シーズン中のコロナ感染者発生に揺れる中、青学大、立教大にはしっかりと勝利を収め対抗戦6位の座を死守した日本体育大学。
2008年度以来の全国復帰を目指すチームへ、今年はどのようなメンバーが新戦力として加入したのか。
その顔ぶれと注目選手を見ていきたい。
2021年度新入部員一覧
PO | 氏名 | 出身校 | サイズ | 代表歴 |
---|---|---|---|---|
PR | 工藤隆誠 | 専大松戸 | 174/100 | |
PR | 矢部隆真 | 新潟工 | 176/108 | |
PR HO LO | 本宮大海 | 保善 | 185/96 | |
HO | 新垣敬史 | 美里工 | 163/100 | |
HO | 木村素晴 | 八戸西 | 172/92 | |
HO | 敦賀浩佑 | 北越 | 168/94 | |
HO | 藤田幹太 | 筑紫 | 175/85 | |
HO | 髙平結大 | 長崎北陽台 | 171/90 | |
HO FL | 萩原一平 | 中部大 春日丘 | 172/95 | |
LO | 清水荘一郎 | 報徳学園 | 188/107 | |
LO | 岸 佑融 | 玉川学園 | 190/100 | |
LO | 當山恭右 | 名護 | 180/80 | |
LO | 粟田駿也 | 高鍋 | 181/83 | |
LO FL No.8 | 大橋興太郎 | 九国大附 | 189/85 | |
FL | 大竹智也 | 桐蔭学園 | 175/80 | |
FL No.8 | 伊達雅紘 | 関西 | 176/90 | |
FL No.8 CTB | 日置啓太 | 平工 | 178/85 | |
FL CTB | 齊藤弘毅 | 流経大柏 | 174/85 | |
FL SO | 髙橋龍世 | 桐蔭学園 | 168/82 | |
SH | 日髙 柊 | 鹿児島工 | 168/66 | |
SH | 伏見永城 | 甲府工 | 165/70 | |
SO CTB | 勝目龍馬 | 佐賀工 | 164/71 | |
CTB FB | 本間正悟 | 大阪桐蔭 | 171/75 | |
WTB | 海原一郎 | 小倉 | 165/63 | |
WTB FB | 甲斐倖ノ助 | 九州学院 | 181/83 | |
WTB FB | 畠山史哉 | 宮古 | 176/78 | |
FB | 辰巳一輝 | 日体大柏 | 179/77 |
(情報元:日本体育大学ラグビー部HP)
今年は27名が新たに加入。
代表クラスこそ存在しないものの、桐蔭学園、中部大春日丘など名門の主力クラスが今年も多く名を連ねている。
ポジション別注目選手
フォワード(FW)
今年度の新入生は27名中、実に19名がフォワードの選手。
さらにそのうち7名が”フッカー”、5名が”ロック”登録とポジション毎の偏りが顕著な形となっている。
ただ、
・LO玉置将也前主将(熊野/現・クボタ)、HO北原寿哉選手(岡谷工/現・丸和運輸機関)ら絶対的な存在が卒業したこと
・昨年度はこのポジションを担う新入生の加入がなかったこと
これらを考慮すると、今季の補強意図は十分に頷ける。
個々の顔ぶれを見ても、
<フッカー>
・2年時には”第3列”として選抜大会に出場するなど、フィジカルに加え機動力にも秀でる萩原一平選手(中部大春日丘)
・名門・北陽台で1年時から花園を経験する髙平結大選手(長崎北陽台)、
・2019年度の『九州ブロックU17トライアウト』へ沖縄県から唯一人参加した新垣敬史選手(美里工)
<ロック>
・富島中時代は主力として『全国中学生大会(太陽生命カップ)』で5位入賞を果たし、高鍋でも2年時からフォワードの中核を担ってきた粟田駿也選手(高鍋)
・190cm/100kgと国際規格のサイズを誇り、2019年度の『TIDキャンプ』にも選出された”ビッグマン”岸 佑融選手(玉川学園)
・”不動の⑤番”として2年時から花園を経験する名護の副将・當山恭右選手(名護)
<それ以外のポジション>
・昨冬花園で2連覇を達成した桐蔭学園”不動の⑦番”大竹智也選手(桐蔭学園)
・日本代表・稲垣啓太選手(関東学大-パナソニック)、近藤芽吹選手(帝京大ー中部電力)など屈強なプロップを輩出する新潟工で2年時から”③番”を背負ってきたPR矢部隆真選手(新潟工)
・千葉の名門で2年時にはバックスのレギュラーとしても活躍したFL齊藤弘毅選手(流経大柏)
など、各ポジションに実力者が名を連ねている。
中でも個人的に注目したいのは、HO藤田幹太選手(筑紫)。
卓越したリーダーシップでチームを5年ぶりの花園出場へと導いた筑紫の”チームキャプテン”だ。
↓の動画は、コロナ禍で甲子園など”最後の大会”が中止となった他部所属のメンバーへ向けて語られたもの
このコメントからもこの選手の持つ知性と思慮深さ、そして他者を思いやれる人間性を窺い知ることができるが、それと同時に、彼ら去年の高校3年生が失ってきたものの大きさも改めて実感させられる。
コロナ禍の中でもがき苦しみながら、それを乗り越え、仲間と共に培ってきたそのスキルと人間力。
それらを是非大学の舞台で存分に発揮してほしい。
心からそう願う。
バックス(BK)
一方のバックスは登録人数8名と少ないが、
・九州の名門・佐賀工で②年時から”⑫番”を背負うSO/CTB勝目龍馬選手(佐賀工)
・バックスの要としてチームを引っ張り、『関東ブロックU17トライアウト』へチームから唯一参戦したSH伏見永城選手(甲府工)
・九州ブロック予選決勝へ進出した鹿工の”⑨番”日髙 柊選手(鹿児島工)
・”50m6秒1”の快足を誇り、”ファストマン”として2019年度の『TIDキャンプ』へ選出されたWTB海原一郎選手(小倉)
・『東北ブロックU17トライアウト』へ参加した快足ランナーWTB/FB畠山史哉選手(宮古)、
など、大学でさらなる成長が期待される選手が揃う。
日体大のバックスは、昨季のチームからSH本堂杏虎選手(國學院栃木/現・パナソニック)、SO高木陽太選手(府中西)らHB団の2人が揃って卒業した。
それだけに、SO勝目選手、SH伏見選手&SH日髙選手らそのポジションを担いうる選手たちには、是非1年目からAチームへ絡む活躍を期待したいところだ。
関東対抗戦の視聴方法について
今年の関東対抗戦も”J SPORTSオンデマンド”が、開幕節から最終節までLive配信を中心に全試合を配信してくれます。※見逃し配信あり
日体大戦の配信スケジュール
<11月8日(月)>
16:00~:立教大 vs 日本体育大 録画
<11月20日(土)>
16:00~:日本体育大 vs 青山学院大 録画
<11月27日(土)>
13:50~:筑波大 vs 日本体育大 Live
※月額1,980円で見放題
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