こんにちは内弁慶サラリーマンなんくるナイトです。

昨日に引き続いて17日(土)に行われるラグビー大学選手権準々決勝のカードと見どころを見て行きたいと思います。

今回は東京秩父宮ラグビー場で行われる2試合京産大ー東海大、帝京大ー大東文化大です。

 

大学選手権 準々決勝

京都産業大学(関西3位)― 東海大学(関東リーグ戦1位) 

3回戦で格上明治大を“番狂わせ“で破った京産大と『打倒帝京』の1番手と呼び声高い東海大の激突です。

京産は間違いなく“今一番乗っている”チームでしょう。

明治戦で見せた迷いのないタックルと組織ディフェンス、そしてオフェンスでも自信を持つスクラムとラインアウトからの強力なモール。

際立った選手はいないものの強いチームに必要不可欠な要素を今年の京産は髙いレベルで持ち併せています。

そしてそれが明治に対し完全に通用した事でリーグ戦王者東海に対しても臆する事無く挑んでくるでしょう。

ただ、問題はメンタルの部分。

明治戦でテンションがピークに達した感があるだけに同じモチベーションとインテンシティを持って戦えるかというところが非常に重要なポイントとなってきます。

ただ、そこは百戦錬磨の大西監督、そして卓越したキャプテンシーを持つ眞野主将のモチベータ―としての手腕に期待したいと思います。

目指すは2週連続の関東勢撃破!

見る者の心を打つ京産ラグビーを秩父宮の舞台でも是非見せてほしいですね。

 

そして迎え撃つは関東リーグ戦王者の東海大学。

絶対王者帝京の前に頂点にこそ手は届いていませんが大きいフォワードとタレントの揃うバックスで毎年のように優勝争いを演じる活躍を見せています。

近年の大学ラグビー界ではすっかり横綱のような存在になって来ました。

今年は“打倒帝京1番手”の呼び声も高く、春シーズンからチームも好調、

頭一つ抜きん出た存在として圧倒的な力でリーグ戦を制すると見られていました。

 

しかし、リーグ最終盤で流経大にまさかの敗戦。

しかもゲーム内容も点差(26-29)以上に流経に圧倒された印象でした。

該当間同士の得失点差でかろうじて優勝は果たしたものの、、、

暗雲が立ち込めています。

 

フォワード第1列には日本代表経験者がずらりと並びNO.8タタフ選手も強力、バックスには昨年の全国高校ラグビー(花園)を制した東海大仰星の主将だった眞野選手(大学に入りFLからSOへ転校)、エースFB野口選手、そしてリザーブにはインパクトプレイヤーとして圧倒的な破壊力を持つモエアキオラ選手。

タレント力は帝京に引けを取らないレベルにありますので、あの敗戦を糧に選手権へどのような形でチームを仕上げてきたか。

京産戦はその真価が問われる形になります。

過去2回の決勝ではともに帝京に僅差で敗れており、帝京を倒しての日本一が全部員、大学関係者の悲願でしょう。

ここで姿を消すわけにいきません。

 

まずはお互いプライドを持つフォワード同士の力比べ。

ここに注目しましょう!

 

帝京大学(対抗戦1位)― 大東文化大学(関東リーグ戦3位)

さあいよいよ絶対王者帝京大学の登場です。

帝京に関しては多くを語る必要もないかもしれませんが、8連覇を目指し今年も優勝候補の大本命です。

今年も対抗戦では慶應、筑波に肉薄されておりかつてのような圧倒的な力は見せていません。

実際、名前を聞くだけで自然とスイッチが切り替わる“早稲田戦”以外はどこかまだチームとしての焦点が定まっていないという印象です。

ただ、選手権に入ってからの帝京はエンジンをターボに積替えたかのように毎年全く別のチームに生まれ変わります。

セービング、タックル、ブレイクダウンなど一つ一つの基本プレイがさらに徹底され、サイズもあるフォワードが相手フォワードに対しこれでもかとガツガツ縦に突っ込み、相手の戦う意欲と体力を根こそぎ奪って行きます。

帝京に勝つためには40分間だけでなく80分間を通してこの強度に耐えられる筋力と体力を付けなければいけません。

ライバル校もコーチングの充実、練習環境改善によって帝京との差は縮まってきているとは思います。

ただ、正直まだ本当の意味でここに到達しているライバル校はいないでしょう。

大東大に対しても“油断”以外今のところ死角は見当たりません。

 

対する大東大も今年は”本気”のシーズンです。

青柳監督就任4年目、有望な選手も集まり出し昨年は16年ぶりとなる正月超えを果たしました。

HB団を中心にバックス陣は帝京と互角に渡り合う力はあると見ているのでフォワード陣が帝京のプレッシャーをいかに持ちこたえて、WTBサウマキ選手、FB大道選手へ生きたボールを供給し続けるか。

ここが勝負の分かれ目になるでしょう。

 

下馬評は圧倒的に帝京、大東大は何とか僅差勝負へ持込み番狂わせを期待する観客を味方につけたいところです。

サウマキ選手が帝京ディフェンスを何度も突破する場面が多く出てくればスタンドから大東大へのフォロー風が吹き始めるでしょう。

王者帝京対トンガ旋風大東大。

楽しみですね!

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