こんにちはなんくるナイトです。
いよいよ世界最高峰のラグビーリーグ、スーパーラグビーが開幕しました。
日本チームサンウルブズは参戦2年目。
参戦初年度の昨年はわずか1勝と18チーム中最下位に沈みました。
今年はスコッドの数を大幅に増やし、常にフレッシュな選手をフレッシュな状態で臨む体制を構築しました。
開幕戦は昨季のチャンピオンチーム、ハリケーンズ。舞台はホーム秩父宮です。
サンウルブズの2年目の戦いを追って行きます。
スーパーラグビー 2017 開幕節
試合結果
【2月23日(木)】 | ||
レベルズ(AU) | 18-56 | ブルーズ(NZ) |
【2月24日(金)】 | ||
ハイランダーズ(NZ) | 15-24 | チーフス(NZ) |
レッズ(AU) | 28-26 | シャークス(SA) |
【2月25日(土)】 | ||
サンウルブズ(SA) | 17-83 | ハリケーンズ(NZ) |
クルセイダーズ(NZ) | 17-13 | ブランビーズ(AU) |
ワラタズ(AU) | 19-13 | フォース(AU) |
チーターズ(SA) | 25-28 | ライオンズ(SA) |
【2月26日(日)】 | ||
キングズ(SA) | 26-39 | ジャガーズ(SA) |
ストーマーズ(SA) | 37-24 | ブルズ(SA) |
※NZ:ニュージーランドカンファレンス
AU:オーストラリアカンファレンス
SA:南アフリカカンファレンス
サンウルブズ初戦
会場となった秩父宮には天候にも恵まれ1万7000人超えと多くの観客が訪れました。
昨季のチャンピオンチーム、そして現役オールブラックスも複数名を連ねるハリケーンズを相手にどのような戦いを挑むか注目されましたが、
予想に反し(というか予想通りと言うべきなのか)、序盤からハリケーンズに圧倒される形となってしまいました。
意思統一があまり図られていないように見受けられる浅めのキックオフからボールをやすやすとキープされると、ボールを自由に動かされ、同じようなパターンで開始わずか10分間程で3トライを献上。
キックオフのキッカーを変更し、奥へ蹴り込むようになってから徐々にボールを持てるようにはなりましたが、ハリケーンズの早く鋭く前に出るディフェンスの前に要所要所でミスを連発。
その後もハリケーンズの怒涛の攻めの前に、次々にゴールラインを割られ、前半だけで計7トライを献上。
5-45と絶望的な点差をつけられてしまいます。
後半も相手の勢いを止める事が出来ずさらに6トライを献上。
それでも、ラスト10分を切ったところから途中出場のFL金正奎、“ライオンヘアー“FLブリッツがトライを決め意地を見せると、終盤のスクラムでは王者相手に押し込む姿も見られるなど、今後に期待を持たせる内容でした。
CTB立川理道共同キャプテン、SH田中史明、CTB田村優、FB松島幸太郎など主力不在の中で、“ロムー2世”の呼び声高いサヴェアとマッチアップしたトップリーグMVPのWTB中靏、途中出場でダイナミックなランを披露したFB江見など多くの若手選手がスーパーラグビーデビューを果たし、経験を積む事が出来ました。
さらに今年からスクラム専属コーチとなった長谷川慎コーチの下で鍛えたスクラムは一定の結果を出す事が出来、今年のチームの武器になり得る事を証明。
開幕前の準備期間が少なかったため、チームとして成熟するためにはもう少し時間が必要でしょう。
ただ、裏を返せばそれはまだまだ伸びシロがあるという事。
戦いは始まったばかり、がっかりするのは早いですね!
強さを見せるNZ勢
昨年5チーム中4チームがプレーオフに進出するなど圧倒的な強さを見せたニュージーランド勢。
開幕節でもNZ勢対決に敗れたハイランダーズ以外は全て初戦を勝利で飾り、オールブラックス勢以外にも続々と期待のホープが出現するなど層の厚さは世界随一。
今季もNZ勢を中心にリーグが展開されていきそうな気配です。
第2節の対戦カード
【3月2日(木)】 | ||
フォース(AU) | ー | レッズ(AU) |
【3月3日(金)】 | ||
チーフス(NZ) | ー | ブルーズ(NZ) |
【3月4日(土)】 | ||
ハリケーンズ(NZ) | ー | レベルズ(AU) |
ハイランダーズ(NZ) | ー | クルセイダーズ(NZ) |
ブランビーズ(AU) | ー | シャークス(SA) |
サンウルブズ(SA) | ー | キングズ(SA) |
ライオンズ(SA) | ー | ワラタズ(AU) |
【3月5日(日)】 | ||
ストーマーズ(SA) | ー | ジャガーズ(SA) |
チーターズ(SA) | ー | ブルズ(SA) |
サンウルブズの次戦の相手は昨年2勝13敗の17位と低迷したキングズ(SA)。
開幕節でもジャガーズの前に敗れており、チーム状態はいいとは言えません。
昨年は9節まで初勝利はお預けでしたが、今年は2節目での初勝利、これを期待するしかないでしょう!