列強国の真剣勝負が間近で見られるとあって、開幕から活況を呈するラグビーワールドカップ2019日本大会。
オールブラックス、アイルランドら優勝候補が登場した日産スタジアムは連日6万人越えの大盛況。
早くその波に乗りたい私も9/23(月)にようやくW杯初観戦。
その熱を肌で感じる事ができました。
会場となった豊田スタジアムはトップリーグトヨタ自動車ヴェルブリッツやJリーグ名古屋グランパスの本拠地として有名ですが、東海地方以外の方にとってはなかなか馴染みの薄いスタジアム。
私と同じように「今回初めて行くよ!」という方も多いと思います。
そこで、名古屋からのアクセス方法や周辺情報、そして身をもって感じた注意点などをレポートしたいと思います。
これから豊田スタジアムに行く方は是非参考にしてみて下さい。
スタジアム最寄り駅までの行き方
まずは豊田スタジアムのロケーションから確認しておきましょう。
豊田スタジアムまで電車で行く場合は下記のルートとなります。
スタジアムの最寄り駅は名鉄 豊田市駅と愛知環状鉄道 新豊田駅の二つ。
豊田市駅からは徒歩約15分、新豊田駅からは徒歩約17分。
両駅の間は2分ほどのため距離に大差はありません。
近郊にお住まいの方は、使い勝手のいい方を選択すれば間違いないと思います。
ただ、遠方から来る方の場合、拠点となるのはやはりJR名古屋駅です。
私も今回名古屋駅を利用して行ったため、そこを出発点として考えたいと思います。
まず最初に名古屋駅から豊田スタジアムまでは下記の通りいろいろな行き方があります。
(情報元:豊田スタジアム公式HP)
地下鉄、JR、名鉄と選択肢は豊富ですね。
おススメは地下鉄利用
では一体どのルートが一番おススメなのか⁉
それぞれのルートを比較してみたいと思います。
まず地下鉄利用とJR利用の料金比較ですが、地下鉄利用なら片道760円で済むところ、JRを利用した場合は片道1,010円と割高。
さらに所要時間を比較しても地下鉄の方がJRより頻度が高く、所要が短く済みます。
そして次に地下鉄と名鉄の比較ですが、料金は名鉄が790円のため地下鉄とほぼ同じ。
乗っている時間も名鉄の方が短くていいと思われがちですが、名鉄には2つネックがあります。
一つはJRから名鉄への乗り換えは一度建物を出る必要があるため場所が分かりづらいという点、
そしてもう一点は何と言っても”名鉄名古屋駅名物”と言われるホームの分かりづらさです。
行った事がある方はご存知かと思いますが、同一ホームに複数の沿線が乗り入れする乗り場は完全にカオス。
正直初心者の方にはハードルが高すぎます。
私はこれまで度々この名鉄名古屋駅を利用してきましたが、確信を持って乗るべき電車に乗れたことがまだ一度もありません。。。
以上の理由から、私は断然地下鉄利用をおススメします。
地下鉄は東山線利用と桜通線利用の2種類があります。
東山線利用のルート
桜通線利用のルート
いずれも料金は片道760円で同一ですが、私は東山線ルートを選択。
その理由は
・所要時間は殆ど同じだが、名古屋駅からの出発頻度が高い(東山線:約4分に1本 桜通線:約10分に1本)
・御器所(ごきそ)駅よりも伏見駅からの方が座りやすい
という事で、東山線のホームを目指しいざ出発。
東山線は黄色のラインです。
ホームは1番線、栄・藤が丘方面。
藤が丘行きに乗り込む。
伏見駅は1駅なのですぐ着きます。
注意してください。
そして降りたら今度は青色のライン鶴舞線のホームへ向かいます。
八事(やごと)・赤池・豊田市方面。
赤池駅行きへ乗り込む。
ただ、ここで注意!
それは何故かというと、
・鶴舞線と名鉄豊田線は相互乗り入れのため豊田市行きの場合は直通で乗り換えがない
・赤池駅での乗り換え時はそれを知らず乗った人たちでごった返す
・結果、ドア付近は東京の早朝ラッシュ時並になる
ちょっと伝わりづらいけど、、こんな感じ👇
試合開始3時間前の16時の段階でこのレベル。(この日キックオフは19:15)
満員電車の経験のある大人は何とか耐えられますが、特に小さいお子様連れの方は赤池から豊田市行きの電車へ乗り込むのは危険です。
伏見駅から直通の豊田市行きへ乗ること、そして座れなかった場合はドア付近ではなく車両の中央部分に乗る事を強くおススメします。
赤池で乗り換えた私の隣(ドア付近)には、同じく赤池から乗り込んだ小学低学年位の女の子の辛そうな姿が。
やはり小さい体にあの満員電車は厳しいものがあります。。。
豊田市駅へ到着すると駅のホームはこんな状態。(16:30頃)
ビッグイベントを開催するスタジアムの最寄り駅としてはホームが狭くとても危険です。
お子様の手を絶対に離さないようにしましょう。
そんなこんなで名古屋を出発して約1時間。
ようやく最寄り駅へ到着。
改札口へ降りていくと何故か大行列が。
改札の外も。
1枚目はICカードのチャージと乗り換え精算に並ぶ列。
2枚目は帰りの切符を買おうとする人の列です。
どちらも大行列。
電車乗車時のポイント
・ICカードは事前にチャージしておくこと
・切符の場合は乗り越しがないように買う事
・帰りの切符はなるべく事前に購入する事
これは大事ですね。
駅を出るまで10分以上は足止めを食う事になります。
最寄駅からのアクセス
さて、豊田市駅へ到着するといよいよ豊田スタジアムへの移動です。
スタジアムへの行き方はこんな感じです。
(情報元:豊田市役所ラグビーワールドカップ2019推進課HP)
駅から直進するのみ。
とてもシンプルですね。
ファンゾーンまで網羅されたこの地図もとても分かり易くて便利です。
まず改札口を出て真っすぐ進むと階段があります。
階段を下りると右手にW杯のInformationブースも。ここでイベントのことなど色々と教えてくれます。
情報収集が終われば後は左手へひたすら進むのみ。
ジャパンのジャージを着た人もちらほら。
通りにはミニ四駆のコースまで設置されていました。
そしてタグラグビー体験も。
子供たちが楽しく遊んでいる姿は平和そのもの。
こちらも心が和みます。
豊田市駅周辺は完全にワールドカップ一色。
街を挙げて盛り上げようとする気持ちが伝わってきて自然と気分が高揚します。
歩いているだけでかなり楽しい。
レッドドラゴンズ(ウェールズ代表の愛称)の応援団も続々集結。
至る所が即席パブ状態に。
とても平和な雰囲気ですが、歩きビールをしている人が多いので、ぶつからないように注意しましょう。
右手にローソン発見。ここも大行列。
ちなみに駅からスタジアムまでの道中は、改札出てすぐのところにあるファミマと、このローソンしかありません。
「ここがスタジアムまでの最後のコンビニでーす!」
店員さんの声に導かれるように店内は大混雑。
コンビニで買物を考えている方は、出来れば駅改札近くのファミマで買っておいた方がいいと思います。
店自体は小さいですが、飲食物はある程度揃っています。
さぁスタジアムまであと少し。
曇天の中ひたすら進むとようやく橋の向こうに目的地が。
豊田大橋からの景観は圧巻。
WELCOMEの文字も嬉しいですね。
スタジアムに到着したらまず自分のチケットを見てゲートの確認。
豊田大橋から来た場合は、左に写っている係員が指しているところが現在地です。
私はこれを逆に考えてしまい、かなり歩く事になってしまいました。。
注意してください。。。
スタジアムからの帰り
大興奮の時間はあっという間です。
私は当初帰りの混雑を考えて試合終了前には出ようと考えていたものの、結局最後まで粘って見てしまうことに。
そうなると当然帰りはこんな状態です。
橋の両端に人が溢れるような状態。
立ち止まる事は少ないものの、やはり動きはかなりスローです。
通常、徒歩で15分ほどの距離との事ですが、この日はスタジアムを出てから駅まで45分ほどかかりました。
疲れて寝てしまったお子さんを抱っこするお父さんお母さんも大変そうです。
やはりお子様連れの方は、混雑を避けるために遅くとも試合終了5分前には出たいところですね。。(最後までみたくなってしまうんですが...)
ようやく駅へ到着すると、
大混雑で入場規制もかかる状態。。。
それでも思っていたほど待ち時間は長くなく5分くらい待って入場可に。
そして入場後はすんなり改札を抜けホームへ。
名古屋方面は改札を入って右手です。
待たずに乗れた電車内が行き程の混雑ではなかったことは幸いでしたね。
快勝にご機嫌なウェルシュ(ウェールズ人)に囲まれて帰るのもいいものでした。
まとめ
という事で注意点のまとめです。
最寄り駅まで(行き)
・地下鉄を利用する際は赤池行きではなく”豊田市駅”行きの直通電車に乗る
・ICカードはしっかりチャージ
・切符は乗り越しがでないように
・豊田市駅のホームは狭いので特に注意が必要
・できれば開始2時間前までには到着したい
スタジアムまで
・コンビニは改札すぐのファミマがおススメ
・道中は大人も子供も楽しめるイベントが満載
・歩きビールに注意!
最寄り駅まで(帰り)
・豊田大橋はかなり混雑する
・試合終了5分前までにはスタジアムを後にしたい
・又はもし時間に余裕があればシートで談笑し混雑を避ける
・帰り道の居酒屋、パブは外国人観戦客によって完全に占拠状態
豊田スタジアムでの試合はまだあと3試合残っています。
オールブラックスも来ます。
10/5にはジャパン対サモア戦もあります。
私は今回限りですが、チケットを持っている皆さん是非豊田の街を楽しんでください!
豊田スタジアム内の混雑状況や観戦の注意点レポートはこちら👇