関西リーグ4位に終わるも、前半リードで折り返した天理戦を始め、随所にポテンシャルの高さを見せつけた関西学院大学

2014年度以来遠ざかる関西制覇へ向け、今年はどのようなメンバーが加入したのか。

新入生の顔ぶれと注目選手をポジション別に見ていきたい。

2021年度新入部員一覧

PO氏名出身校サイズ代表歴
PR市川晃己関西学院177/103
PR塩入奨真関西学院177/100
PR白澤大誠長崎北陽台181/105
PR高橋龍馬小倉176/106
PR橋場康大函館
ラ・サール
174/98
PR黄 世邏中部大
春日丘
180/100
PR
HO
的場天佑関西学院170/78
HO平生翔大関西学院173/100花園
優秀選手
HO
FL
古舘慧実瑠洛北173/80
LO田中大瑚関西学院176/95
LO趙 勇来​​​​​​大阪朝高181/96
LO堤 保澄京都成章180/90
LO中野喜介京都成章176/86
LO藤井崇弘石見智翠館182/92
FL稲垣直希石見智翠館178/89
FL甲斐悠太郎関西学院167/76
FL山下大吾佐野日大172/90
FL
CTB
山城蒼大大阪桐蔭183/93
FL吉田柊也中部大
春日丘
175/85
No.8竹内 和玉島184/79
No.8安永 稜大分舞鶴175/92
SH柿本知輝関西学院162/65
SH廣瀬 岳茗渓学園170/70
SH広田遥輝早稲田摂陵175/75
SO小松侑太郎土佐塾178/78
SO高見歩希関西学院163/68
SO徳永司也京都成章167/70
SO
CTB
澤田壮太郎尾道168/80
CTB川村祐太関西学院180/90
CTB松本壮馬石見智翠館173/83
CTB山本 快関西学院177/83
WTB須股草太御所実業167/70
WTB永久保守涼関西学院168/74
WTB
CTB
岩本大樹大阪桐蔭170/70
アナリスト林 龍太郎東筑176/-
トレーナー柳田洸人関西学院163/-
高校
コーチ
柳田郁人関西学院162/-
学生
スタッフ
朝岡拓海関東学院
六浦
167/-

(情報元:関西学院大学ラグビー部HP)

今年はスタッフ4名含む総勢38名が加入。

西日本の強豪校を中心に多くの有望選手が関学の門戸を叩いている。

中でも目を引くのは、全体の3分の1を占める”弟分”関西学院高のメンバー。

県予選決勝でライバル・報徳学園を圧倒し5年ぶりの花園出場を果たした昨年度のチームから、HO平生翔大主将、CTB山本快副将ら幹部陣を始めとする主力がこぞって入部。

HO兪瑛士主将、LO濱崎真一選手(共に関学2年)らを擁し選抜大会で”ベスト8”の結果を残した前年度から主力を務めてきた選手も多く、彼らの加入は関学にとって何よりも大きな補強と言えそうだ。

ポジション別注目選手

ここからは注目選手をポジション別に見ていきたい。

フォワード(FW)

フロントロー(PR/HO)

このポジションの注目は、今年の”目玉選手”平生翔大選手(関西学院)。

力強さと柔らかさを兼ね備え、フロントローから第3列までを高いレベルでこなす”現代型フロントロー”だ。

メンバー全員が愚直にタックルを繰り返す”タックラー集団”関学にあって、誰よりも走り、誰よりも身体を張る若き”闘将”。

高校代表クラスに相当する花園の『大会優秀選手』に、フッカーでは優勝した桐蔭学園の中山大暉選手(桐蔭学園)とただ2人選出された事実からも、この選手の凄みが伝わってくる。

自らを厳しく律し、背中と声でチームを鼓舞する姿はまさに天性のリーダー。

大学でも将来の幹部候補生として、1年目からチームへ活力をもたらせてくれるはずだ。

 

そしてプロップ陣には、

2年時から名門の③番を背負ってきた白澤大誠選手(長崎北陽台)、

花園3回戦の壁を打ち破った”ハルヒの①番”黄世邏選手(中部大春日丘)ら、

共に180cmを超す”大型PR”に加え、

迫力満点のランと屈強なスクラムで魅せる”関学の③番”市川晃己選手(関西学院)、

中学時代、”福岡県代表”の主力として、HO宮内慶大(東福岡⇒関大)、FB坂本公平選手(東福岡⇒明治大)らと共に『全国ジュニア大会』へ出場した高橋龍馬選手(小倉)、

など、将来性豊かな逸材が顔を揃えた。

このフロントローは、前主将のHO竹内海斗選手(天理)を始め前年度のチームから主力が総入れ替えとなるだけに、世代交代を進める意味でも彼らには1年目からAチームへ絡む活躍を期待したいところだ。

 

セカンドロー(LO)

今年の関学はこのポジションが熱い。


FL趙 勇来​​​​​​選手(大阪朝鮮)

部員数39名で花園ベスト4進出を果たした朝高の”ペネトレーター”。

No.8金勇哲主将(⇒明大)と並ぶフォワードの核として花園全試合フル出場。

 


LO堤 保澄選手(京都成章)

花園準V京都成章の⑤番。

屈強なフィジカルと豊富な運動量で本橋拓馬選手(⇒帝京大)と共に成章の”大型フォワード”を支えた。

 


LO中野喜介選手(京都成章)

セカンドローの貴重なバックアッパーとして昨冬花園全試合出場。

本橋・堤と共に強力なセカンドローを形成した。

中学時代は”京都府中学校代表”で主力を務め、堤選手とはその頃からの盟友。

 


LO藤井崇弘選手(石見智翠館)

智翠館”不動の⑤番”。

2年時から名門の主力を担い、昨冬花園でもLO西村秀斗選手(⇒天理大)との”ツインタワー”で輝きを放った。

中学時代は”大阪府スクール代表”の一員として『全国ジュニア大会』へ出場。

 


LO田中大瑚選手(関西学院)

関学の”FWリーダー”。

2年時に選抜大会を経験し、昨年は”不動の①番”として関学のセットプレーを支えた。

 

正直全員が注目選手と言えるこの陣容は、今年の関西勢の中でも間違いなくトップクラス。

新チームでは渡邉蓮選手(京都成章)が卒業し、昨季1年目から定位置を確保した野矢健太郎選手(2年・石見智翠館)を除くとAリーグ経験者が手薄なだけに、彼らの加入は非常に大きなものとなってきそうだ。

 

バックロー(FL/No.8)

バックローの注目は、吉田柊也選手(中部大春日丘)と稲垣直希選手(石見智翠館)の2人。

吉田選手は春日丘で2年時からレギュラーを張り、No.8福田大晟主将(⇒明大)と共に強力な第3列を形成。

献身的なサポートプレーと、レンジの広いタックルで同校初の花園ベスト8進出へ貢献した。

 

一方の稲垣選手も2年時から名門・智翠館のレギュラーを張り、第99回大会(2019年度)ではウィングとして、そして昨冬では第3列の一角として花園全試合出場。

高いアジリティを持つ攻撃的バックローだ。

 

また、このポジションでは彼ら以外にも、

ハードなタックルと抜群の運動量で2年時からレギュラーとして活躍した関学の”小兵フランカー”甲斐悠太郎選手、

県の”絶対王者”国学院栃木へ真っ向勝負を挑んだ佐野日大の主将・山下大吾選手、

玉島不動のレギュラーとして3年間花園へ出場し続けた竹内 和選手、

そして、強力フォワード擁する大分舞鶴の中核として2年時から⑧番を背負った安永 稜選手、

など実力者が揃う。

冨岡青選手(関西学院)が抜け空位となった”⑦番”の枠を巡り、熱い定位置争いが繰り広げられそうだ。

バックス(BK)

ハーフバック(SH/SO)

ハーフバックでは、

2019年度の花園でSH宮尾選手(⇒早大)と”2年生HB団”として活躍した徳永司也選手(京都成章)、

1年時から尾道の⑩番を背負い、昨年は副将としてチームを牽引した澤田壮太郎選手(尾道)、

巧みなキックでゲームをコントロールする関学の”司令塔&BKリーダー”高見歩希選手(関西学院)、

高知の強豪・土佐塾の司令塔にして主将・小松侑太郎選手など、

特に”⑩番”にスキルフルなタレントが顔を揃えた。

このポジションは昨季全試合でフル出場を果たした呉嶺太選手(大阪朝鮮)が抜けるだけに、1年目からの抜擢も可能性としては十分に考えられそうだ。

 

センター(CTB)

今年はこのポジションも熱い。


山本 快選手(関西学院)

関学の”副将&バックスの要”。

正確なプレースキックと相手の隙を巧みに突くランを武器に2年時から主力として活躍。

花園1回戦・盛岡工戦では、ハットトリックを始め全43得点中28点を記録した。

 


川村祐太選手(関西学院)

小柄な選手が揃う関学で唯一180cmを超す”大型バックス”。

飛距離の出るロングキックと力強いキャリーで、副将の山本選手と共に強力なセンターラインを形成。

県予選決勝の報徳戦では2トライを記録し、5年ぶりの花園出場へ大きく貢献した。

 


松本壮馬選手(石見智翠館)

卓越したリーダーシップで100人を超える大所帯を束ねた智翠館の主将。

突破力に優れるセンターとして2年時から名門の⑫番を背負い花園で活躍した。

 

いずれも将来の関学バックスを担う逸材揃い。

昨季全試合でコンビを組んだ徳岡虎太郎選手(4年・関西学院)、塩谷大稀選手(4年・京都成章)ら”主力組”に割って入る活躍を期待したい。

 

バックスリー(WTB/FB)

最後を飾るバックスリーには、御所実の”スピードスター”須股草太選手(御所実)、関学の”フィニッシャー”永久保守涼選手(関西学院)と、共に名門校で2年時からエースの役割を担ってきた俊英2人が名を連ねた。

3年間、最後尾からチームを支えてきたFB奥谷友規選手(京都成章)という”大黒柱”が抜けたこのバックスリーで、1年目から存在感を発揮することが出来るか。

高校の選手としては珍しくクラブチーム(SCIX)で研鑽を積んだ岩本大樹選手(大阪桐蔭)のプレーぶりも含め、是非注目していきたいところだ。

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