開幕から各校2試合を終えた関東大学ラグビー対抗戦Aグループ。
去年の上位校と下位校で早くも明暗が分かれる結果となっています。
上位校同士の戦いを前に各校どのような戦いぶりを見せているのか、結果と共に簡単に見て行きたいと思います。
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関東大学ラグビー2017 対抗戦A
第2週、3週試合結果
【第2週】
9月24日(日) | 筑波 | ●26-43○ | 慶応義塾 | キャノンG |
【第3週】
9月30日(土) | 帝京 | ○70-3● | 日本体育 | 秩父宮 |
10月1日(日) | 成蹊 | ●7-61○ | 慶応義塾 | 秩父宮 |
青山学院 | ●24-94○ | 早稲田 | 足利陸上 | |
明治 | ○68-28● | 筑波 | 秩父宮 |
勝敗表
各校の戦いぶり
帝京
帝京は初戦、第2戦と成蹊、日体を共に70得点で圧倒。
2試合で被トライ0と今年も順調な滑り出しを見せています。
特に成蹊戦では前日に行われたパナソニックとの練習試合に主力を投入したため、この試合はほぼ1.5軍の布陣で臨みながらのこの結果。
またフルメンバーで臨んだ日体大戦はFL安田選手(常翔学園)、SO北村選手(御所実)、FB奥村選手(伏見工)ら1年生トリオがそれぞれ活躍しており、戦力のベースアップにも余念がありません。
今年からプレースキッカーも務めるエースWTB竹山選手も得点ランキングに名を連ねる活躍を見せるなど今年も健在。
例年より仕上がりは順調と言えそうです。
早稲田
早稲田は開幕節こそ日体大の前に後半苦戦を強いられるも、青学戦では14トライの猛攻を見せるなど攻撃力が爆発。
FL加藤主将を筆頭にPR鶴川選手、HO宮里選手、No.8下川選手らFW陣はほぼ固定されつつあり、BK陣も夏シーズン途中に怪我で戦線離脱したSH齋藤選手、CTB中野選手ら昨季の主力組も復帰してきており、レギュラー陣の層は厚くなりつつあります。
課題はやはり強みとしなければいけないスクラム。
ここは2戦連続でスタメン出場を果たしているルーキーPR久保選手(筑紫)の成長に期待がかかります。
次節はフィジカルに強みを持つ難敵筑波。
昨季同様ここで快勝してチームとして波に乗りたいところです。
明治
やはり今年の明治は強い。
開幕節で青学相手に100点ゲームを見せると、2戦目となった筑波相手には前半こそ21-21の同点で折り返すも、後半に入ると自慢の攻撃力が爆発。
終わってみれば10トライの猛攻で難敵を難なく退けました。
この試合ではスクラムで筑波を圧倒し、豪華バックス陣も再三大外をブレイクするなどライン展開も冴え渡り、さらには途中出場のLO箸本選手(東福岡)、WTB石川選手(報徳学園)ら黄金ルーキーがインパクトを残すなど躍動。
今季の充実ぶりは群を抜いており、打倒帝京が現実味を帯びてきましたね。
慶応&筑波
慶応は開幕戦で筑波とぶつかる難しいシーズンインとなりましたが、危なげなく勝利した事でここから一気に波に乗りそうです。
次のターゲットは10月28日(土)の慶明戦@秩父宮。
ここが今季対抗戦の2位争いを占う大一番になるでしょう。
一方昨年5位に沈み大学選手権出場を逃した筑波は今季も苦戦を強いられています。
開幕から慶応、明治、早稲田と続く厳しい日程は、序盤は下位チームとの対戦が組まれる他強豪校と比べるとピーキングの難しさに明らかに差があり、毎年、“対抗戦”というシステムの犠牲になっている感が拭えません。
次節早稲田に敗れると早くも4位以内確保に黄信号が灯るため、全てを懸けて臨む必要が出て来ます。
地力のあるチームなだけに帝京戦のようにピークの状態でのぶつかり合いが見てみたいですね。
次節のカード
10月14日(土) | 筑波 | - | 早稲田 | 秩父宮 |
青山学院 | - | 帝京 | 秩父宮 | |
10月15日(日) | 成蹊 | - | 明治 | 高崎浜川 |
慶応義塾 | - | 日本体育 | 高崎浜川 |
今週の注目は何と言っても筑波対早稲田。
慶応、明治に敗れ既に2敗を喫している筑波は早稲田に敗れれば、帝京戦を残して3敗目となり、4位以内のボーダーラインとなる4勝が大きく遠のく事態となります。
ダークホースとして最後まで大学選手権争いに絡むにはこの試合は絶対に落としてはいけない一戦。
一方の早稲田も今季の帝京、明治、慶応の充実度を考えるとここで敗れる事になれば、4位以内確保へ一気に暗雲が立ち込めます。
シーズン序盤で早くも明暗が分かれる大一番。
マスト観戦ですね!(私はテレビですが、、、)
対抗戦のスケジュールはこちら⇒【秋シーズン日程決定!①】関東大学ラグビー2017 対抗戦A・リーグ戦1部 試合日程