こんにちはなんくるナイトです。
先週開幕したスーパーラグビー2017。
参戦2年目のサンウルブズは開幕戦で前年度王者ハリケーンズに圧倒され、残念ながら黒星スタートとなりました。
次戦は前年度南アフリカカンファレンスで下位に沈んだキングズ。この試合での初勝利に期待がかかります。
ところで、いまさらながらの質問ですが、皆さん「ヒト・コミュニケーションズ」ってご存知ですか?
そう、言わずと知れたサンウルブズのスポンサー企業です。
ただ、これまでラグビー関係だけでなく一般的にも聞いた事がないといった人も多かったはず。(ってもう私だけですかね、、、!?)
という事で、私みたいに「乗り遅れた!」という人のために今さらながら我らがサンウルブズをスポンサーとして支えてくれている「ヒト・コミュニケーションズ」について調べてみました。
ヒト・コミュニケーションズとは
会社概要
会社名 | 株式会社ヒト・コミュニケーションズ |
資本金 | 73,781万円 |
上場証券取引所 | 東京証券取引所 市場第一部(証券コード 3654) |
設立年月日 | 平成10年 2月23日 |
代表者名 | 代表取締役 安井 豊明 |
事業内容 | 一般労働者派遣事業・有料職業紹介業・アウトソーシング事業 |
本社所在地 | 〒170-0013 東京都豊島区東池袋 1-9-6 |
TEL:03-5952-1111(代) FAX:03-5952-1112 |
(出典:ヒト・コミュニケーションズHPより抜粋)
東証一部上場会社で東京都豊島区に本社を置いており、流通・小売(家電等)分野、ブロードバンド(通信)分野等を中心に人材派遣・アウトソーシング・セールスプロモーション・人材紹介事業などを行っている企業のようです。
事業内容
販売・営業に特化したアウトソーシング事業
私たちヒトコムは“成果追求型の営業支援企業”として、お客様の顧客接点すべてをサポートいたします。
営業・販売・サービスに特化し長年培ってきた企画・運営・採用・教育のノウハウ、全国規模に渡る拠点網などを活かし、お客様の成果を追求いたします。・店頭販売・販促支援
・営業支援(訪問型・MD・ラウンダー)
・セールスプロモーション
・人材サービス
・コールセンター/多言語サポート
・訪日外国人向けサービス(インバウンド)
・観光人材サービス
・イベント・コンベンション運営(MICE)
売上高の構成
人材派遣業からスタートした同社ですが、同社HP記載の売上高の構成によると、そこだけに特化しているわけではなく、各種イベント、店頭販売など多様なアウトソーシング事業を現在は成長の軸にビジネスを展開している事が分かりますね。
一般の人材派遣会社とは一線を画すと言われるのも分かります。
社長のコメント
「終身雇用・正社員採用」が崩れ、雇用の流動化が進み、多様化する雇用・就業形態の一端を支える当社の社会的役割は、年々重要性を増してきております。
また、クライアントのみなさまから私たち人材サービス会社に対するご要望、期待される水準は、日に日に高度化・多様化しており、単なる人材(派遣スタッフ)の提供ではなく、募集、キャスティング、教育・研修、サポート業務に至るまで、戦略に裏付けされたトータルソリューションの提供が不可欠のものとなってきています。
まさに成果を追求する人材サービスの提供が求められているのです。
すなわちそれは若者層を中心にさま変わりする労働市場に的確に応え、雇用の創造と創出を図るとともに、当社自身が高度なノウハウに裏づけされた業務遂行能力を身に付け、クライアントのみなさまの「真に頼れる事業パートナー」となることと考えています。
代表取締役社長 安井 豊明
(出典:ヒト・コミュニケーションズHPより)
ラグビーとの関わり
上のコメントにも出て来た同社社長の安井氏、実は元ラガーマンなんですね。
しかも、当時九州で”敵無し”と言われていた地元大分の常勝黒衣軍団「大分舞鶴」高校出身で、厳しい練習に耐え抜き、高校3年時には“花園“こと全国高校ラグビー大会で準優勝を経験しています。(決勝で天理高校に敗れる)
その後、福岡大でもラグビーを続け、卒業後は富士銀行(現みずほ銀行)へ就職、大手家電量販店への転職を経てヒト・コミュニケーションズの社長として現在まで経営者の道を歩んできています。
また同氏は某新聞紙の取材でラグビーについてこう答えています。
「 ラグビーは身体が大きく当たりが強い選手ばかりを集めてもダメ。機能・役割ごとに適材適所で人材を配置し、一つにならなければ強くなれないスポーツです。しかも自己犠牲的要素が強い。
社会人になったときに一人一人が役割を全うし、「結果的にチーム全体で目的を達成できれば全て良し」といった姿勢で仕事に取り組めたのもラグビーのおかげです。
今はできるだけ自分を育ててくれたラグビーに恩返しがしたいという思いから、会社として、全国中学生大会の協賛を行っています。」
まさに”One for All, All for One”のラガーマン精神を持たれた方であり、その精神が経営手腕にも表れているんですね。
上述の通り全国中学生大会の協賛を2012年から続けてきており、ラグビーへの恩返しを以前から続けてこられています。
サンウルブズとのスポンサー契約
そしてそんな中、次の恩返しの場に選んだのがスーパーラグビーへ新規参入する日本チームへのスポンサーでした。
2015年12月21日に同社ホームページで一般社団法人ジャパンエスアール(日本のスーパーラグビー事業運営組織)とオフィシャルスポンサー契約を締結した事を発表したのです。
「スーパーラグビー」は、南半球のラグビー王国、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカを舞台に毎年2月から7月に行われる世界最高峰のラグビーリーグで、世界120ヶ国でのテレビ放送、シーズン合計250万人超の観客動員を誇り、世界中のラグビーファンを魅了しています。2016年シーズンより新たに日本、アルゼンチンが参戦し、5ヵ国、18チームからなる国際的なリーグとして年間王座を争います。
当社はスーパーラグビー日本チーム「サンウルブズ」のオフィシャルスポンサーとして、同チームの活動を支援し、スポーツの振興・活性化に貢献するとともに、より多くの方に当社並びに当社事業への関心を持って頂く機会を作りたいと考えております。
これにより、サンウルブズオフィシャルジャージの胸元には同社のロゴが入り、広くラグビーファンにその名が知られるようになりました。
(私は名前を知ったものの、どういう会社か今日まで良く理解していなかったのですが。。。)
他にも東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地方におけるサッカー復興の為に東北六県出身の現役Jリーガー有志立ち上げた“東北人魂”の協賛を行なったり、
女子カーリングチーム“redWINS”を立ち上げたりと(※2016年5月をもって活動停止)、ラグビーのみならず様々な分野でスポーツ振興に積極的に取り組まれています。
野球、サッカーと異なりラグビー、カーリングのように強化費に苦慮しているスポーツ界においては、このように競技に対して理解があり、応援、支援したいと名乗り出てくれる経営者というのは非常に心強い存在です。
近年では、スーパーラグビーへの参戦を決めたラグビー界、国内統一プロリーグ“Bリーグ”を発足したバスケット界など2019年日本開催のラグビーW杯、2020年の東京オリンピックに向けて、様々な分野で新たな取り組みがされています。
いちサラリーマンの私としては資金面での援助は限界がありますが、別の形で大好きなスポーツを支援できるような方法をいち個人としても考えていきたいと思います。