こんにちはなんくるナイトです。

高校ラグビーに続き、大学ラグビーも帝京の8連覇達成を持って幕を閉じました。

各リーグが佳境に入ってくる11月から約2か月半、しがないサラリーマン生活を送る私にとっては1年で一番胸躍るシーズンもついに終了です。

これから何を楽しみに日々の生活を送ろうかと途方に暮れる毎日ですが、今日は過去5年間の大学選手権を振り返りながら、ラグビー界の構図がどのように変遷してきているかを見て行きたいと思います。

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大学選手権結果(2012~2016)

2012年

2012年度は従来のトーナメント方式から大幅に大会方式が変更となった年。

一発勝負のトーナメントではなく、リーグ戦方式に変更され、ファーストステージ、セカンドステージをそれぞれ1位で勝ち抜いた4チームが準決勝へ進出する方式になった。

<セカンドステージ結果>

プールA                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 筑波大学 22 3 3 0 0 170 31 139
2 法政大学 13 3 2 0 1 66 118 -52
3 慶應義塾大 9 3 1 0 2 85 101 -16
4 関西学院大 4 3 0 0 3 46 117 -71

 

プールB                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 早稲田大学 19 3 3 0 0 152 46 106
2 流通経済大 15 3 2 0 1 117 69 48
3 天理大学 11 3 1 0 2 85 110 -25
4 大阪体育大 1 3 0 0 3 36 165

-129

 

プールC                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 東海大学 22 3 3 0 0 133 81 52
2 明治大学 15 3 2 0 1 121 69 52
3 日本大学 7 3 1 0 2 72 118 -46
4 近畿大学 2 3 0 0 3 50 108 -58

 

プールD                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 帝京大学 21 3 3 0 0 229 15 214
2 立命館大学 15 3 2 0 1 80 79 1
3 拓殖大学 9 3 1 0 2 84 102 -18
4 福岡工業大 0 3 0 0 3 24 221 -197

 

<ベスト4の顔ぶれ>

筑波大学(関東対抗戦1位枠) 早稲田大学(関東対抗戦4位)

東海大学(関東リーグ戦1位) 帝京大学(関東対抗戦2位枠)

<準決勝結果>

早稲田大学10 - 38 帝京大学  東海大学 26 - 28 筑波大学

<決勝結果>

帝京大学 39 - 22 筑波大学

※帝京大学が4連覇を達成

 

2013年

2013年度も2012年度同様のリーグ戦方式で行われた。

 

<セカンドステージ結果>

プールA                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 帝京大学 21 3 3 0 0 256 29 227
2 大東文化大 13 3 2 0 1 151 114 37
3 関西学院大 6 3 1 0 2 79 123 -44
4 朝日大学 0 3 0 0 3 19 239 -220

 

プールB                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 筑波大学 18 3 3 0 0 140 24 116
2 流通経済大 15 3 2 0 1 88 69 19
3 同志社大学 9 3 1 0 2 99 89 10
4 日本大学 0 3 0 0 3 24 169 -145

 

プールC                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 慶應義塾大 13 3 2 0 1 55 49 6
2 明治大学 12 3 2 0 1 57 57 ±0
3 立命館大学 11 3 1 0 2 69 78 -9
4 東海大学 9 3 1 0 2 75 72 3

 

プールD                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 早稲田大学 20 3 3 0 0 151 37 114
2 京都産業大 13 3 2 0 1 78 100 -22
3 中央大学 9 3 1 0 2 52 96 -44
4 大阪体育大 2 3 0 0 3 46 94 -48

 

<ベスト4の顔ぶれ>

帝京大学 (関東対抗戦1位)  筑波大学 (関東対抗戦4位枠)

慶應義塾大学(関東対抗戦3位枠)早稲田大学(関東対抗戦2位)

<準決勝結果>

帝京大学 45-14 慶應義塾大 早稲田大学29-11 筑波大学

<決勝結果>

帝京大学 41-34 早稲田大学

※帝京大学が5連覇達成

 

2014年

この年もリーグ戦方式で行われた。

<セカンドステージ結果>

プールA                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 帝京大学 21 3 3 0 0 224 30 194
2 天理大学 12 3 2 0 1 110 91 19
3 法政大学 8 3 1 0 2 97 181 -84
4 朝日大学 1 3 0 0 3 51 180 -129

 

プールB                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 慶應義塾大 18 3 3 0 0 113 59 54
2 流通経済大 16 2 2 0 1 98 39 59
3 京都産業大 8 3 1 0 2 59 115 -56
4 中央大学 0 3 0 0 3 27 84 -57

 

プールC                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 筑波大学 18 3 3 0 0 147 41 106
2 明治大学 12 3 2 0 1 69 82 -13
3 大東文化大 8 3 1 0 2 75 104 -29
4 関西学院大 4 3 0 0 3 41 105 -61

 

プールD                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 東海大学 19 3 3 0 0 106 31 75
2 早稲田大学 14 3 2 0 1 67 46 21
3 同志社大学 8 3 1 0 2 63 100 -37
4 立命館大学 2 3 0 0 3 75 134 -59

 

<ベスト4の顔ぶれ>

帝京大学  (関東対抗戦1位) 慶應義塾大学(関東対抗戦4位)

筑波大学  (関東対抗戦5位) 東海大学  (関東リーグ戦2位)

<準決勝結果>

帝京大学 53-10 慶應義塾大学 筑波大学 17-16 東海大学

<決勝結果>

帝京大学 50-7 筑波大学

※帝京大学が6連覇達成

 

2015年度

この年がリーグ戦方式で行われた最後の大会となった。

<セカンドシリーズ>

プールA                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 帝京大学 21 3 3 0 0 259 29 229
2 中央大学 8 3 1 0 2 52 153 -101
3 法政大学 7 3 1 0 2 67 123 -56
4 関西大学 6 3 1 0 2 63 135 -72

 

プールB                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 東海大学 21 3 3 0 0 175 27 148
2 天理大学 13 2 2 0 1 60 76 -16
3 早稲田大学 7 3 1 0 2 96 74 22
4 朝日大学 0 3 0 0 3 24 178 -154

 

プールC                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 大東文化大 18 3 3 0 0 104 67 37
2 筑波大学 13 3 2 1 0 122 60 62
3 同志社大学 11 3 1 0 2 89 77 12
4 慶應義塾大 0 3 0 0 3 29 140 -111

 

プールD                  
順位 チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
1 明治大学 20 3 3 0 0 153 40 113
2 流通経済大 14 3 2 0 1 87 99 -12
3 立命館大学 7 3 1 0 2 78 101 -23
4 京都産業大 0 3 0 0 3 46 124 -78

 

<ベスト4の顔ぶれ>

帝京大学  (関東対抗戦1位) 大東文化大学(関東リーグ戦4位)

明治大学  (関東対抗戦2位) 東海大学  (関東リーグ戦1位)

<準決勝結果>

帝京大学 68-33 大東文化大学 明治大学 19-28 東海大学

<決勝結果>

帝京大学 27-17 東海大学

※帝京大学が7連覇を達成。

 

2016年度

さぁそして今年の大学選手権。皆さんご存知の通り今年からリーグ戦方式が廃止され、2011年度まで行われていた従来のトーナメント方式へ戻りました。

<トーナメント表>

univ2016-2(出典:日本ラグビーフットボール協会HP

<ベスト4の顔ぶれ>

帝京大学 (関東対抗戦1位) 天理大学 (関西リーグ1位)

同志社大学(関西リーグ2位) 東海大学 (関東リーグ戦1位)

<準決勝結果>

帝京大学 42-24 天理大学 同志社大学12-74 東海大学

<決勝結果>

帝京大学 33-26 東海大学

※帝京大学が8連覇を達成。

各リーグの過去5年間の戦績と戦力図の変遷

リーグ別ベスト4実績(2012~2016年)

関東対抗戦  13回

帝京大学   5回

筑波大学   3回

早稲田大学  2回

慶應義塾大学 2回

明治大学   1回

 

関東リーグ戦 5回

東海大学   4回

大東文化大学 1回

 

関西リーグ  2回

天理大学   1回

同志社大学  1回

 

各リーグ別戦力図変遷

関東対抗戦

帝京大学の1強時代が続く大学ラグビー界の中でもやはり早稲田、慶應、明治らいわゆる伝統校が所属する対抗戦グループが圧倒的な戦績を残しています。

2013年はベスト4を全て対抗戦勢で占める等、未だに大学ラグビー界をリードするリーグである事は間違いありません。

特に最近では筑波も着々と力をつけ、過去5大会で3度ベスト4に進出と、伝統校をしのぐ勢いを見せており、ここも対抗戦グループの実績を押し上げている要因の一つです。

しかし、その一方で選手権最多の優勝回数を誇る名門早稲田など伝統校の低迷は目立ちます。

早稲田は2013年の決勝進出を最後に、過去2年はセカンドシリーズ敗退。そして2000年台に黄金時代の礎を作った2002年度主将山下大悟氏を監督に招聘し、「スクラム、ブレイクダウン、チームディフェンス」などラグビーの根幹部分の強化を標榜し今季復活を期しましたが、準々決勝で同志社の前にチームディフェンスが崩壊し、3年ぶりの正月越えは果たせず、復活は来年へ持越しとなりました。

スクラム、フィジカルなどフルタイムコーチの招聘、寮での食事改善など盟主復権に向けた改革は着々と進んでおり、来期はさらなる飛躍が期待できそうですが、花が開くまでにはもう暫く時間を要するのではないでしょうか。

慶應、明治もそれぞれの強化方針の下改革へ着手していますが、冷静に見ても現状はベスト4へ進出するのがやっとの状態で、正直優勝を狙える位置にはいないというのが印象です。

伝統校は外国人留学生の受入れ制度がなく、日本人選手を大前提にした強化の枠を出られない状況にあります。

私も古い人間なので個人的には伝統校が外国人選手擁する新興校を撃破する瞬間を見たいというのが本音ですが、近年の上位校が全て外国人留学生を擁し、フィジカルの面で差をつけられている現状を考えると、伝統を重んじながらも入試制度も含め抜本的な改革が求められている時が来ているのかもしれません。

 

関東リーグ戦

リーグ戦グループはかつて2000年代初頭に黄金時代を築いた関東学院大を筆頭に優勝経験のある法政大、大東文化大が所属するものの、過去5年間で見るとこの内ベスト4に進出したのは2015年の大東文化の1回のみ。

関東学院は未だ不祥事からの復活過程にあり、法政に至っては今年リーグ戦で7位に沈み、入れ替え戦へ出場する憂き目に遭っています。

その一方で、近年力を付けてきているのが東海大と流通経済大の2校。

特に東海大は毎年付属校の東海大仰星高から集うタレントと外国人留学生を軸に強力なフォワードを武器に、王者帝京に迫る実力をつけており、今やリーグ戦の雄として毎年安定的な力を示しています。

流経大も強豪流経大柏高を付属校に持ち、外国人留学生をチームの軸に据える点では東海と強化のベクトルを同じくし、リーグ戦ではコンスタントに上位の成績を残しています。

しかし、選手権では過去5年全て対抗戦勢(早稲田、筑波、明治、慶應)の後塵を拝す内弁慶ぶりを露呈しており、全国で成績を残すには他リーグ勢との試合を増やすなど、選手権での戦い方を研究する必要がありそうです。

ここに成長著しい大東文化、そして関東学院、法政がかつての勢いを取り戻し、リーグ全体のレベルを上げる事が出来れば、リーグ戦勢から“打倒帝京“を果たす日はそう遠くない未来に実現するのではないでしょうか。

 

関西リーグ

関西の盟主同志社の低迷と時を同じくし、ここ10年で見ても2011年度の天理(準優勝)以外、全国での実績を残せていない関西勢ですが、今年は久々に天理、同志社の2校がベスト4に勝ち進み関西復活を印象付け、さらに長らく関東勢の壁を打ち破れなかった京産大も3回戦で明治を渾身の逆転劇で下す活躍を見せるなど、関西のラグビーファンに久々の歓喜をもたらしました。

全国の高校の有望選手が関東勢へ流出する現状では選手確保は未だ大きく残る課題ですが、今年の3校のように独自性を前面に打ち出し全国を目指すのが関西勢の古くからの伝統です。私もこの伝統は受け継いでいってほしいと願う一人です。

しかし天理がフォワード強化に取り組み王者帝京と接戦を演じた一方で、準決勝で東海に圧倒された同志社のように、独自性一本槍ではフォワードの強さが勝敗を左右する現代ラグビーでは勝ち上がりが難しいのも実情。

独自性を強みにしながらも、“フォワードの強化“は全国制覇に向けては今後避けては通れない喫緊の課題です。

今年は“関西復活”を実現しました、来期は“関西復権”を是非果たしてほしいと思います。

 

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