-0
後半 7-0
高鍋(宮崎1位) 27 ― 0 筑紫(福岡2位)
前半 17-0
後半 10-0
熊本西(熊本1位) 42 ― 5 鹿児島工(鹿児島2位)
前半 21-5
後半 21-0
東福岡(福岡1位) 98 ― 0 大分東明(大分2位)
前半 53-0
後半 45-0
長崎南山(長崎1位) 62 ― 12 日向(宮崎2位)
前半 31-7
後半 31-5
名護(沖縄1位) 19 ― 0 鳥栖工(佐賀2位)
前半 12-0
後半 7-0
初戦は全て各県大会優勝チームが2位チームを破る結果となりました。
結果も殆どが大差となっており、県内の1位チームと2位チームの実力差が浮き彫りになった形です。
一回戦屈指の好カードと見られた大分舞鶴対長崎北陽台の名門校同士の激突は強力FWの大分舞鶴が展開ラグビーの北陽台をシャットアウトし見事勝利を飾りました。
選抜大会に出場するには一回戦を突破する事が絶対条件のため、長崎北陽台はここで選抜への道が閉ざされる結果となってしまいました。
我らが沖縄代表はコザが佐賀工の前に完敗を喫するも、名護高校が初戦を突破し、選抜出場へ一歩前進しました。
準々決勝 2017年2月19日
佐賀工(佐賀1位) 43 ― 13 鹿児島実(鹿児島1位)
前半 17-6
後半 26-7
大分舞鶴(大分1位) 26 ― 7 高鍋(宮崎1位)
前半 5-7
後半 21-0
熊本西(熊本1位) 0 ― 85 東福岡(福岡1位)
前半 0-32
後半 0-52
長崎南山(長崎1位) 48 ― 10 名護(沖縄1位)
前半 17-10
後半 31-0
翌日に行われた準々決勝は全て花園でもおなじみの高校同士の激突となったが、接戦となったのは舞鶴対高鍋のみ、それ以外は全て大差がつく結果となりました。
福岡、佐賀、大分、長崎と高校ラグビー界でも強豪県に属する高校がそれぞれ底力を発揮しました。
昨季高校三冠を達成した東福岡はここまで183得点で無失点と今年も圧巻の強さを見せつけています。
名護は前半こそ長崎南山相手に接戦を演じたものの、南山の攻撃力が爆発した後半に突き放され、終わってみれば大差での敗戦となりました。
しかし、5位決定トーナメントへ進む事となり、選抜への道はまだ残されています。
準決勝 2017年2月21日
佐賀工 28 ― 19 大分舞鶴
前半 14-7
後半 14-12
東福岡 61 ― 28 長崎南山
前半 35-0
後半 26-28
佐賀工と舞鶴の名門対決は接戦の末、佐賀工に軍配が上がりました。
そしてもう一つの準決勝では東福岡が長崎南山を相手に61得点とここでも強力な破壊力を見せつけ決勝進出。
しかし、敗れた長崎南山も“ヒガシ“相手に後半だけで4トライ28得点と、攻撃力は全国で通用する力を見せつけました。花園をかけた長崎北陽台との県内ライバル対決も今年はおもしろくなりそうですね。
決勝 2017年2月22日
佐賀工 7 ― 28 東福岡
前半 7-14
後半 0-14
ここ最近、九州大会を圧倒的な力で制してきた東福岡にとっては、優勝したとはいえ、この結果は決して満足できるものではないでしょう。
当日天候が雨だったためミスが多く、なかなかリズムに乗れなかったとの事ですが、それでも優勝してしますあたりはさすがの一言です。
しかし、常に全国制覇を見据える東福岡にとっては、選抜大会連覇に向けて整備が急務です。
佐賀工は近年全国でなかなか結果が出せていない中、“ヒガシ“相手にこの舞台で接戦を演じる事が出来たのは今後の自信になる事でしょう。
九州地区で”横綱ヒガシ”の独走に待ったをかける存在として今後の活躍に期待がかかります。
選抜大会出場校
この大会も3月から行われる高校選抜大会の予選も兼ねており、昨季東福岡の活躍で出場枠が一つ増え、6位チームまでが選抜大会の出場権を獲得します。
3,4位決定戦、5,6位決定戦の結果、参加校は以下の通りとなりました。
優勝 :東福岡高校
準優勝:佐賀工業高校
3位 :長崎南山高校
4位 :大分舞鶴高校
5位 :高鍋高校
6位 :名護高校
名護は2回戦で敗れた後、5位決定トーナメントの初戦で熊本西と7-7と接戦を演じ、抽選の結果で勝ち上がりが決まり6位以内を確保。
今年18回目を数える選抜大会において、沖縄県勢としてついに悲願の初出場を果たしました。
“ラグビー不毛の地“沖縄で近年メキメキと力をつけ躍進を続ける名護高校。
まずは選抜大会での“1勝“を目指し、晴れの舞台へ臨んでほしい思います。