kantoleague

先週末、関東大学ラグビーリーグ戦の2017年シーズンがいよいよ開幕。

先陣をきって登場したのは昨季最終戦でリーグ戦王者東海大を破りながら2位に終わった流経大、昨季入替戦という屈辱を味わい今季に復活を期す法政、そして昨季4位の中央大に5位の拓殖大。

今季は上位と下位チームの力の差が拮抗しており、開幕カードから注目の試合が続きます。

開幕戦を制したのはどこのチームだったのでしょうか。

 

スポンサーリンク

関東大学ラグビー リーグ戦2017

開幕節試合結果

9月10日(日) 中央大 ○45-36● 拓殖大 高崎浜川
  法政大 ●49-52○ 流通経済大 高崎浜川

高崎浜川グラウンドで有料ゲームとして行われたリーグ戦開幕節。

観衆は1400人と観客席は少々寂しい結果でしたが、試合はどちらも白熱したものになりました。

 

開幕ゲームは中大に軍配

まず、登場したのは昨季リーグ戦4位で大学選手権に出場した中央大に、昨季は5位に終わりながらも昨今成長著しい拓殖大。

中大は春シーズンに部員の麻疹感染の影響で春季大会を全試合棄権、出遅れた分チームとしての完成度に不安が残る中での開幕戦です。

昨年はこのカードの勝敗がそのまま最終順位に繋がった(※)だけにどちらも負けるわけにはいきません。

※どちらも3勝4敗勝点16で並びながら当該対戦の勝敗で中大が4位、拓大が5位という結果に。

 

中大は昨季の主力メンバーの多くが4年生で、今年はチームを作り直す必要があり、一方の拓大は主将のLOシオネ・ラマベイが負傷中とは言え、大型FWを中心としたフィジカルの強さは健在。

正直、個人的には拓大が有利と読んでいました。

 

試合は前半から攻撃力に勝る拓大が押し気味に試合を進めるものの、中大も前半終盤に連続トライを挙げて19-17と中大リードで折り返す。

そして、後半11分、14分にも拓大に連続トライを奪われ、一時は19-29と10点差をつけられながら、なおも食らいつき17分、26分の連続トライで逆転。

さらに34分に再び逆転を許すも、直後の36分に途中出場のFL鬼頭悠太選手が起死回生の逆転トライ。

試合終了間際にも1トライを追加し、最終スコアは45-36。

中大が実に8度もリードがひっくり返る白熱のシーソーゲームを制しました。

 

ディフェンス力には課題が残ったものの、中大の粘り強い戦いぶりは今年も健在。

昨年の4年生を中心とした“丸刈り旋風”のように、今年もリーグ戦に爽やかな旋風を巻き起こしてほしいと思います。

 

法政名門復活へ明るい兆し

そして、注目の第2試合は法政が登場。

こちらも凄まじい試合でした。

 

4年間なかなか結果が出せなかった谷崎体制に終止符を打ち、フォワードコーチから監督へ就任した島津監督が着手したのは“セットプレー”の強化。

昨年より陣頭指揮を取る苑田ヘッドコーチと二人三脚で今季名門復活を懸けます。

そして、初戦の相手は昨年リーグ2位の強豪流通経済大。

いきなり真価を問われる相手でした。

 

試合は開始早々、簡単にトライを奪われる嫌な展開。

しかし、そこからの展開は昨年までとは全く異なるものでした。

5分、14分とトライを奪い返すと、そこからはノーガードの打ち合いの様相に。

逆転を許してもすぐさま取り返し、突き離す展開で前半だけで5トライを奪い、35-26と予想を覆す奮闘を見せます。

 

東福岡三冠メンバーにして高校日本代表のルーキーFL吉永純也選手が相手外国人留学生を一発で仕留める好タックルを見せるなど、”新生オレンジ軍団”が躍動。

強豪相手の善戦にスタンドからも“法政コール”が随所に湧き上がります。

 

後半に入るとフィジカルに勝る流経大の前に劣勢に立たされる場面が目立ちだし、何度も点差が引っくり返る一進一退の攻防を繰り返すも、終了間際の40分。

法政持ち前の見事な展開ラグビーから最後はWTB斉藤大智選手がトライを奪い、ゴールも決まり49-47。

“法政の番狂わせ“を誰もが確信した瞬間でした。

 

しかし、、、

最後の猛攻に出た流経大の前に防戦を強いられた法政はロスタイム。

相手WTBヴィリアメ・タカヤワ選手の個人技を止める事が出来ず、次々とタックルを外され再逆転を許すトライを献上。

5分と長くとられたロスタイムに屈する形で、掴みかけていた金星が手からするりとこぼれ落ちる結果となってしまいました。

 

それでも、リーグ戦屈指の強豪相手に最後まで食らいついた法政フィフティーンの奮闘は見事の一言。

何度も逆転を許す中で、「ここまでか。。。」という思いが毎回頭をよぎるも、チーム一丸で取り返す姿には正直感動を覚えました。

 

52失点という事で、ディフェンス面での改善は当然必要になってきますが、スクラム、個々のタックル、ブレイクダウンの奮闘ぶりには今年に復活を懸ける気持ちが十分に伝わってきました。

 

そして、全7トライ中6トライがBKで挙げたトライ、そしてその全てがWTB、FBの“バックスリー“で奪ったものである事も、法政伝統の”展開ラグビー復活“に大いに期待を持たせてくれます。

 

この日躍動したバックス陣の中で最も輝きを放ったのがFB萩原蓮選手(東福岡)。

強靭な足腰とバネで自らのトライだけでなく、ラインブレイクから幾度も味方のトライチャンスを演出。

この選手は注目です。

ここに現在負傷離脱中のエースFB中井健人選手が復帰してきたとき、そして有望な新入生がフィットしてきたとき、どのような布陣となり、どこまでチーム力を伸ばしていくのか、今年の法政から目が離せません。

 

次戦の相手は王者東海大。

厳しい戦いが続きますが、テレビの前から渾身の“法政コール”を送りたいと思います。

 

次節のカード

9月17日(日) 大東文化大 - 関東学院大 熊谷
  日本大 - 東海大 キャノンG

 

 

スポンサーリンク
コメントを残す

CAPTCHA