早くも3節が終了した関東リーグ戦1部。
序盤戦を振り返り今年の戦力図がある程度見えてきました。
ここまでの各校の戦いぶりを試合結果と共に振り返っていきたいと思います。
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関東大学ラグビー リーグ戦1部
試合結果
【第1節】
| 9月10日(日) | 中央 | ○45-36● | 拓殖 | 高崎浜川 |
| 法政 | ●49-52○ | 流通経済 | 高崎浜川 | |
| 9月17日(日) | 大東文化 | ○50-12● | 関東学院 | 熊谷 |
| 日本 | ●17-66○ | 東海 | キャノンG |
【第2節】
| 9月24日(日) | 日本 | ●14-33○ | 中央 | 秩父宮 |
| 拓殖 | ●7-47○ | 大東文化 | 上柚木 | |
| 東海 | ○76-7● | 法政 | 秩父宮 | |
| 流通経済 | ○35-26● | 関東学院 | 上柚木 |
【第3節】
| 10月8日(日) | 流通経済 | ○69-21● | 拓殖 | 秩父宮 |
| 関東学院 | ●7-69○ | 東海 | 秩父宮 | |
| 10月9日(月) | 中央 | ●21-47○ | 法政 | 上柚木 |
| 大東文化 | ○69-10● | 日本 | 上柚木 |
順位表(第3節終了時)
注目校の戦いぶり
東海大
下位チーム相手とはいえ、ここまで3試合共に10トライ以上と爆発的な攻撃力を見せつける東海大。
FB野口主将、PR三浦選手、CTB鹿尾選手ら日本代表経験者にLOロバーツ選手、No.8タタフ選手、WTBモエアキオラ選手ら強力な外国人留学生を誇る布陣は間違いなくリーグ戦随一。
夏シーズンでは慶應、明治に敗れるなど特にディフェンス面での脆さを露呈しましたが、しっかりとリーグ連覇に向けて照準を合わせてきた印象です。
中でも池田選手と鹿尾選手が織りなすセンター陣はリーグ戦No.1と言われるほど安定感抜群。
池田選手はタタフ選手と並びチームトップの6トライを挙げるなど攻撃力で魅せると、鹿尾選手は日本代表でも評価されたロケットタックルで強固な守備を披露。
下級生時代からコンビを組む2人の集大成としても今季の活躍に期待がかかります。
今夏の日本代表でも大活躍したFB野口主将も健在、この状態だと中盤戦も危なげなく、11月26日に組まれている大東大戦がリーグ連覇へ向け最大のヤマ場となる事でしょう。
流通経済
開幕戦で法政相手に壮絶な打ち合いに持ち込まれた流経大は、続く関東学院戦でも苦戦するなどここまで元気がありません。
夏合宿でも関西勢相手に結果が残せておらず、ここまで3連勝は記録していますが、上位陣との対戦が続く後半戦に向けては特にディフェンスの整備が急務です。
昨季リーグ最終戦の東海戦で見せた狂気のようなチームディフェンスの復活なくして、今季の選手権上位進出は厳しいものになりそうです。
大東大
苦戦の続く流経大と打って変って好調なのが大東大。
攻撃の核であるNO.8アマト・ファカタヴァ選手はここまで3試合で計9トライと大車輪の活躍を見せると、ルーキーWTBシオペ・ロロ・タヴォ選手もスタメン出場した日大戦では4トライとチームにフィット。
ファカタヴァ兄弟の兄タラウ選手が怪我で戦線離脱中とは言え、留学生勢が今年もアクセントとなり破壊力抜群の攻撃陣を構成しています。
ディフェンスも“狂気のタックラー”FL河野主将を筆頭にここまで2トライ以内に抑えており、今年は昨年以上にスクラムも計算できるとなれば、見えてくるのは1995年以来のリーグ戦制覇。
11月18日に迎える東海戦は事実上の優勝決定戦となりそうです。
法政大
開幕戦で昨季2位の流経大をあと一歩のところまで追い詰めた法政。
選手層も年々厚みを増してきており、今年は下位に沈むようなチームではありません。
東海には力の差を見せつけられ圧倒されたものの、続く中央戦では自慢の攻撃力が爆発。
序盤戦で唯一の上位勢撃破を演出しました。
ここに来て怪我で離脱していた東川主将、エースWTB中井健人選手らが復帰し、WTB根塚選手(東海大仰星)、FL吉永選手(東福岡)らタレント力抜群な新入生も徐々にチームにフィット。
大学選手権出場に向けて視界は良好です。
次戦は過去4年間勝てていない難敵大東大。
ここが大きなヤマ場となるでしょう。
次節のカード
| 10月21日(土) | 中央 | - | 関東学院 | 町田 |
| 東海 | - | 拓殖 | 町田 | |
| 10月22日(日) | 法政 | - | 大東文化 | しらこばと |
| 日本 | - | 流通経済 | しらこばと |
注目はやはり法政対大東文化のカード。
優勝を目指す大東大は東海戦を前に負ける事は許されず、また法政にとってはここで勝てば上位陣との戦いを全て終えた状態で2勝2敗の五分で折り返す事が出来ます。
古豪復活を印象づけるためにはリーグ戦TOP3の一角を撃破する事はマスト。
“新生オレンジ軍団“の躍動に期待しましょう。
リーグ戦日程はこちら⇒【秋シーズン日程決定！①】関東大学ラグビー2017 対抗戦A・リーグ戦1部 試合日程
