昨年関西を圧倒的な力で制し、選手権でもベスト4へ進出した天理大学。
フォワードの地道な強化が実を結び、準決勝では“絶対王者”帝京をスクラムで圧倒するなどセンセーショナルな印象を残しました。
さて今年も入学シーズンとなり新たに天理大ラグビー部の門徒を叩く新入部員が発表されました。
天理大学2017年度新入部員
天理大学2017年度新入部員
ポジション | 氏 名 | 出身校 | 身長 | 体重 |
PR | 谷口祐一郎 | 東海大仰星 | 178 | 106 |
清水万照 | 天理 | 170 | 85 | |
西山隆希 | 興国 | 176 | 90 | |
柿本敬治郎 | 日新 | 178 | 95 | |
寒川槙次 | 大商大 | 178 | 105 | |
小鍜治悠太 | 大産大 | 180 | 95 | |
HO | 奥村英大 | 東福岡 | 171 | 93 |
伊藤健太 | 八戸工業 | 171 | 100 | |
小松正義 | 大産大 | 170 | 80 | |
LO | 中鹿 駿 | 光泉 | 180 | 90 |
寺尾雄博 | 石見智翠館 | 180 | 85 | |
前田昇里 | 大商大 | 175 | 80 | |
紺谷憲治 | 天理 | 178 | 85 | |
FL | 奥平龍ノ介 | 名古屋 | 176 | 90 |
串田大樹 | 常翔啓光 | 175 | 85 | |
山下 央 | 石見智翠館 | 170 | 80 | |
北村昇太 | 常翔啓光 | 168 | 90 | |
古賀 渉 | 天理 | 165 | 75 | |
岡﨑拓磨 | 天理 | 156 | 67 | |
福岡拓歩 | 富士河口湖 | 170 | 78 | |
No.8 | 松岡大和 | 甲南 | 176 | 80 |
SH | 臼井礼二朗 | 天理 | 166 | 65 |
藤原 忍 | 日本航空石川 | 169 | 65 | |
武田 瑛 | 常翔学園 | 161 | 65 | |
SO | 松永拓朗 | 大産大 | 176 | 72 |
市川敬太 | 日新 | 173 | 80 | |
上野山裕久 | 金光藤陰 | 176 | 80 | |
古谷一平 | ロトルア | 178 | 72 | |
CTB | 神田善行 | 天理 | 174 | 72 |
竹田英司 | 天理 | 175 | 75 | |
土橋源之助 | 光泉 | 172 | 77 | |
WTB | シオサイア フィフィタ | 日本航空石川 | 187 | 110 |
柴崎央士 | 金光藤陰 | 165 | 70 | |
三浦幹太 | 天理 | 166 | 65 | |
松井慶生 | 天理 | 166 | 72 | |
FB | 神﨑優太 | 門司学園 | 178 | 75 |
國本茂孝 | 石見智翠館 | 171 | 72 | |
上田悠真 | 教校学園 | 173 | 65 | |
TR | 三浦康平 | 市立尼崎 |
※赤字:高校日本代表 青字:高校日本代表候補
付属校天理からは最多の9名、そして関西の強豪大学という事で、東海大仰星、常翔、常翔啓光など関西の強豪高校を中心に総勢39名もの新入生が入部する事となりました。
かなり多い人数ですよね。やはり昨年の活躍が後押しになっているのでしょうか。
輝きを放つ2人の高校日本代表
中でも注目は高校日本代表にも選ばれたPR谷口祐一郎選手とWTBシオサイア・フィフィタ選手でしょう。
谷口選手は昨年花園で準優勝した東海大仰星出身。
大柄な体躯を武器にスクラム、ラインアウトなどセットプレーの中心としての活躍だけにとどまらず、抜群の瞬発力と走力で自らもトライを奪うなど「走れるプロップ」として大活躍をした選手です。
近年世界ラグビーの潮流は“走れる第1列”が求められます。
日本代表、サンウルブズに選出される選手は堀江選手、稲垣選手、日野選手、木津選手など、みなランプレー、パスプレーにも秀でており第3列並みの運動量とハンドリング技術を誇ります。
谷口選手も確実にその流れに沿う選手である事は間違いないでしょう。
高校代表に選ばれた事からもそのポテンシャルの高さ、期待値の高さがうかがえます。
そして、シオサイア選手はトンガ人留学生として日本航空石川で活躍した選手です。
「将来、日本代表になりたい」という目標を掲げ、体重を高校3年間で約30kg増やすなど志が高く、さらにラグビーに真面目な選手だと評判です。
花園でもその鍛え抜いた体から繰り出すパワフルな走りでトライを量産。
3回戦の常翔学園戦では試合終了間際にトライを奪うなど、シード校常翔を最後まで追い詰める活躍を見せました。
天理は留学生の受入れが充実しており、大学入学後、そして卒業後も活躍をしている選手が多くいます。
将来のジャパンへ、まずは天理で頭角を現し、いつの日か”桜のユニフォーム”へ袖を通せるような成長を見せて欲しいと思います。
天理は今年も“打倒帝京”、“悲願の日本一”を目標に挑んでくるでしょう。
昨年の様に見るものを楽しませてくれる、感動を与えてくれるようなチームを作り、全国の舞台へ戻って来てくれる事を楽しみにしたいですね。