2月にスタートしたスーパーラグビー2017も先週第9節を終了し折り返し地点まできました。

日本チームとして昨年から参戦している我らがサンウルブズですが、世界最高峰リーグでしかも今年は強豪ニュージーランド勢との戦いが組まれており、はさすがに苦戦は避けられていない状況です。

第3節までの経過は以前このブログでも書きましたので、今日は第4節以降の各チームの戦いぶりと国別の状況を見て行きたいと思います。

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4節~9節の結果

第4節

クルセイダーズ(NZ) 33-24 ブルーズ(NZ)
レベルズ(AU) 14-27 チーフス(NZ)
ブルズ(SA) 34-21 サンウルブズ(SA)
ハリケーンズ(NZ) 41-15 ハイランダーズ(NZ)
ワラタ-ズ(AU) 12-28 ブランビーズ(AU)
ライオンズ(SA) 44-14 レッズ(AU)
シャークス(SA) 19-17 キングス(SA)
ジャガーズ(SA) 41-14 チーターズ(SA)

 

サンウルブズは南アの古豪ブルズとアウェイで激突。

ブルズも今シーズンはここまで苦戦が続いていただけにアウェイとは言え勝星を付けたいところでした。

しかし、接戦には持ち込んだものの効率よく得点を重ねたブルズを最後まで捉える事が出来ず4連敗。

初勝利は次戦に持込みとなった。

 

この節は同グループ内のカードが多く組まれ、中でもNZ同士の対決が注目されたがクルセイダーズ、ハリケーンズがブルーズ、ハイランダーズに共に勝ち、今季の好調を印象付けた。

第5節

クルセイダーズ(NZ) 45-17 フォース(AU)
レベルズ(AU) 25-32 ワラタ-ズ(AU)
ブルーズ(NZ) 38-14 ブルズ(SA)
ブランビーズ(AU) 13-18 ハイランダーズ(NZ)
サンウルブズ(SA) 31-44 ストーマーズ(SA)
キングス(SA) 19-42 ライオンズ(SA)
チーターズ(SA) 30-38 シャークス(SA)
ジャガーズ(SA) 22- 8 レッズ(AU)

 

サンウルブズ南ア遠征2戦目の相手は強豪ストーマーズ。

この日は前節ブルズ戦と異なり、前半から大きくボールを動かしペースを掴む。

CTBカーペンター、FB江見、WTB福岡などの活躍で鮮やかなトライを何本も決め、前半をリードして折り返すが、後半に入ると勢いを取り戻したストーマーズの前に次々とゴールラインを割られ結局逆転負け。

しかし、アウェイの地でリーグ首位のストーマーズ相手に見せたこの勇敢な戦いは、今後へ向け大きな可能性を感じさせてくれた。

 

今節もNZ勢の勢いは止まらず、この日試合のあったクルセイダーズ、ブルーズ、ハイランダーズは全て勝利。

しかし一方で、AU勢は同じAUのレベルズに勝利したワラターズ以外は全敗と相変わらず元気がない状態が続いている。

南ア勢はストーマーズ、ライオンズ、シャークスが好調をキープしている。

第6節

ハイランダーズ(NZ) 51-12 レベルズ(AU)
ブルーズ(NZ) 24-15 フォース(AU)
チーフス(NZ) 28-12 ブルズ(SA)
レッズ(AU) 15-34 ハリケーンズ(NZ)
ストーマーズ(SA) 53-10 チーターズ(SA)
ライオンズ(SA) 34-29 シャークス(SA)
ワラタ-ズ(AU) 22-41 クルセーダーズ(NZ)

 

この節、サンウルブズはBYE week(休みの週)のため試合がなかった。

ハイランダーズ対レベルズ、ワラターズ対クルセイダーズなどNZ勢とAU勢の直接対決が多く組まれた今節だったが、結果はNZ勢の4戦全勝。

今季の両国間の充実度の差がそのまま表れる結果となった。

ここまで好調を維持する南ア勢のストーマーズ、ライオンズはいずれも勝利しリーグ首位の差を守った。

 

第7節

ハリケーンズ(NZ) 38-28 ワラタ-ズ(AU)
サンウルブズ(SA) 21-20 ブルズ(SA)
ハイランダーズ(NZ) 26-20 ブルーズ(NZ)
ブランビーズ(AU) 43-10 レッズ(AU)
シャークス(SA) 18-13 ジャガーズ(SA)
ストーマーズ(SA) 34-26 チーフス(NZ)
シャークス(SA) 46-41 キングス(SA)

 

bulls2ついにこの日がやってきました。

サンウルブズ今季初勝利!

相手は第4節アウェイで敗れたブルズ、そして舞台はホーム秩父宮。

ロースコアの好ゲームとなったこの試合は前半からサンウルブズの安定したセットプレーとこの日がデビュー戦となったNo.8ウォーレンボスアヤコの活躍などで優位に試合を運ぶ。

後半に一時逆転を許すが、後半から投入されたSO田村優の落ち着いたゲームメークと正確なキックで徐々にペースを引き戻し、終盤のWTB中靏のトライ、田村のPGなどで逆転。

最後は相手のPG失敗に助けられる形となったが、昨年に引き続きホームのファンに劇的勝利をプレゼントした。

南ア遠征で経験を積んだ若手選手や負傷離脱していたSO田村優、FB松島幸太郎が復帰するなど徐々に役者が揃い出したサンウルブズ。

次節からのNZ遠征に期待が持てる内容だった。

 

第8節

クルセイダーズ(NZ) 50- 3 サンウルブズ(SA)
レッズ(AU) 47-34 キングス(SA)
ブルーズ(NZ) 24-28 ハリケーンズ(NZ)
レベルズ(AU) 19-17 ブランビーズ(AU)
チーターズ(SA) 27-41 チーフス(NZ)
ストーマーズ(SA) 16-29 ライオンズ(SA)
ブルズ(SA) 26-13 ジャガーズ(SA)

 

初めてNZへ乗り込んだサンウルブズ。

遠征初戦の相手はここまで全勝と今季絶好調のクルセイダーズ。

前週の初勝利で勢いに乗りたかったところだったが、この日はクルセイダーズの前に攻守ともに何もさせてもらえず完敗。

どのポイントでも強烈なプレッシャー、どこからでもトライの取れる多彩なオフェンスの餌食となり、今季初めてノートライでの敗戦となった。

これが世界最強国NZのチームなのだと改めて感じさせられる内容だった。

 

第9節

ハリケーンズ(NZ) 56-21 ブランビーズ(AU)
ワラタ-ズ(AU) 24-26 キングス(SA)
ライオンズ(SA) 24-21 ジャガーズ(SA)
ハイランダーズ(NZ) 40-15 サンウルブズ(SA)
クルセーダーズ(NZ) 57-24 ストーマーズ(SA)
フォース(AU) 7-16 チーフス(NZ)
ブルズ(SA) 20-14 チーターズ(SA)
シャークス(SA) 9-9 レベルズ(AU)

 

NZ遠征第2戦の相手はハイランダーズ。

SH田中史明が昨年までプレーし、現日本代表HCジェイミージョセフが率いた2年前には優勝を掴みとった強豪。

苦戦は必死だったサンウルブズだったが、この日はデイフェンスで奮闘。

次々に襲い掛かる強力なランナーへ果敢なタックルで応戦。オフェンスでもヘル・ウヴェ、ティアキ・モリなどパワーランナーを中心にトライへあと一歩のところまで攻め込むなど前半33分まで3-7と互角な戦いを演じる。

前半終盤から後半にかけて連続失点を喫するが、試合終盤にはNo.8ブリッツ、WTBウォーレンボスアヤコがトライを奪うなど随所に前節からの成長を披露。

最終的に得点差は開く結果となったが、終盤に強い今季のサンウルブズを象徴する戦いを見せた。

順位表(第9節終了時点)

ニュージーランド

順位 チーム 試合 勝点
1 クルセイダーズ 8 8 0 0 36
2 ハリケーンズ 8 7 0 1 33
3 チーフス 8 7 0 1 33
4 ハイランダーズ 8 5 0 3 23
5 ブルーズ 8 3 0 5 17

 

ここまで圧倒的な力を見せつけているNZ勢。

リーグ全体を通して唯一全勝を守るクルセイダーズを始め、ハリケーンズ、チーフス、ハイランダーズと5チーム4チームが勝ち星先行と絶好調。

リーグ全体でもトップ3を独占しています。

中でもリーグ最多優勝を誇りながら近年低迷が目立ったクルセイダーズの躍進は目覚ましいものがあります。

ここに昨季チャンピオンのハリケーンズ、マイケル・リーチが所属するチーフス、2015年チャンピオンのハイランダーズが絡み、後半戦も激しい優勝争いを繰り広げて行くでしょう。

 

ブルーズも勝ち星にこそ恵まれていないが、調子を上げてきているため後半の巻き返しに期待です。

 

南アフリカ

1グループ

順位 チーム 試合 勝点
1 ストーマーズ 8 6 0 2 26
2 ブルズ 8 3 0 5 14
3 チーターズ 8 2 0 6 10
4 サンウルブズ 8 1 0 7 5

 

2グループ

順位 チーム 試合 勝点
1 ライオンズ 8 7 0 1 32
2 シャークス 8 5 1 2 24
3 ジャガーズ 8 4 0 4 20
4 キングス 8 2 0 6 10

 

ディビジョン1ではストーマーズが独走状態です。

強豪チーターズはシーズン序盤こそ好調でしたが、ここに来て5連敗と元気がありません。

第9節ではライバルのブルズにも敗れ2位の座を明け渡し3位に後退。

サンウルブズもこの後1勝、2勝を挙げる事が出来れば3位浮上も現実味を帯びてきます。

 

一方のディビジョン2は昨季のファイナリストライオンズが今年も好調です。

南ア勢との同一リーグ内の戦いを確実にものにしており、NZ勢が席巻する今季のリーグにおいて、ここまで全体4位と健闘。

昨季に続きプレーオフ進出へ視界は良好です。

ただ、ここにきて元気がないのはアルゼンチン代表を中心としたジャガーズです。

アウェイ3連戦を全敗と失速。

サンウルブズ、ジャガーズなど遠方に位置するチームにとっては過酷な遠征がもろに影響しており、これをどう乗り切るかがチーム浮沈のカギを握ります。

 

オーストラリア

順位 チーム 試合 勝点
1 ブランビーズ 8 3 0 5 17
2 レッズ 8 2 0 6 10
3 フォース 7 2 0 5 9
4 ワラターズ 8 2 0 6 9
5 レベルズ 7 1 1 5 7

 

ここまで不甲斐ない戦いを続けているのがAU勢です。

チームの若返りの過渡期にある強豪ブランビーズ、ワラターズがどちらも振るわず、フォース、レベルズなどの新興勢力もまだまだ他国と肩を並べるレベルには至っていません。

首位のブランビーズですら他リーグへ行くと下位に沈むレベルでは強国オーストラリアの名が泣きます。

以前のブログにも書きましたが、マイケル・フーパー、イズラエル・フォラウ、クェイド・クーパーら現役ワラビーズのスター選手にイマイチ覇気が感じられないのも、この状態に陥っている要因だと感じます。(バーナード・フォーリーは負傷から復帰後元気な姿を見せてくれていますが。。。)

 

スーパーラグビーを運営統括している”SANZAAR”は来季からのチーム編成を現在の18チームから15チームへ縮小する事を発表しています。

オーストラリアからも1チームが消滅対象になっています。

このまま指を加えて対象へセレクトされる訳には行きません。

特に下位へ沈むフォース、レベルズには後半戦での奮起に期待したいと思います。

そして、ブランビーズ、ワラターズには強豪チームとしてAUリーグを引っ張る活躍を見せて欲しいですね。

 

いよいよ戦いは今週末から後半戦に入ります。

このままNZ勢が他を突き離して走り続けるのか!?

南ア勢でライオンズ以外の台頭はあるのか!?

AU勢の巻き返しは!?

そして我らがサンウルブズの2勝目は!?

スーパーラグビーの後半戦にも注目です。

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