昨季5年ぶりに全国の舞台へと返り咲いた関西学院大学

7位に沈んだ春季トーナメントから一転、リーグ3位への躍進、そして選手権準々決勝で見せた王者・明治への真っ向勝負は、『強い関学』を印象づけるには十分なインパクトを与えてくれました。

3年間の指揮を終え退任した牟田至前監督に変わり、今年3月まで現役トップリーガーだった小樋山樹氏を新監督へ迎え臨む新シーズン。

どのようなメンバーが関学の門戸を叩いたのでしょうか。

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2020年度新入部員一覧

PO氏名サイズ出身校代表歴
PR安達朋樹165/102大阪桐蔭
PR今村優太176/91関西学院
PR工藤政一173/94中部大
春日丘
PR前川吏六169/92関西学院
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HO
豊永慎之佑176/98大分舞鶴
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HO
西村優希172/100京都成章代表候補
PR
HO
FL
岡本 涼168/76東筑
HO里見聡次朗170/94報徳学園
HO
FL
兪 瑛士170/87関西学院
LO野矢健太郎178/90石見智翠館
LO濱崎真一183/82関西学院
LO田村 孔176/78関西学院
LO
FL
遠藤 慶180/88長﨑北陽台
LO
FL
下元陸幹175/82東筑
LO
FL
No.8
川内悠斗180/93中部大
春日丘
LO
FL
No.8
坂井俊哉175/84大分舞鶴
FL西村駿希172/80関西学院
FL藤川翔大169/80関西学院
FL木下裕翔164/82関西学院
FL國本周亮176/82関西学院
FL
CTB
永谷玲温168/72玉島
FL
SO
CTB
佐藤 然178/85中部大
春日丘
SH上田壮馬165/65中部大
春日丘
SH金築達也180/78報徳学園
SH西川潮音163/63東福岡
SH佐藤 陽171/59修猷館
SH中田祐暉166/68関西学院
SO齊藤綜馬170/76関西学院
SO
CTB
松田瑞樹172/75大分上野丘
SO
WTB
井下航輝169/65東筑
CTB冨岡 周174/83御所実業高校代表
CTB上和田仁176/85小倉
CTB
WTB
野村将大178/80大阪桐蔭
WTB大塚健太郎174/83関西学院
WTB近森貴一160/60関西学院
WTB
FB
加藤匠朗173/83関西学院
WTB
FB
泉谷尚輝177/75東海大仰星
Staff石井 雄大168関西学院
Staff渋谷 昴佑172関西学院

(情報元:関西学院大学ラグビー部HP)

総勢39人が今年新たに加入。

高校代表クラスは2人と、他強豪校と比較すると控えめですが、近畿地区を中心に多くの強豪校から主力クラスのメンバーが名を連ねています。

注目はこの選手たち!

身体を張れる”仕事人”たち

まずはフォワード陣。

フロントローには、『史上最大フォワード』を擁する京都成章を共同主将の一人として牽引した高校日本代表候補の西村優希選手。

花園Bシード中部大春日丘のスクラムの要・工藤政一選手。

大分舞鶴で2年生からレギュラーを確保した豊永慎之佑選手。

そして、2年生の頃から大阪桐蔭”不動の3番”として活躍し、2018年度の全国制覇を経験している安達朋樹選手。

ロックには、花園3回戦でAシード校の京都成章をノーシードながら最後まで追い詰めた石見智翠館の共同主将の一人・野矢健太郎選手。

バックローには九州の名門・長崎北陽台の中心メンバー遠藤 慶選手に、2018年度に岡山県勢として48年ぶりに花園3回戦へ進出した時の主力で、今季主将を務めた永谷玲温選手(玉島)らが加入。

全国区のスタープレーヤーはいないものの、チームに不可欠な”仕事人タイプ”の選手がずらり。

チームのために”身体を張れる”ことが何より求められる関学のカラーに合致した、的確な補強と言えるのではないでしょうか。

春から鍛えに鍛え、明治相手にも互角に渡り合うまでになった昨季のフォワード陣。

そのメンバーからPR原口浩明前主将ら、4人の主力が抜ける今季。

彼らがどこまでAチームに絡む活躍を見せてくれるのか、非常に楽しみです。

 

”鉄壁”のセンターコンビ

一方のバックス陣。

目玉となるのは、やはり御所実のCTB冨岡 周選手と大阪桐蔭のCTB野村将大選手でしょう。

準々決勝まで相手をノートライに封じ込めるなど、鉄壁の守備で花園を席巻した昨年度の御所実

そのチームで、守備の要として”黒衣の13番”に君臨したのが冨岡選手。

ロックオンした相手に鋭く突き刺さるタックルと、相手の隙を瞬時に見抜く嗅覚で、敵の突進を幾度となく阻み、カウンターラックの餌食にしてきました。

昨年5月に発表された高校日本代表候補ではメンバー外ながら、今年1月末の最終セレクション合宿に招集され、見事高校日本代表のメンバー入り。

この異例とも言える形で選出された選手は、バックス陣では桐蔭学園の優勝に貢献したCTB渡邉誠人選手とこの冨岡選手のみ。

彼らの花園での活躍がいかにセンセーショナルであったか、を示していると言えます。

2年生でウィングのレギュラーとして大阪桐蔭の全国制覇を経験し、3年生ではアウトサイドセンターとして花園で好タックルを連発した野村将大選手とのセンターコンビは、対戦校の脅威となること間違いなし。

関学にとっては頼もしいメンバーが加入したと言えるでしょう。

『高大連携』西の代表格

『高大連携』による一貫強化体制。

それを実践する大学として、東の代表格が”慶應義塾”なら、西の代表格はこの”関西学院”であることに疑いの余地はありません。

今年も”弟分”関西学院高校からは、チームの精神的支柱・HO兪 瑛士主将、セットプレーの中心・LO濱崎真一選手、エースFB加藤匠朗選手ら主力を含む16名(学生スタッフ含む)が入部。

彼らの代は、近畿大会で”ベスト4”へ進出、そして選抜大会では、強豪・佐賀工、浦和、秋田中央と同居する予選グループを全勝で通過し、準々決勝で後の花園Aシード・京都成章に12-19と肉薄するなど、全国でも上位クラスの実力を有した『黄金世代』。

冬の花園県予選では、ユース五輪セブンズ日本代表の”逸材”・山田響選手を擁したライバル・報徳学園に、14-19と敗れ惜しくも出場こそ逃すものの、その報徳は花園1回戦で歴代最多得点(162得点)を記録するなど爆発的な攻撃力を披露。

ロースコアとなった兵庫県の決勝が、いかにレベルの高い攻防だったかがよく分かります。

 

関西学院の代名詞と言えば、やはり”ディフェンス”。

倒れても即座に起き上がるリロードの速さ、低い姿勢から出足鋭く突き刺さるタックルなど、個々が高いディフェンス能力を有しているのはもちろんのこと、特筆すべきは、それを一人として手を抜くことなく全員が60分を通して遂行できる点。

ここに脈々と受け継がれてきた伝統を感じます。

花園で”ベスト4”と同校史上最高の成績を残した2010年度は、4年後関学大で主将となるFL鈴木将大選手、そして昨年のW杯戦士・No.8徳永祥尭選手が在籍。

彼らが中心となった2014年度、関学は関西Aリーグで全勝優勝を達成。

そして、昨年のチームで主力を張ったLO真砂大二郎選手、SO房本泰治選手、WTB本山泰地選手らは、花園でベスト8に入った2014年度の中心メンバー。

関学高のメンバーが充実している年はやはり強い。

今年新たに就任した若き指揮官・小樋山監督も、2006年度に主将としてチームを花園出場へ導いた”生粋の関学戦士”。

関学のDNAを受け継ぐメンバーを新たに迎え、目指すは2014年度以来となる6年ぶりの関西制覇。

朱紺軍団』の挑戦が始まります。

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