今大会随一の”死のグループ”と呼ばれるプールC。
どのチームにもベスト8進出の可能性があり、最も予想が難しいグループですね。
プールC
組み合わせ
今大会随一の”死のグループ”となったプールC。
それでも本命の座は優勝候補にも挙げられるイングランドで揺るぎません。
前回大会、開催国として史上初めて予選プール敗退という屈辱を味わったラグビーの母国イングランド。
前日本代表のエディー・ジョーンズがHCへ就任してからは、テストマッチ18連勝の世界タイ記録を達成するなど完全復活を遂げました。
しかし、ワールドカップイヤーとなる今季は欧州6か国対抗でウェールズに不覚を取り(●13-21)、スコットランド(△38-38)とは引分け2位に終わります。
直近8月に行われたテストマッチでもウェールズ相手にノートライで敗戦(●6-13)するなど脆さを露呈。
一時は”W杯2019年はNZとイングランドの2強”と言われていましたが、両国ともここまでは浮き沈みが激しい状態です。
ただ、そこは策士エディー・ジョーンズ。
”ピーキングのプロ”が本大会へどのようにチームのピークを持っていくのか。
腕の見せ所です。
個人的にはイングランドの誇る世界有数のバックス陣の大爆発が見たいところですが。。。
いずれにしても、グループリーグ敗退の可能性はまず考えられません。
そして、2番手争いに名を挙げるのは”シャンパンラグビー”フランスと前回大会4強のアルゼンチン。
1999年、2007年と二度にわたるNZ撃破、そして2011年大会の決勝戦では優勝したNZと1点差の死闘(●7-8)を繰り広げたように、前評判が低い時ほどその真価を発揮するフランス。
欧州6か国対抗の優勝は2010年以来遠ざかり、この4年間でも国際舞台で目ぼしい活躍は殆ど出来ていない”レ・ブルー”。
世界ランキングは8位まで後退しました。
ただそんな状態だからこそ、今大会での爆発をついつい期待してしまいます。
私は10月6日の対トンガ戦(@熊本)でシャンパンラグビー初観戦。
ナショナル・アンセム
”ラ・マルセイエーズ”
の大合唱が今から楽しみです。
そして一方のアルゼンチンも、ここ10年で最も進化したチームと評される強豪国。
2007年大会の3位、2015年大会でも4位に入るなど大舞台での強さは群を抜きます。
代表メンバーを中心に構成されるジャガーズでは、今季参戦4年目でスーパーラグビー準優勝の快挙を達成。
最高の雰囲気の中、”南米の雄”が本大会へ臨みます。
残る2チームも、近年メキメキ力を付ける大国アメリカと”ラグビー強国”トンガとこのプールは曲者揃い。
どの試合も番狂わせの可能性があり、”死のグループ”の名に相応しい最注目のプールですね。
試合スケジュール
キックオフ | 対戦カード | 会場 |
---|---|---|
9月21日(土)16:15 | フランス v アルゼンチン | 東京 |
9月22日(日)19:15 | イングランド v トンガ | 札幌 |
9月26日(木)19:45 | イングランド v アメリカ | 神戸 |
9月28日(土)13:45 | アルゼンチン v トンガ | 花園 |
10月2日(水)16:45 | フランス v アメリカ | 博多 |
10月5日(土)17:00 | イングランド v アルゼンチン | 東京 |
10月6日(日)16:45 | フランス v トンガ | 熊本 |
10月9日(水)13:45 | アルゼンチン v アメリカ | 熊谷 |
10月12日(土)17:15 | イングランド v フランス | 横浜 |
10月13日(日)14:45 | アメリカ v トンガ | 花園 |
順位予想
死のグループとは言えイングランドの首位突破は揺ぎ無いものと考えます。
第1戦がトンガ、第2戦がアメリカとどちらも格下相手となり、この2試合で勝利を挙げる事が出来れば、残るアルゼンチン戦とフランス戦は”どちらかで1勝”と考える事が出来ます。
この精神的余裕は大きく、さらにその2試合のインターバルも”中6日”と体力的にも有利な状態で戦う事が出来ます。
イングランドはスケジュールにも恵まれたと言えるでしょう。
そして2番手を争うのはやはりフランスとアルゼンチン。
プール初戦で激突するこの試合の予想が最も難しいのですが、、、
ここは2007年自国開催のW杯で開幕戦と3位決定戦でアルゼンチンに不覚を取ったフランスが、12越しにリベンジを果たすと予想します。
予想というかこれはほとんど希望ですね。。
世界を魅了する”シャンパンラグビー”の復活に期待したいと思います。