大学選手権準々決勝。

ロスタイムの悪夢で早稲田の前に夢打ち砕かれた慶應義塾大学

医学部生初の主将、そして司令塔という”3足のわらじ”を見事にはきこなし、チームを牽引したSO古田京選手。

試合後、無念の思いを胸に秘めつつも主将として気丈に振る舞った姿は決して忘れることができません。

他強豪校と比較して推薦枠が限られている中、理詰めの強化で毎年優勝を争えるレベルにチームを引き上げてくる日本ラグビーのルーツ校。

1999年度以来悲願の日本一へ。

新体制が発表されました。

 

慶應義塾大学ラグビー部

2019年度新体制

HC 栗原 徹 01年卒 慶應義塾大
主将 栗原由太 CTB 4年 桐蔭学園
副将 川合秀和 FL 4年 国学院久我山

まず注目したいのはヘッドコーチでしょう。

4年間HCを務めた金沢篤氏の後を継ぎ就任したのは栗原徹氏(清真学園-慶應義塾-NTTコム)。

柔らかいステップと正確なプレースキックで、エースWTBとして慶應100周年(1999年度)の日本一へ貢献した同校屈指のスタープレーヤーです。

日本代表(キャップ27)としても2002年のW杯アジア最終予選の台湾戦で1試合60得点(当時1試合世界最多得点記録)を記録するなど活躍しました。

実直なプレーヤーが揃う慶應の中で個人で局面を打開できるプレーヤーとしては、現在も日本代表で活躍するWTB山田章仁選手(慶應ーパナソニック)、昨年度までエースとして活躍したFB丹治辰碩選手が挙げられますが、個人的には栗原徹氏がその元祖だと考えています。

甘いマスクとその切れ味鋭いランは大学でも社会人でも異彩を放ち続け、今でも強烈に記憶に残っています。

今でも忘れられない圧巻のプレーはこちら👇

一瞬の閃きと相手を置き去りにする圧巻のスピード。

まさに栗原氏のプレーを象徴するトライですね。

2014年の引退後は所属したNTTコムでスキルコーチとして指導にも携わり、満を持しての母校復帰となりました。

かつてのスター選手がどのようなチームを作ってくるのか⁉

注目が集まります。

 

創部120周年Vへ!

そして新チームの主将にはNTTコムで活躍するOB栗原大介選手を兄に持つCTB栗原由太選手が選出されました。

同選手は早稲田で新主将に就任したSH齋藤直人選手と同期の桐蔭学園出身。

注目のルーキーとして1年時はバックスとして花園に出場し、2年生からはフォワード第3列へ転身。

最終学年では県予選準決勝で右膝前十字靱帯断裂という大けがを負い、全国大会出場が絶望視された中、必死のリハビリで花園では3回戦で奇跡の復帰。

チームの核であるNo.8として全国準優勝に貢献しました。

179㎝/92㎏と恵まれた体格ながら、フォワード、バックス双方をこなすユーティリティ性も魅力で、大学進学後も2年生から主力に定着。

昨年もチーム随一の突破力を誇るCTBとしてタレントの揃うバックスを支えました。

慶應では珍しい”丸刈りの選手”として記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。。

”名門桐蔭学園”、”高校日本代表候補”、”慶應で下級生からレギュラー”とエリート街道を歩んできた一方で、度重なる負傷を経験し苦難を知る男がどのようにチームをまとめあげるのか。

創部120周年”の節目に20年ぶりの日本一へ!

指導陣も一新された今年の慶應からは目が離せませんね。

そして個人的には、桐蔭学園の同級生SH齋藤直人選手FL柴田徹選手と相対する”早慶戦”が今から楽しみです。

 

新幹部コメント

まずは栗原ヘッドコーチのコメントです。

この度、慶應義塾體育會蹴球部ヘッドコーチを拝命致しました、栗原徹です。

金沢前ヘッドコーチが残してくれた財産をしっかり受け継ぎ、更に慶應ラグビーを進化発展させる事が出来るよう、微力ながら尽力して参ります。

多くの方の力を結集し、日々努力を積み重ね、全部員一丸となって大学日本一を目指します。

今後とも益々のご支援・ご声援、宜しくお願い致します。

(出典:慶應義塾大ラグビー部HPより)

そして新幹部となった2人のコメントも紹介します。

栗原由太(主将・CTB・桐蔭学園)

熱く、泥臭く、愚直な慶應ラグビーを全員で体現して何が何でも日本一を獲ります。応援の程宜しくお願い致します。

川合秀和(副将・FL・國學院久我山)

初志貫徹、去年よりも今年、チームとして成長し今年こそは、今まで超えられなかった壁を超えてみせます。圧倒的に勝つ力をつけていきます。

前列中央:栗原主将 前列右:川合副将

(出典:慶應義塾大ラグビー部HPより)

 

春季大会スケジュール

<Aグループ>

5月12日 慶應義塾 - 流通経済 流経大G
5月19日 慶應義塾 - 帝京 帝京大G
5月26日 慶應義塾 - 早稲田 長野U
6月9日 慶應義塾 - 大東文化 慶大G
6月16日 慶應義塾 - 東海 東海大G

昨年対抗戦で明治に土を付けるなど3位扱いとなった慶應は、リーグ上位チームが集うAグループを戦います。

昨年のチームが敗れたのは帝京早稲田のみ。

その意味でも5月19日、26日の”リベンジ2連戦”は非常に興味深い戦いとなります。

そして昨冬は対戦のなかったリーグ戦勢との激突も非常に楽しみです。

 

しかし、、

”春早明”は大分、”春早慶”は長野ですか...

さすがに両方行くのは厳しいですね。。。

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