2020年度関東リーグ戦第5節の注目試合、関東学院大対専修大学のレビューをお伝えします。

第5節試合結果

11/14
13:00関学大〇48-21専修大三郷無観
16:00流経大〇40-14日本大三郷無観
11/15
11:30法政大〇28-23中央大三郷無観
14:30大東大12-55〇東海大三郷無観

関東学院大ー専修大

出場メンバー

※太字は前節からの変更メンバー(ポジション変更含む)

関東学院大学

1 PR
児玉悠希④
(大分雄城台)

2 HO
岡 輝剛④
(佐賀工)

3 PR
壽文字 将④
(盛岡工)

4 LO
小濱康崇③
(鹿児島実)

5 LO
矢野裕二郎①
(関東学院
六浦)

6 FL
山﨑 海③
(佐賀工)

8 No.8
尾崎遼太朗④
(ウェストレイク
ボーイズ)

7 FL
宮川雅也③
(仙台育英)

9 SH
大澤成貴④
(松山聖陵)


12 CTB
芳崎風太③
(関東学院
六浦)

10 SO
三輪悠真③
(尾道)

13 CTB
長尾貴大③
(北条)

11 WTB
福士萌起④
(佐賀工)

15 FB
阿部竜二③
(黒沢尻工)

14 WTB
萬田開人④
(仙台育英)

<リザーブ>

16倉本 操 4 174/108 保善高校
17矢吹悠斗 4 170/100 深谷高校
18長田将大 4 179/115 関東学院六浦高校
19松本裕司 3 178/92 常翔学園高校
20宮上 凜 1 165/76 佐賀工業高校
21立川大輝 1 167/78 佐賀工業高校
22金崎利秋 2 172/95 三本木農業高校
23川崎清純 3 191/100 盛岡工業高校

専修大学

1 PR
檀野友多郎④
(光泉)

2 HO
小栗冬雅④
(岐阜工)

3 PR
栗山 塁④
(桐蔭学園)

4 LO
小笠原 颯③
(日川)

5 LO
久次米航希②
(城東)

6 FL
折居慎斗③
(尾道)

8 No.8
原 健将④
(桐蔭学園)

7 FL
春口 陽③
(大分舞鶴)

9 SH
友池瞭汰②
(東福岡)

12 CTB
夏井大樹④
(秋田中央)

10 SO
森野幹太④
(東福岡)

13 CTB
平山壮太③
(大分舞鶴)

11 WTB
水野晋輔③
(東京)

15 FB
飯塚稜介①
(桐蔭学園)

14 WTB
花田悠太朗④
(日川)

<リザーブ>

16山口和明 2 181/105 桐蔭学園高校
17米沢豪真 3 168/96 茗溪学園高校
18松尾龍之介 3 176/115 國學院大學栃木高校
19西尾開登 3 177/92 目黒学院高校
20山下拓真 3 177/94 東福岡高校
21宮坂航生 1 173/68 中部大学春日丘高校
22松尾東一郎 3 176/85 桐蔭学園高校
23水野景介 4 170/91 東京高校

<関東協会の公式ゲームスタッツは⇒こちら

ゲームレビュー

これまでは試合への入りの悪さが目立った”カントー”でしたが、この試合ではキックオフ直後からエンジン全開。

開始からわずか2分、フォワードの前進から華麗なるバックス展開で先制トライを奪うと、その後もキックを織り交ぜた効果的なアタックや、武器のドライビングモールなどで次々と相手インゴールを陥れる波状攻撃を展開。

岡輝剛選手(4年・佐賀工)、④小濱康崇選手(3年・鹿児島実)を中心に、フォワードが勢いをつけて次から次に走り込んでくる姿は、伝統の”スカイブルー”のジャージの迫力も手伝い、まるで往時のカントーを見るようでした。

やはりフォワードが前に出だすと、カントーは強い。

前回3トライの⑪福士萌起選手(4年・佐賀工)はこの試合でも無双ぶりを発揮し、先制トライを挙げた⑭萬田開人主将(4年・仙台育英)と共に大外でいくつものチャンスを演出。

昨年の入替戦以来の”SO/CTB”の組み合わせとなる⑩三輪悠真選手(3年・尾道)、⑫芳崎風太選手(3年・関東学院六浦)のコンビは、”ダブル司令塔”としてテンポと展開力を生み出すと共に、鋭く前へ出るタックルで幾度も専修のアタックを寸断。

さらに後半には、この日リーグ戦初スタメンを飾った⑨大澤成貴選手(4年・松山聖陵)が、相手ボールスクラムのミスを突いてトライを奪い、ここまで本調子ではなく前節からスタメンを外れていた㉓川崎清純選手(3年・盛岡工)も復活の狼煙をあげるトライを記録。

何より、この日はチームとしての”戦う姿勢”が素晴らしかった。

チームとして個として、多くの見せ場を作った歓喜のシーズン初勝利。

懸命に戦った選手たち、そして勝利を待ちわびたファンの皆さん、3年ぶりとなる1部での勝利おめでとうございます。

この先もまだまだ続くリーグ戦へ向け、この1勝がカントーにとって”真の復活”への足がかりとなることを心から願っています。

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そして敗れた専修

この試合は無駄なラックを捨てディフェンスを固めるという方針だったのか、試合序盤からブレイクダウンでファイトする姿が少なかったように感じられました。

ラックへの見極めが早すぎたことがかえって相手へイージーな球出しを許し、結果として関東へリズムとテンポを与える。

前節・東海大戦の大敗(●0-85)から再起を懸ける重要な一戦で、前半序盤に3トライを失い、さらに後半7分には、自陣ゴール前でのマイボールスクラムからこぼれ球をあっさりトライに繋げられるなど、易々と相手へ主導権を渡してしまった試合運びは非常に残念でした。

 

ただ今季の専修は、開幕節で大東大相手に今季の『下克上』一番乗りを果たし、昨季2位の日大相手にも試合終盤まで接戦を繰り広げるなど、本来上位を脅かす実力を持つチーム。

この試合リザーブから急遽メンバー入りし、鋭いランで輝きを放った⑮飯塚稜介選手(1年・桐蔭学園)や、スペースを巧みに突くランでトライを記録するなど、華々しいリーグデビューを飾った宮坂航生選手(1年・中部大春日丘)ら新戦力も台頭。

このまま沈んでいっていいチームではありません。

リーグ戦は残り2試合。

高い集中力と規律を持った専修らしい姿を期待したいと思います。

 

私的MOM

芳崎風太選手(関東学大3年・関東学院六浦)

リズムを生み出すパスワーク、高精度のキック、スペースを埋める危機察知能力、鋭いタックルと。どれを取っても非凡。ラグビーセンスの塊。

原 健将選手(専修大4年・桐蔭学園)

頼れる”アタックリーダー”。どんな劣勢でも前へ出続ける姿勢とその強さは変わらない。

 

最新順位表

チーム勝点勝数分数負数得点失点点差
東海大2050028760227
流経大2050027979200
日 大1640116110556
法 大8203112129-17
大東大6113103172-69
関東学4104134249-115
専 大410477233-156
中 大201492218-126

<第6節ゲームレビュー↓>

【第6節レビュー】関東リーグ戦2020 東海vs流経/法政vs関東

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【第5節レビュー②】関東リーグ戦2020 法政vs中央/日大vs流経大

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