こんにちはなんくるナイトです。
各大学が続々と新体制を発表する中、”モスグリーン旋風”、””トンガ旋風”大東文化大も今月に入り2017年新体制を発表しました。
主将に選ばれたのは狂気のタックルを見舞うあの選手です。
大東文化大学2017年度新体制
大東文化大学ラグビー部 2017年度新体制
役職 | 名前 | 学年 | 出身校 |
主将 | 河野 良太 | 4年 | 春日丘 |
副将 | 中川 和真 | 4年 | 函館工業 |
主務 | 湯澤 道人 | 4年 | 飯田 |
副務 | 大野 翔太 | 3年 | 春日丘 |
会計 | 河村 綾人 | 4年 | 春日丘 |
副会計 | 澗張 岳志 | 3年 | 御所実業 |
寮長 | 安川 遼 | 4年 | 三沢商業 |
新主将 河野良太選手
新主将はFL河野良太選手(166cm/82kg)が選ばれました。
(写真は大東文化大ラグビー部HPより)
皆さんこの選手覚えていらっしゃるでしょうか!?
そうです、昨年の大学選手権ベスト8で帝京大学の並み居る猛者達へ、低く鋭いタックルを突き刺し続けたあの選手です。
166cmと現代ラグビーでは限りなく小さい体躯から、ロックオンしたターゲットめがけて躊躇なく頭から突っ込んでいく脅威のタックルの持ち主。
痛みや恐怖心を全く感じさせないそのプレースタイルと獲物をロックオンした時の鋭い眼光はまさに”狂気”。
さかのぼる事2002年。早稲田が13年ぶりに日本一を達成した伝説の”山下組”で、スクラムハーフからフランカーへ転向し、狂気のタックルを喰らわせ続けたあの羽生憲久選手以来の衝撃です。
※こちらもあわせてどうぞ⇊
【”トンガ旋風”王者に屈す】ラグビー大学選手権 準々決勝④ 大東文化大学ー帝京大学
【アカクロドリームチーム第2弾】2000年代早稲田ベストフィフティーン
帝京戦を見て、この選手に完全に惚れ込んでしまいましたがまさか主将に就任するとは思いませんでした。
しかし、よくよく調べてみると河野選手、近年愛知県の盟主となりつつある春日丘(はるひがおか)高校出身で、高校時代はなんとウィングとして活躍し選抜大会、花園へ出場、そして愛知県の国体代表にも選ばれています。
あのタックルへ行くスピードはウィング仕込みという事ですね。納得です。
そして大東大へ進学後、そのタックルの強さを買われフランカーへ転向し、2年生時からレギュラーとして公式戦に出場。
3年時の昨季はリーグ戦7試合にフル出場し、大東大躍進の原動力として獅子奮迅の活躍を見せました。
モスグリーン旋風復活へ
モスグリーンの”トンガ旋風”も今は昔、留学生の”個人技頼み”の感が否めなかった大東大は長期の間、低迷の時期を味わいました。
しかし2013年の春、黄金時代を築いた鏡保幸元監督が特別顧問として現場復帰を果たし、同氏に招聘された青柳勝彦氏が監督へ就任して以降は、的確なスカウティン活動とコーチングで、年を追うごとにチーム力は充実、復活へ向けて着々と強化が進んできています。
大学界No.1の呼び声が高かったSH小山大輝にSO川向 瑛、そして異次元のパワーを誇ったWTBホセア・サウマキらタレントが揃った4年生の抜けた穴は確かに大きいものの、昨季のチームから15人中8人(リザーブも入れると23人中13人)が今季も主力として残ります。
妥協を許さない”闘将”河野新主将の下、真の”モスグリーン旋風”復活へ。
大東大の今季の戦いから目が離せませんね!