ラグビーワールドカップいよいよ開幕!
激戦が繰り広げられるプール戦の順位予想。
日本の所属するプールAに続いてはニュージーランド、南アフリカが共存するプールBです。
プールB
組み合わせ
3連覇を狙う王国ニュージーランド(世界ランク:2位)と、3度目の世界一を目指す南アフリカ(4位)の優勝候補が共存するプールB。
近年は圧倒的にNZが優勢でしたが、7月に行われた南半球4か国対抗戦(チャンピオンシップ)では南アが試合終了間際にSHヤンチースのトライで17-17と引分けるなど、ここ直近の4試合は全て2点差以内の接戦
南アが確実に復活への道のりを歩んできています。
逆にNZはチャンピオンシップで豪に●26-47と完敗を喫し、アルゼンチン相手にも4点差で辛くも勝利(○20-16)し、結果1勝1敗1分の3位と振るわず。
8月17日の豪との再戦では36-0でリベンジ、9月に行われたトンガとのテストマッチでは92-7と圧倒していますが、浮き沈みが激しくこれまで見せてきたような安定感がありません。
ただ、メンバーを見てみると、FLリッチー・マコウ、SOダン・カーターら世界的スターは代表を去ったものの、アイルランド代表のSOセクストンと並び評される世界最高のゲームメーカーSOボーデン・バレットを筆頭に、FBベン・スミス、No.8キアラン・リードら世界一を知るメンバーは健在。
それに加え、核弾頭WTBリエコ・イオアネら2015年の連覇以降にスコッド入りした新戦力も続々と台頭しています。
層の厚さは間違いなく世界一。
開幕戦の翌日にいきなり行われるNZ対南アの直接対決(9/21@横浜)は、そのまま決勝戦のカードになる可能性もあり絶対に見逃せないゲームになりますね。
ちなみに私の予想は南アの勝利。
前回大会初戦で日本に金星を献上し屈辱にまみれた南アが、今回同じ轍を踏むことは考えづらい。
先の日本戦でもしっかり対戦相手を研究し、戦術を確実に遂行する能力の高さも証明しました。
恐らくNZ対策も万全。
気力充実の状態で臨み、そのまま王国を飲み込んでしまうことは十分考えられます。
間違いなく今大会予選プール屈指の好カード。
見に行ける人が羨ましいです。。
2強に次ぐ存在はイタリア(14位)です。
ただ、今年の6か国対抗では5戦全敗で4年連続の最下位に終わり、同大会の連敗記録は”22”まで伸びてしまいました。
2018年のテストマッチではジャパンにも敗退するなど、2015年以降の戦績はティア1国としては正直物足りません。
伝統的にフォワードが強いため、フィジカルを押し出す南アフリカとの真っ向勝負は見ものですが、一方で、前回大会でも同組に入り23-18と追い込まれたカナダ(22位)に足元をすくわれる可能性もあります。
”アズーリ”にはティア1としての意地を見せてほしいところですが、ここは、伝統国以外初開催、アジア初開催と”初物尽くし”の日本大会。
これまでの勢力図を覆す多くの番狂わせを期待してしまいますね。
6大会連続出場ながら、これまで1勝も挙げられていないナミビア(23位)は今大会に悲願の1勝を目指します。
世界ランクでほぼ同等のカナダとの最終戦は白熱しそうですね。
試合スケジュール
キックオフ | 対戦カード | 会場 |
---|---|---|
9月21日(土)18:45 | ニュージーランド v 南アフリカ | 横浜 |
9月22日(日)14:15 | イタリア v ナミビア | 花園 |
9月26日(木)16:45 | イタリア v カナダ | 博多 |
9月28日(土)18:45 | 南アフリカ v ナミビア | 豊田 |
10月2日(水)19:15 | ニュージーランド v カナダ | 大分 |
10月4日(金)18:45 | 南アフリカ v イタリア | エコパ |
10月6日(日)13:45 | ニュージーランド v ナミビア | 東京 |
10月8日(火)19:15 | 南アフリカ v カナダ | 神戸 |
10月12日(土)13:45 | ニュージーランド v イタリア | 豊田 |
10月13日(日)12:15 | ナミビア v カナダ | 釜石 |
順位予想
南アは初戦のNZを撃破しその勢いで全勝通過と予想します。
NZは初戦敗退後は残る3試合を危なげなく勝ち切り2位確保。
このプールはこの2チームで決まりでしょう。
そしてイタリアは上位2か国を脅かすには及ばないものの、カナダ、ナミビアには意地を見せつける結果となると予想します。