47年にわたる一貫指導でチームを強豪校に育て上げた大西監督が勇退し、今年新たな時代へと舵を切る京都産業大学

OBで2015年W杯の”ジャパン戦士”伊藤鐘史氏を新監督に迎え、目指すは”名将”でも成し得なかった『大学日本一』。

近年高校の有力メンバーが続々集い、上位進出を虎視眈々と見据える今季。

『新生・京産大』へ新たに加わったメンバーを見ていきたいと思います。

2020年度新入部員一覧

PO氏名出身校サイズ代表歴
PR井上康晴興國178/90
PR岩井 陸尾道176/96
PR渡辺 龍洛北
PR田中誠悟四日市農芸
PR永山海佑京都成章177/106
HO吉田郁哉つくば秀英
LO
No.8
橋本帆陽神戸科学
技術
LO
No.8
山本大翔高知中央183/83
FL三木皓正京都成章172/88高校代表
FL太田陽介大分東明173/82
No.8ヴェア・
タモエフォラウ
札幌山の手186/129代表候補
SH林 勲士京都工学院
SH古里勇人興國
SO上村文彦報徳学園176/80
CTBテビタ・ポレオ日本航空
石川
178/108代表候補
CTB大村亮介日本航空
石川
176/80
CTB保田春晃報徳学園178/81
CTB高井良成関大北陽
WTB松岡大河東福岡170/72
WTB西野 怜京都工学院
WTB宮本晃太朗中部大
春日丘
170/75
WTB森 祐也東海大福岡173/70U17九州
FB船曳涼太神戸科学
技術
178/82U17候補

(情報元:京都産業大学ラグビー部HP)

総勢23名が新たに京産大へ加入することになりました。

既に3月28日には練習へ合流したとの情報もありましたが、同大学内での新型コロナのクラスター(小規模な感染集団)発生により、現在、ラグビー部含む全体育会クラブが活動休止中。

新生活を開始したばかりの1年生にとっては厳しい船出となりますが、苦難を乗り越え、是非頑張って欲しいと思います。

注目はこの選手たち!

『超高校級』を束ねた主将

やはり一番の注目は京都成章三木皓正選手。

平均身長181cm、平均体重100kgを越え『超高校級』と評された昨季の成章フォワードにあって、172cmと最小兵ながらチームのキャプテンを託された男。

それだけでこの選手の人柄とリーダーシップは伝わってきますが、それだけではありません。

昨年5月に発表された高校日本代表候補第1次メンバー。

2年生のLO本橋拓馬選手を含むフォワード8人中6人が候補に選ばれる中、三木選手はメンバー外。

前年度から主力を張り、主将としてチームを牽引する立場として、気持ちの部分で難しい面があったであろうことは想像に難くありません。

しかし、シーズン本番の全国大会京都府予選、そして花園本大会ではチームを束ねるリーダーとして堂々たるプレーを披露。

するとその後、1月末に実施された”高校日本代表・最終セレクション”に招集されると、奥井章仁選手(大阪桐蔭)、佐藤健次選手(桐蔭学園)ら、並み居る猛者が集うバックローの中で見事代表へ選出。

一次候補メンバー外からの代表選出は、怪我以外では極めて異例のルートと言えます。

それだけ首脳陣からの評価が高かったことの表れでしょう。

低い姿勢からの”正確無比なタックル”と”接点での仕事量”は、サイズ面を補って余りある三木選手の魅力。

今回の23名中唯一の高校ジャパン戦士として、そのリーダーシップと共にプレー面でもチームに貢献してくれることを期待したいですね。

”ヒガシ”の韋駄天

2人目は西の横綱・東福岡の誇る”韋駄天ウィング”松岡大河選手。

エースの称号”ヒガシの14番”を背負い、キレキレのステップと強靱なフィジカルで、相手防御網を次々と突き破る天性のフィニッシャー。

インパクト抜群ですね。。

ここまで不思議と世代別の代表には縁がありませんでしたが、逆サイドのWTB高本とむ選手(帝京大へ進学)と共に『Wフェラーリ』と評されたその実力は、間違いなく全国トップクラス。

京産大へ頼もしいスピードスターが加入することになります。

多士済々な面々

今年はそれ以外でも、

186cm,129kgの体躯を生かした破壊的な突進で、『リーチ2世』との呼び声高いNo.8ヴェア・タモエフォラウ選手(札幌山の手)に、日本航空石川の『核弾頭』CTBテビタ・ポレオ選手の留学生コンビ。

そしてそのポレオ選手とセンター陣を形成し、航空石川の攻撃の中心として君臨したCTB大村亮介選手。

さらには、大分舞鶴の壁を打ち破り花園初出場を果たした大分東明の中心選手・太田陽介選手、U17九州代表の森祐也選手(東海大福岡)、そして、成長著しい神戸科学技術の主将・副将コンビで、U17日本代表候補にも選ばれたFB船曳涼太選手と、フォワードの中心No.8橋本帆陽選手など実に多士済々。

否が応でも京産への期待値は上がってきます。

京産大『新時代』へ

伊藤新監督の弟・伊藤鐘平選手(東芝へ加入)を主将に据えて臨んだ昨季は、関西リーグで4勝3敗の4位と苦しみ、選手権初戦で関東リーグ戦2位の日大の前に敗退。

名将のラストシーズンに花を添えることは出来ませんでした。

それでも”スクラム”は、強力スクラムを武器に関東で猛威を振るった日大相手に堂々と真っ向勝負。

大西監督がこだわり続けた”伝統”が、深々と根付いていることを証明しました。

昨年は、LOアサエリ・ラウシ選手(2年・日本航空石川)、FL福西隼杜選手(2年・報徳学園)、SO家村健太選手(2年・流経大柏)ら、生きのいいルーキーが次々と台頭。

今年のルーキーも即戦力を担える面々が名を連ねます。

守るべき伝統は継承しつつ、新たなエッセンスとして”ゲームスピードの向上”を志向する伊藤新監督。

多士済々なメンバーを迎え、どのようにチームを進化させていくのか。

47年の時を経て”新時代”へ。

新生・京産大』から今年は目が離せません。

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