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第3節を迎えた関東大学ラグビー対抗戦。

2節までは昨季の上位校と下位校に明暗が分かれ、上位陣の充実ぶりが目立つ格好となりました。

今節の注目カードは早稲田対筑波。

この試合を中心に3節の結果を見て行きたいと思います。

 

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関東大学ラグビー2017 対抗戦A

第3節 試合結果

 

10月14日(土) 筑波 ●10-33○ 早稲田 秩父宮
  青山学院 ●5-89○ 帝京 秩父宮
 10月15日(日) 成蹊 ●0-87○ 明治 高崎浜川
  慶応義塾 ○49-22● 日本体育 高崎浜川

 

 

早稲田対筑波

ここで敗れると大学選手権出場に黄信号が灯る筑波と、連勝スタートながら帝京、慶応、明治戦を残すため、ここで負けると一気に窮地に追い込まれる早稲田。

どちらも絶対に負けられない戦いとあって大きな注目が集まりました。

徐々に対抗戦で戦えるメンバーが固定されてきた早稲田ですが、この日は加藤主将がFLからLOへ入り、7番のポジションには機動力で鳴らす幸重選手をチョイス。

筑波の圧力に対抗するためのディフェンス重視の布陣で臨みました。

実際、チームディフェンスに関しては大きな綻びも見せずしっかりと対応、見ていて安心感を覚える試合は強豪相手では久しぶりな感じがしました。

そして、ブレイクダウンも筑波の圧力を受けながらも1人目、2人目の寄り、そして押し込む意識も高く、ほぼ接点は制圧。

高速バックス陣の織りなすスピード展開をしっかりと演出しました。

この部分は春、夏シーズンから大きな改善が見られたと言えるでしょう。

 

しかし、、、課題となるのはやはりセットプレー。

スクラムでは筑波の上に突き上げてくるような組み方に対応出来ず、試合を通じて完全に劣勢。

ラインアウトはキャッチャーの前にことごとく筑波に入られ殆どクリーンキャッチが出来ず、獲得率は12本中6本の50%。

HO転向1年目宮里選手のスクラムコントロール、スローイングにおける経験不足は否めません。

下級生時代からボールキャリアーとしての能力、ワークレートの高さには定評があるため、強豪相手に対してこの能力を選択するかセットプレーの安定を選択するかはチームとしての考え方になるでしょう。

個人的には同郷沖縄出身の宮里選手の活躍には大いに期待をしているのですが。。。

いずれにしても、セットプレーがこの状態ではこれから続く上位勢相手には通用しません。

早期の改善が求められます。

 

一方のオフェンスは昨季から不動のメンバーがこの試合も躍動。

SH齋藤選手は日体、青学戦に続き獅子奮迅の活躍で攻守にわたって存在感を発揮すると、本職のFBに入って2試合目の黄金ルーキー古賀選手(東福岡)も効果的なライン参加を見せるなど完全にチームにフィット。

SO岸岡選手がやや精彩を欠いた印象はあったものの、それは求められるレベルが高いからに他なりません。

ここにWTB桑山兄弟(聖生、淳生)、FB梅津選手が絡んでくるとバックス陣はさらに層が厚くなり、考えるだけでワクワクする布陣になってきます。

 

次戦はいよいよ絶対王者帝京との激突。

夏合宿では0-82と完膚なきまでに叩きのめされた相手です。

近年大敗の続く相手に今年取り組んできたことがどこまで通用するのか。

楽しみなようで正直見るのが恐いんですが、しっかりと見届けたいと思います。

 

一方、敗れた筑波は早慶明に全敗となりよもやの3連敗。

フェイズを重ねてゴール前まで迫りながら苦し紛れにキックを蹴ってしまうなど、チームとしての戦い方に迷いが見られた印象です。

この試合に懸ける想いは相当なものだったと思われますが、全体を通じて鬼気迫るものが伝わってこなかったのは非常に残念でした。

この後、最終節で帝京戦を残しているだけに、4位以内確保は極めて難しくなったと言えるでしょう。

 

その他の試合

 

帝京、明治、慶応の上位陣はそれぞれ順当勝ちを収め3連勝。

 

慶応は日体の気迫の前に後半一時11点差まで迫られる時間帯があったものの、最後は底力を発揮し勝利を収めました。

この試合で7本中全てのGKを決めたSO古田選手のキックの精度は見事。

今後、競った展開が予想される中で慶応の大きな武器になるでしょう。

明治はルーキーCTB森選手(東福岡)が対抗戦初先発。

キレのあるランで自らトライを挙げるなど、随所にラグビーIQの高さを見せつける活躍を披露。

戦力の底上げにも余念がありません。

 

帝京は全く危なげなくと言ったところでしょうか。

 

勝敗表(第3節終了時)

対抗戦勝敗表2017

法政が中央を破り上位勢撃破を成し遂げたリーグ戦とは異なり、対抗戦は上位勢が3戦全勝、下位勢は3戦全敗ときれいに明暗が分かれる形となっています。

4位以内のボーダーラインが4勝3敗と考えると大学選手権の出場権はこの上位4校に絞られたといっても過言ではないでしょう。

ここからの注目は上位勢同士の直接対決。

冬にかけて目の離せないカードが目白押しです。

 

次節のカード

10月22日(日) 成蹊 - 青山学院 ニッパツ
日本体育 - 筑波 ニッパツ
10月28日(土) 慶応義塾 - 明治 秩父宮
早稲田 - 帝京 秩父宮

10月28日。

いよいよ今季の対抗戦を占う日がやってきます。

慶応、明治、早稲田、帝京の全勝校が秩父宮に集結。

早稲田対帝京は帝京有利に変わりありませんが、今年の慶明戦は本当に楽しみです。

“重戦車復活“明治の攻撃力が爆発するのか、慶応”魂のタックル”が突き刺さるのか。

この日は外出せずにテレビに噛り付きたいと思います。

 

対抗戦のスケジュールはこちら⇒【秋シーズン日程決定!①】関東大学ラグビー2017 対抗戦A・リーグ戦1部 試合日程

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