昨季対抗戦3位に入り、2年ぶりの全国復帰を果たした慶應義塾大学

準々決勝で早稲田の前に敗れたものの、LO相部開哉主将(慶應義塾)、CTB三木亮弥副将(京都成章)を中心に強固なディフェンスからリズムを作っていくラグビーは、他強豪校と一戦を画し、見るものを魅了した。

新たに迎える2021年度は、下級生時代からチームを支えてきたHO原田衛選手&FL山本凱選手の『BIG2』をリーダーに据える勝負のシーズン。

1999年度以来の覇権奪還へ向け、今年はどのようなメンバーが加入したのか。

6/21に正式に発表された今年度の新入生の顔ぶれと注目選手をポジション別に見ていきたい。

2021年度新入部員一覧

PO氏名出身校サイズ代表歴
PR小用剛史慶應義塾175/88
PR平川慧慶應義塾169/102
PR吉村隆志本郷177/103U17代表
HO薄井総一朗長崎西181/93
HO中山大暉桐蔭学園177/99花園
優秀選手
U20候補
HO山際毅雅浦和171/93
HO山田空太慶應志木169/90
LO浅井勇暉仙台187/947’sユース
アカデミ
LO足立直亮慶應義塾178/83
LO五十嵐大祐慶應義塾185/86
LO下山慧恭慶應志木175/88
LO長瀬穣一郎山形南187/95
LO中矢健太大阪桐蔭183/102
LO栁澤雄太慶應義塾175/86
FL安西大悟慶應義塾173/70
FL伊牟田憲慶應義塾178/83
FL太田佳吾慶應義塾173/74
FL坂口翔馬慶應義塾172/73
FL田沼英哲國學院
久我山
176/82
FL遠矢虎太郎慶應義塾170/80
FL野村聡一郎慶應義塾182/82
FL藤井大地慶應義塾181/85
No.8成田薫慶應義塾180/90
SH小城大和北嶺168/68
SH渡邉海人明和176/73
SH萬場康生慶應義塾165/68
CTB坂口賢慶應NY171/82
CTB冨永万作仙台三186/92
CTB村田鉱輔慶應義塾172/82
WTB廣瀬瞭慶應義塾173/72
WTB小口大介慶應志木184/86
WTB渡邉匠川越東170/85
FB磯上凌青山学院172/74
CO松元慎太朗慶應義塾-
TR中村彰伸國學院
久我山
-
TR田村茉央昭和学院
秀英
-

(情報元:慶應義塾體育會蹴球HP)

今年はスタッフ3名含む総勢36名が加入。

東日本の高校を中心に多くの有望選手が『黒黄軍団』の門戸を叩いている。

強固な『高大連携』健在

中でもひときわ目を引くのは、やはり系列校メンバーの多さ。

・慶應義塾:17名

・慶應志木:  3名

・慶應NY  :  1名

3校あわせて21名という数字は全体の約6割弱。

系列校を抱える他校でもこれだけの人数構成は例がなく、『高大連携』の代表格として今年も慶應は絶大なる存在感を発揮している。(※ちなみに2位は関西学院の13名)

それぞれのチームを見ても、塾高は神奈川県予選準決勝で花園王者・桐蔭学園に食らいつき(●7-47)、埼玉に属する慶應志木はノーシードながら県予選ベスト4まで勝ち上がった期待の世代。

彼らが中心となってくる4年後が今から楽しみだ。

ポジション別注目選手

ここからは注目選手をポジション別に見ていきたい。

フォワード(FW)

フロントロー(PR/HO)

PR1竹内寛選手(慶應義塾)、PR3大山祥平選手(慶應義塾)の両プロップが抜けたフロントロー。

このポジションでは3人を注目選手に挙げたい。


HO中山大暉選手(桐蔭学園)

桐蔭学園”不動の②番”。

2019年度の準々決勝以降花園全試合でスタメンを務め、同校の大会2連覇へ大きく貢献した。

強靱な足腰、味方の危機を救うジャッカル、大外で発揮される走力、柔らかいハンドリングスキルなど全てのプレーがハイレベル。

確実に来季以降、HO原田衛主将(桐蔭学園)の後継者筆頭候補となりうる存在だろう。

 


PR吉村隆志選手(本郷)

本郷の誇る”大型プロップ”。

本郷中時代は東京都選抜の主力として全国ジュニア大会で『大会優秀選手』を受賞。

高校でも2年生で③番のポジションを確保し、2年間本郷のスクラムを支えてきた。

177cm/103kgのサイズ、無類の強さを誇るコンタクトプレーは魅力十分。

今季新入生の目玉の1人だ。

 


HO山際毅雅選手(浦和)

創部初の花園3回戦へ導いた闘将・松永拓実選手の後を継いだ浦和のスキッパー。

屈強なボールキャリー、豊富な運動量を武器に2年時からレギュラーを張り、チームの躍進を支えてきた。

昨年は惜しくも花園出場はならなかったが、”文武両道”を貫きながら、初心者集団を県予選ベスト4へと導いたリーダーシップは見事の一言。

今春早稲田へ進学した松永選手と早慶戦で相まみえる日が今から楽しみだ。

 

セカンドロー(LO)

このポジションでは、中学時代アルペンスキーの選手としてジュニア・オリンピックへ出場した経歴を持つ浅井勇暉選手(仙台)に注目したい。

高校からラグビーを始めた遅咲きの選手ながら、サイズ・フィジカル・スピードに優れ、2019年度の『TIDキャンプ』、2020年度には『セブンズユースアカデミー』にそれぞれ選出されてきた異色の逸材。

持ち前のアタックセンスに慶應仕込みのタックルが加われば、大学でさらに大化けする可能性大。

ラグビー以外でのアウトプットにも注目だ↓

 

さらに、”ビッグマン”として2019年度の『TIDキャンプ』へ選出された山形南の主将・長瀬穣一郎選手(山形南)、大阪桐蔭からは恐らく初(?)となる主力の入部者中矢健太選手(大阪桐蔭)にも個人的には注目をしたい。

 

バックロー(FL/No.8)

慶應”魂のタックル”を体現するバックロー。

このポジションには、

・2年時にはセンター、3年時はナンバーエイトとして名門を牽引してきた田沼英哲選手(國學院久我山)

・塾高で2年時から不動のレギュラーを務めてきた遠矢虎太郎選手(慶應義塾)

・神奈川県スクール選抜の主力として”全国ジュニア大会”準優勝の実績を持つ成田薫選手(慶應義塾)

など実力者が揃った。

山本凱副将(4年・慶應義塾)、今野勇久選手(3年・桐蔭学園)、 福澤慎太郎選手(2年・本郷)ら各学年に逸材が揃うこの激戦区で、1年目からメンバー争いへ割って入ることができるか。

高いレベルで切磋琢磨する姿を期待したい。

バックス(BK)

続いてはバックス陣。

ハーフバック(SH/SO)

このポジションの注目は、SH小城大和選手(北嶺)。

全国的には無名な存在ながら、

中学時代は

・北嶺中時代に全道大会を制覇

・北海道代表として”全国ジュニア大会”へ出場

・大会後、チームから唯一人『大会優秀選手』を受賞

高校でも、

・1年生から”U17北海道”の主力として『コベルコカップ』へ出場

・2年生で

『国体』へ出場する北海道代表へ選出される

など北海道では屈指の実績と実力を誇る。

慶應の”⑨番”は昨年まで2年間主力を務めてきた上村龍舞選手(國學院栃木)が卒業。

小城選手には是非1年目からその穴を埋める活躍を期待したいところだ。

 

センター(CTB)

センターの注目は冨永万作選手(仙台三)と村田鉱輔選手(慶應義塾)の2人。

冨永選手は186cm/92kgとサイズが魅力の大型バックス。

仙台育英勢が多数を占める国体の”宮城県代表”に高2で選出された実績を持つ。

そして村田選手は、”全国ジュニア大会”で準優勝を飾った神奈川県スクール選抜の主力メンバー。

塾高でも2年時からレギュラーを張り、2019年度の選抜大会では全試合先発フル出場を果たすなど活躍。

慶應のセンターにはイサコ・エノサ選手(3年)、鬼木崇選手(3年・修猷館)、永山淳選手(2年・國學院久我山)らハイレベルな選手が名を連ねるが、彼らには是非1年目からAチーム争いに名乗りを挙げてくれることを期待したい。

 

バックスリー(WTB/FB)

最後を飾るバックスリー。

このポジションの注目は、川越東で副将を務めた渡邉匠選手。

巧みなステップワークと50m6秒2の快足を武器にWTB江田主将と共に強力な両翼を形成。

深谷との昨冬花園県予選決勝では怪我人の影響で急遽”⑧番”として先発し、後半20分に決勝トライを奪うなどチームの花園初出場へ大きく貢献した。

県内屈指の進学校として知られ、高校からラグビーを始める選手も多い中、同校からは渡邉選手を始め、WTB江田優太主将(立教大)、LO白石不比等選手(青学大)、CTB住吉慶音選手(青学大)など多くの選手が大学の第一線でプレーを継続することを選択。

これはラグビーファンとして非常に嬉しいこと。

彼らが対抗戦というハイレベルな舞台で成長し、それぞれのジャージをまとい相対する日を今から楽しみにしたい。

対抗戦2021の視聴方法について

今年の関東対抗戦も”J SPORTSオンデマンド”が、開幕節から最終節までLive配信を中心に全試合を配信してくれます。※見逃し配信あり

なんくる
毎年ありがとうございます!

慶應大戦9月配信スケジュール

9月18日(日)

15:00~:慶應義塾大 vs 日本体育大 (Live)

9月26日(日)

15:00~:筑波大 vs 慶應義塾大 (Live)

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