2019年日本開催ラグビーW杯の前哨戦ともいえる“リポビタンDチャレンジマッチ”がいよいよ今週幕を開けます。
相手はルーマニアとアイルランド。
アイルランドは先に行われたグループリーグ抽選会で同組に入る事が決定。
そして、ルーマニアはこれまた同組の欧州予選1位の枠に入る事が濃厚なチーム。
「日本協会でかした!」と言いたくなるほど的確すぎるマッチメークです。
この大会に臨む日本代表登録メンバー33名は先月発表されていましたが、今日初戦のルーマニア戦に臨むメンバーが発表されましたので、併せてご紹介したいと思います。
リポビタンDチャレンジカップ2017
日本代表登録メンバー
それではまずは5月29日に発表された登録メンバーのご紹介です。
FW | ||||||
名前 | 所属チーム | 出身校 | 身長 | 体重 | CAP | |
PR1 | 石原 慎太郎 | サントリー | 明治大 | 181 | 105 | 4 |
PR1 | 稲垣 啓太 | パナソニック | 関東学院大 | 186 | 116 | 13 |
PR1 | 山本 幸輝 | ヤマハ発動機 | 近畿大 | 181 | 118 | 3 |
HO | 庭井 祐輔 | キヤノン | 立命館大 | 174 | 102 | – |
HO | 日野 剛志 | ヤマハ発動機 | 同志社大 | 172 | 100 | 4 |
HO | 堀江 翔太 | パナソニック | 帝京大 | 180 | 104 | 49 |
PR3 | 浅原 拓真 | 東芝 | 法政大 | 179 | 113 | 5 |
PR3 | 伊藤 平一郎 | ヤマハ発動機 | 早稲田大 | 175 | 115 | 4 |
PR3 | 知念 雄 | 東芝 | 順天堂大学院 | 184 | 125 | 6 |
LO | 梶川 喬介※ | 東芝 | 福岡工業大 | 188 | 105 | 4 |
LO | ヘル ウヴェ | ヤマハ発動機 | 拓殖大 | 193 | 115 | 3 |
LO | 真壁 伸弥※ | サントリー | 中央大 | 192 | 119 | 34 |
LO | 谷田部 洸太郎 | パナソニック | 国士舘大 | 190 | 107 | 12 |
FL | ツイ ヘンドリック | サントリー | 帝京大 | 189 | 110 | 38 |
FL | 徳永 祥尭 | 東芝 | 関西学院大 | 185 | 100 | 4 |
FL | 松橋 周平 | リコー | 明治大 | 180 | 99 | 6 |
No.8 | アマナキ・レレイ・マフィ | NTTコム | 花園大 | 189 | 112 | 13 |
No.8 | リーチ マイケル | 東芝 | 東海大 | 189 | 105 | 47 |
※6月4日:梶川選手のコンディション不良により大戸選手(ヤマハ発動機)が追加招集
※6月5日:真壁選手の負傷離脱により大野選手(東芝)が追加招集
フォワードは合計18名。
その内2015年W杯組は稲垣、堀江、真壁、ツイ、マフィ、リーチら6名。
中でもリーチはW杯後の2016年は心身の休養に当て、代表活動を辞退をしていたため、実に1年半ぶりの代表復帰となりました。
現在はスーパーラグビーの強豪チーフスの一員としてNo.8の定位置を確保。
頼れる男が万を持して代表に復帰です。
さらに、我らが“沖縄の星“PR知念雄選手も代表入りを果たしました。
昨年代表デビューを果たし、先日行われたアジアラグビーチャンピオンシップにも選出されましたが、どちらも若手を中心としたメンバー構成となっていましたので、“ベスト布陣”での代表選出は今回が初めてと言えるでしょう。
“沖縄の星“として是非代表定着を狙って欲しいですね。
※知念選手の魅力についてはこちら⇓も併せてご覧下さい
一方、フォワード陣唯一の初キャップは庭井選手。
サンウルブズへ途中参戦ながらも、デビュー戦からバックロー並みの走力とフィジカルの強さから一気に注目を浴びました。
私は正直その試合を見るまで名前も知らなかった選手でした。
現在の代表主将にして“不動のレギュラー“堀江選手の牙城を崩せるか!?
その活躍に期待です。
そして、特筆すべきは出身大学の多様さでしょう。
18名の内、2名と複数選出されているのは帝京と明治のみで、後はそれぞれの大学から1名ずつの構成です。
中にはLO梶川選手(福岡工業大)、LO谷田部選手(国士舘大)、No.8マフィ選手(花園大)のように強豪校以外からも選出された選手もおり、“ダイヤの原石“は無名校にも多くいて、努力次第では大学名に関係なく、ジャパンへの道が開かれる事を改めて実感させられる結果です。
皆さん是非頑張ってほしいですね。
BK | ||||||
名前 | 所属チーム | 出身校 | 身長 | 体重 | キャップ | |
SH | 内田 啓介 | パナソニック | 筑波大 | 179 | 86 | 21 |
SH | 田中 史朗 | パナソニック | 京都産業大 | 166 | 72 | 58 |
SH | 流 大 | サントリー | 帝京大 | 166 | 71 | 4 |
SO | 小倉 順平 | NTTコム | 早稲田大 | 172 | 80 | 2 |
SO | 田村 優 | キヤノン | 明治大 | 181 | 91 | 42 |
SO | 松田 力也 | パナソニック | 帝京大 | 181 | 92 | 7 |
WTB | 江見 翔太 | サントリー | 学習院大 | 180 | 95 | – |
WTB | 福岡 堅樹 | パナソニック | 筑波大 | 175 | 83 | 17 |
WTB | 山田 章仁 | パナソニック | 慶應義塾大 | 182 | 88 | 21 |
CTB | デレック・カーペンター | サントリー | オークランド大 | 183 | 94 | – |
CTB | 立川 理道 | クボタ | 天理大 | 180 | 95 | 51 |
CTB | ウィリアム・トゥポウ | コカ・コーラ | ブリスベンステート高 | 187 | 101 | – |
CTB | ティモシー・ラファエレ | コカ・コーラ | 山梨学院大 | 186 | 98 | 4 |
FB | 野口 竜司 | 東海大学(4年) | 東海大仰星 | 177 | 86 | 8 |
FB | 松島 幸太朗 | サントリー | 桐蔭学園 | 178 | 87 | 22 |
バックス陣は合計15名。
その内、2015年W杯組は田中、田村、福岡、山田、立川、松島の6名。
そして現在全ポジションの中でFlと並び再激戦区と言っても過言ではないSHのポジションには田中選手、内田選手の常連組に、4月のアジアチャンピオンシップの際、初キャップで主将に抜擢された流選手がその座を勝ち取りました。
そして、スーパーラグビーで世界に通用するスキルを見せつけ、抜群の存在感を発揮している江見選手、CTBコンビとして体を張り続けているカーペンター選手、トゥポウ選手らサンウルブズ組が初選出となりました。
大学生から唯一選出された野口選手にも注目ですね。
ルーマニア戦メンバー
さぁそして6月10日(土)に行われる初戦ルーマニア代表との試合に臨むメンバーがこちらです。
1 | 山本 幸輝 | ヤマハ発動機 | 近畿大学 | 181 | 118 | 3 |
2 | 堀江 翔太 | パナソニック | 帝京大学 | 180 | 104 | 49 |
3 | 浅原 拓真 | 東芝 | 法政大 | 179 | 113 | 5 |
4 | 谷田部 洸太郎 | パナソニック | 国士舘大 | 190 | 107 | 12 |
5 | ヘル ウヴェ | ヤマハ発動機 | 拓殖大 | 193 | 115 | 3 |
6 | リーチ マイケル | 東芝 | 東海大 | 189 | 105 | 47 |
7 | 徳永 祥尭 | 東芝 | 関西学院大 | 185 | 100 | 4 |
8 | アマナキ・レレイ・マフィ | NTTコム | 花園大 | 189 | 112 | 13 |
9 | 田中 史朗 | パナソニック | 京都産業大 | 166 | 72 | 58 |
10 | 小倉 順平 | NTTコム | 早稲田大 | 172 | 80 | 2 |
11 | 福岡 堅樹 | パナソニック | 筑波大 | 175 | 83 | 17 |
12 | デレック・カーペンター | サントリー | オークランド大 | 183 | 94 | – |
13 | ティモシー・ラファエレ | コカ・コーラ | 山梨学院大 | 186 | 98 | 4 |
14 | 山田 章仁 | パナソニック | 慶應義塾大 | 182 | 88 | 21 |
15 | 野口 竜司 | 東海大学(4年) | 東海大仰星 | 177 | 86 | 8 |
16 | 庭井 祐輔 | キヤノン | 立命館大 | 174 | 102 | – |
17 | 稲垣 啓太 | パナソニック | 関東学院大 | 186 | 116 | 13 |
18 | 伊藤 平一郎 | ヤマハ発動機 | 早稲田大 | 175 | 115 | 4 |
19 | 大戸 裕矢 | ヤマハ発動機 | 立命館大 | 188 | 104 | 2 |
20 | ツイ ヘンドリック | サントリー | 帝京大 | 189 | 110 | 38 |
21 | 内田 啓介 | パナソニック | 筑波大 | 179 | 86 | 21 |
22 | 田村 優 | キヤノン | 明治大 | 181 | 91 | 42 |
23 | 松島 幸太朗 | サントリー | 桐蔭学園 | 178 | 87 | 22 |
マイケル・リーチがFLでマフィがNo.8、、、なんて心強いバックローでしょうか。。
田中ー小倉のHB団も楽しみですが、山田、福岡の両WTBもボールを持てば何かやってくれそうな感が満載ですね。
ルーマニアは今年欧州最強のフィジカルを持つと言われる強豪ジョージアを破るなど、着実に成長を続けているチームです。
特にスクラムは重いだけでなく、上手くズルく組んでくるチームとして知られています。
スクラムでの苦戦は避けられないかもしれませんが、まずは接点で互角に対抗し、HB団からのキックでかき回し、両WTBを前自由に走らせたいところです。
とにかく久しぶりのフルメンバーでの代表戦、ワクワクしますね。
試合日程
日程 | 対戦 | 時間 | 会場 |
6月10日(土) | 日本 vs ルーマニア(16位) | 14:40 | 熊本・えがお健康 |
6月17日(土) | 日本 vs アイルランド(4位) | 14:00 | 静岡・エコパ |
6月24日(土) | 日本 vs アイルランド(4位) | 14:40 | 東京・味スタ |
チケットはこちらから⇒日本ラグビーフットボール協会HP
<テレビ中継>
日本テレビ(地上波・全国) 6月10日(土)14:30~LIVE
J SPORTS4(衛星波・CATV) 6月10日(土)14:25~LIVE