こんにちはなんくるナイトです。
第2節を迎えた”スーパーラグビー”。
我らがサンウルブズは開幕節で前回王者ハリケーンズに大敗を喫しました。
今節の相手は前回全体17位と低迷したキングス。
南アフリカ遠征で強豪との戦いを迎える前に、是非とも勝利を挙げたい相手です。
第2節の試合結果と他国の今シーズンの戦いぶりを見ていきたいと思います。
第2節試合結果
【3月2日(木)】 |
||
フォース(AU) | 26-19 | レッズ(AU) |
【3月3日(金)】 |
||
チーフス(NZ) | 41-26 | ブルーズ(NZ) |
【3月4日(土)】 |
||
ハリケーンズ(NZ) | 71-6 | レベルズ(AU) |
ハイランダーズ(NZ) | 27-30 | クルセイダーズ(NZ) |
ブランビーズ(AU) | 22-27 | シャークス(SA) |
サンウルブズ(SA) | 23-37 | キングズ(SA) |
ライオンズ(SA) | 55-36 | ワラタズ(AU) |
ストーマーズ(SA) | 32-25 | ジャガーズ(SA) |
チーターズ(SA) | 34-28 | ブルズ(SA) |
サンウルブズ手痛い敗戦
サンウルブズにとっては“第2のホーム“シンガポールにキングスを迎えて行なわれた第2戦。
ハリケーンズ戦で世界でも通用する力を証明したFL金正奎にFB江見翔太、そしてサンウルブズではデビュー戦となるSH田中史朗など今考えられうるベスト布陣で必勝を期して臨みました。
試合は当初の想定通り接戦にはなりました。
スクラム、ラインアウトでフォワードが確実にボール確保に成功すると、SH田中、SOクリップスのテンポのいいボール捌きからフォワード、バックス一体となりディフェンスラインを再三ブレイク。
幾度とゴール前まで迫ります。
しかし、あと少しのところでハンドリングミス、密集内でのボールコントロールの部分でミスを連発し、なかなか自分たちの形でトライを奪えません。
攻めているのになかなか得点を奪えない嫌な雰囲気が漂うサンウルブズとは対照的に、キングスには少ないチャンスを効率よく得点に結び付けられ、やられている印象はないのに得点はどんどん離されていく結果に。
頑張って点差を縮めては、簡単に得点されてまた離されるという見ている方もフラストレーションのたまる展開となり、結局最後までその差を埋める事は出来ず、今季の対戦相手の中で、唯一“星の計算ができる相手“に手痛い敗戦を喫してしまいました。
日本の誇る”両翼”福岡と中靏がそれぞれトライを奪い、スクラムでもハリケーンズ戦に続き優位に立つなど、今後の“武器”となりえるものが構築されつつあるのはわずかながら光明ですが、、、この敗戦のショックは大きいですね。。。
実際、”ボールポゼッション”は53%と47%とサンウルブズに軍配が上がり、さらに”ゲインメーター”、”ボールキャリー”、”パス成功数”とほとんどの部分でサンウルブズがリードしている結果を見ても、試合自体は支配していたと言えるでしょう。
痛かったのはやはりSOクリップスのゴールキックの精度、バックス陣の苦し紛れのショートキック、そしてここぞの場面でのハンドリングエラーでしたね。
ホームであるはずのシンガポールの気温と湿度を味方にする事が出来ませんでした。。。
しかし、ここで落ち込んでいても始まりません。
まだまだリーグは始まったばかり、次はアウェイの地南アフリカへ乗り込んで、チーターズ、ブルズとの連戦が控えています。
敵地で初勝利を挙げ、4月8日(土)のホーム秩父宮(ブルズ戦)をファンで埋め尽くすほどの活躍をして戻ってきてほしいと思います。
他国の動向
ニュージーランド
5チーム中、3チームが連勝発進と今期もNZ勢の優勢は揺るぎがありません。
昨季の王者ハリケーンズはサンウルブズに続き、今節ではレベルズを相手に71-6と圧倒。
昨季から好調を維持するチーフス、チームの若返りを図るクルセイダーズとともに今大会の中心となりそうな勢いです。
一昨季の王者ハイランダーズは連敗スタートとなりましたが、好調チーフス、クルセイダーズを相手に接戦を演じており、チーム力には疑いようがありません。これから他リーグ勢との戦いで今季の真価が問われるでしょう。
南アフリカ
今年は南アフリカ勢の充実が目立ちます。
昨季の“ファイナリスト”ライオンズとストーマーズが連勝スタート。
チーターズも1勝1敗ながら開幕節でライオンズと大接戦を演じるなど好調なスタートを切っています。
中でも感じるのが、チームの一体感です。
味方のトライに対して試合に出場している選手はもちろん、リザーブの選手も抱き合って大喜びをしている姿、
スタンドの観客もそれを後押しするような熱気を帯びた応援。
特にライオンズ、ストーマーズ、チーターズ、ブルズにその姿は共通しています。
昨年、同国代表チームのスプリングボクスは南半球4か国対抗(ラグビーチャンピオンシップ)で2勝4敗の3位と惨敗、
テストマッチではイングランドに10年ぶりの敗戦、さらにイタリアには史上初めて黒星を喫するなど散々な年となってしまいました。
強豪復活を期して迎えた2017年。
南ア勢に感じるこの一体感からは今年に賭ける意気込みが伝わってきます。
オーストラリア
一方でオーストラリア勢からは全く元気が感じられません。
強豪ブランビーズは元気なく2連敗スタート。ワラターズも今節ライオンズに55失点と守備が崩壊。
他のチームの試合を見ていてもベンチ、スタンドも含めトータル的に覇気がなく、一体どうしてしまったの!?という感じです。
このままでは強国オーストラリアの威信にも関わってきそうな気配。
ブランビーズ、ワラターズを始めAU勢の奮起に期待します。
第3節のカード
【3月10日(金)】 |
||
チーフス | - | ハリケーンズ |
ブランビーズ | - | フォース |
【3月10日(土)】 |
||
ブルーズ | - | ハイランダーズ |
レッズ | - | クルセイダーズ |
キングス | - | ストーマーズ |
チーターズ | - | サンウルブズ |
シャークス | - | ワラタ-ズ |
ジャガーズ | - | ライオンズ |
次節注目の一戦は何と言ってもチーフス対ハリケーンズの直接対決でしょう。
どちらも開幕連勝と好スタートを切ったチーム同士。
サンウルブズに83得点、レベルズに71得点と爆発的な攻撃力を誇るハリケーンズの勢いをチーフスがどこまで食い止められるか。
見逃せない一戦です。
そして我らがサンウルブズはアウェイのチーターズ戦。
昨年アウェイで対戦した際は92-17と粉砕されています。
昨季から成長した証を見せるには絶好の立地と相手。
好勝負期待しましょう!
頑張れサンウルブズ!!