昨季関西リーグで3位に入り、選手権の出場枠を手にした京都産業大学

3回戦で慶応の前に完敗を喫したものの、学内のコロナ感染で長期の活動自粛を余儀なくされた中、全国の舞台へチームを導いた伊藤鐘史監督と田中利輝主将(東海大仰星)のマネジメントは賞賛に値するものだった。

わずか1年で退任した伊藤監督の後を受け、OBの広瀬佳司氏を新監督に据え挑む2021年度シーズン。

1998年度以来の関西制覇を目指すチームへ、今年はどのようなメンバーが新戦力として加入したのか。

新入生の顔ぶれと注目選手をポジション別に見ていきたい。

2021年度新入部員一覧

PO氏名出身校サイズ代表歴
PR川口新太東海大仰星185/127
PR曽根隆慎大産大附173/108
PR乳井大士中部大
春日丘
168/103
PR西崎海人報徳学園178/108U20候補
HO李 淳弘大阪朝鮮173/100
HO平野叶苑西陵175/100
LOフナキ
ソロモネ
目黒学院186/114
LO松永壮太朗京都工学院187/91U17代表
7’sユース
アカデミ
LO日吉 健大産大附178/97
LO山口勝大近大付179/93
FL
No.8
楠本蒼外浪速185/95
SH西村建哉京都成章166/68
SH土永 旭光泉
カトリック
170/64
SO藏内祐賀光泉
カトリック
171/78
CTB山田颯世大商大180/83
CTB小野麟兵京都工学院170/84
CTB辻野隼大京都成章176/83花園
優秀選手
U20候補
CTB藤本凌聖朝明172/85
CTB村田佳翼尾道173/88
WTB
FB
ハビリ
ファカタカ
高知中央178/92
WTB
FB
西 浩斗熊本西168/75
WTB
FB
堤田京弘大阪桐蔭175/76
WTB
FB
浅雄 涼関西163/71

(情報元:京都産業大学ラグビー部HP)

今年は新たに23名が加入。

西日本の強豪校を中心に、例年以上に豪華な顔ぶれとなっている。

ポジション別注目選手

ここからは注目選手をポジション別に見ていきたい。

フォワード(FW)

フロントロー(PR/HO)

京産大と言えばスクラム。

その”プライド”を支える重要なポジションだけあって、加入したメンバーは実に豪華だ。

 

<プロップ

PR川口新太選手(東海大仰星)

花園ベスト8・仰星の”③番”。

中学時代は兵庫県選抜の一員として、全国ジュニア大会で『大会優秀選手』を受賞。

185cm/127kgと国際規格のサイズを誇り、2019年度の『TIDキャンプ』にも選出された屈指の”ビッグマン”。

 


PR乳井大士選手(中部大春日丘)

昨冬花園で悲願のベスト8進出を果たした春日丘の”③番”。

168cmと上背はないながらも、低い姿勢から押し込むスクラムとキャリーは一級品。

ラグビーライター・斉藤健仁氏が選ぶ”100回目の花園で輝いた選手”にも名を挙げられた。

 


PR西崎海人選手(報徳学園)

名門・報徳で1年時から”③番”としてスクラムを支えてきた頼れる副将。

昨年はチームの大黒柱CTB竹ノ内堅人主将が負傷で長期離脱を強いられる中、ゲームキャプテンとしてチームを見事花園出場へと導いた。

ラストゲームとなった花園1回戦・御所実戦。

この選手の意地のトライは、外から見守る竹ノ内主将の姿と共に、今でも強く印象に残っている。

 


PR曽根隆慎選手(大産大附)

大阪の”第2勢力”を形成する産大附で2年時から”①番”を背負ってきた逸材。

2019年度の花園大阪府予選決勝では、本大会でベスト4まで勝ち進んだ常翔学園に21-31と肉薄。

全国区の実力を持つことを証明すると同時に、『最強世代』の一員としてもその名を歴史に刻んだ。

 

<フッカー

HO李 淳弘選手(大阪朝鮮)

部員数39人で全国ベスト4。

昨冬花園で歴史的快挙を成し遂げた大阪朝高の”FWリーダー”。

1年時からメンバー入りするなど黄金世代の中でも中心的役割を担うも、自身は昨年9月に受けた膝の半月板手術の影響で花園のピッチに立つ事は叶わなかった。

その悔しさを糧に大学で活躍する姿に期待したい。

 


HO平野叶苑選手(西陵)

激しさと献身的なプレーでチームを8年ぶりの花園出場へと導いた西陵の主将。

同校の山田和正監督に、

「ハーフタイムに改善点を指摘してくれるが、僕よりも正確。プレーをしている瞬間、瞬間では感じても、普通の高校生はハーフタイムになるとうまく言葉にできないもの。でも、平野は理路整然。素晴らしいです」

こう言わしめる知性とリーダーシップ。

兄であるPR平野叶翔選手(京産大4年・西陵)と共に、京産スクラムを支える姿を是非見せてほしいところだ。

 

セカンドロー(LO)

今年はこのポジションにも豪華メンバーが加入した。


松永壮太朗選手(京都工学院)

187cm/91kgのサイズに加えスピードとフィジカルも併せ持つ逸材。

勧修中(京都)時代はチーム最長身の”大型スクラムハーフ”として、全国中学生大会(太陽生命カップ)で準優勝を経験。

高校でも『U17日本代表』『セブンズユースアカデミー』へそれぞれ選出されてきた。

副将を務めた昨年は”⑧番”としてライバル・成章と渡り合うなどその能力はロックの枠に収まらないだけに、大学でも”ユーティリティFW”としてマルチロールな活躍が期待される。

 


フナキ・ソロモネ選手(目黒学院)

相手をなぎ倒す強靱なフィジカルとスピードに加え、しなやかさも兼ね備える目黒の”フィジカルモンスター”。

昨年は都予選決勝(vs本郷)、花園1回戦(vs玉島)、2回戦(vs大分東明)など重要な試合でそれぞれトライを記録し、3年ぶりに花園出場を果たしたチームを支えてきた。

 

このセカンドローは、昨年度の主将・田中利輝選手(東海大仰星/現・清水建設)、樋口誠也選手(京都成章)ら主力が卒業しただけに、高い能力を持つ彼らへかかる期待は大きいものがあるだろう。

バックス(BK)

続いてはバックス。

ハーフバック(SH/SO)

このポジションには、滋賀の強豪・光泉カトリックの”HB団”土永 旭選手と藏内祐賀選手が加入。

京都市立西陵中時代からコンビを組んできた2人は、京都府選抜の一員として『全国ジュニア大会』へ揃って出場。

高校でも共に2年生でレギュラーの座を確保し、昨年は”主将”&”司令塔”の立場でチームを2年連続の花園出場ヘと導いた。

大学でも同じ道へ進む選択をした2人。

地元京都で再び息の合ったコンビネーションを見せつけることができるか。

非常に楽しみだ。

 

また、中学時代に同じく京都府選抜に選ばれ、成章では宮尾選手(⇒早大)の貴重なバックアッパーの役割を果たしたSH西村建哉選手(京都成章)にも個人的には注目をしたい。

 

センター(CTB)

センターの目玉は何と言ってもこの2人。


辻野隼大選手(京都成章)

パス・キック・ラン全てを兼ね備える屈指のオールラウンダー。

中学時代は大阪府中学校選抜の主力として『全国ジュニア大会』を制覇。

成章でも1年時から名門の”⑩番”を背負い、昨年はエース兼共同主将の一人としてチームを初の花園準優勝へと導いた。

ジュニア大会では『大会優秀選手』、花園では『花園優秀選手』を受賞、さらに先日発表された『U20代表候補』にもそれぞれ名を連ねるなど、個人としての実績は同世代でも群を抜く。

今年度ルーキーの中でも間違いなく即戦力の最有力候補だろう。

 


村田佳翼選手(尾道)。

広島の名門・尾道で2年生からレギュラーポジションを確保した俊英。

2年時には”フィニッシャー”として、そして昨年はチームの”大黒柱”として文字通りチームを牽引。

花園でも多くのトライを量産してきた。

この選手の卓越したボディバランス、そしてダイナミックなランは必見。

大学でのさらなる成長に期待がかかる。

 

また彼ら以外にも、

・中学時代、全国ジュニア大会で京都府中学選抜から唯一人『大会優秀選手』を受賞した小野麟兵選手(京都工学院)

・三重の名門・朝明で2年時から⑩番を背負い、昨年は主将としてチームを9年連続の花園出場へと導いた藤本凌聖選手(朝明)

・180cm/83kgのサイズが魅力の”大型センター”山田颯世選手(大商大)

らにも是非注目をしたいところだ。

 

バックスリー(WTB/FB)

ラストを飾るバックスリー。

このポジションにも、

・WTBマナセ・ハビリ選手(天理大)を兄に持ち、50m5秒9の快足と強靱なフィジカルで魅せる”四国のパワーランナー”ファカタカ・ハビリ選手(高知中央)

・”50m6秒1”の快足を誇り、名門・大阪桐蔭で2年時からエースナンバー”14”を背負ってきた堤田京弘選手(大阪桐蔭)

・”ファストマン”として2019年度の『TIDキャンプ』へ選出され、昨冬花園の県予選決勝では専大玉名相手に個人3トライの大爆発を見せた西 浩斗選手(熊本西)

など多士済々なタレントが顔を揃えた。

いずれも1年目からの活躍が期待できる選手たち。

彼らが京産大バックスリーを背負って立つ日を楽しみにしたい。

関西Aリーグの視聴方法について

今年の関西Aリーグも”J SPORTSオンデマンド”が、開幕節から最終節まで全試合を配信してくれます。

なんくる
毎年ありがとうございます!

9月の配信スケジュール

9月18日(土)

17:30~:同志社大 vs 関西大 (録画)

京産大vs摂南大戦は10/24へ順延

9月19日(日)

11:45~:立命館大 vs 関西学院大(Live)

14:00~:近畿大  vs 天理大(Live)

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