身体を張ってチームを鼓舞し続けた”闘将”杉山優平主将(現/東芝)の下、5年ぶりに大学選手権ベスト8という結果を残した昨季の筑波大学

4年生のまとまりがチームを牽引し、”フィジカルバトル”で一歩も引かない戦いぶりは、筑波復活を強烈に印象づけるものでした。

”原点回帰”を経て、再び覇権争いへ名乗りを挙げる『国立の雄』。

難関入試の壁を突破し、今季新たに加入した新入生の顔ぶれを紹介していきたいと思います。

2020年度新入部員一覧

PO氏名出身校サイズ代表歴
PR内田康介旭野176/104
PR大塚椋生茗渓学園173/90
PR田中希門中部大
春日丘
182/102
HO松石晃弥福岡173/79.6
HO
No.8
平石 颯桐蔭学園179/95代表候補
LO横溝昂大
ショーン
福岡187/80
LO
FL
梁川賢吉尾道188/94セブンズ
アカデミ
FL
HO
小関慶樹函館
ラ・サール
175/88
FL
No.8
稲野克樹崇徳175/83
SH白栄拓也高鍋164/64代表候補
SH松井 翔東海大仰星164/67代表候補
SH宮本大輔浦和165/67
SH
SO
藤内喜市西南学院168/71
SO大場宏祐東筑173.5/75
CTB谷山隼大福岡184/92高校代表
U17代表
セブンズ
アカデミ
CTB濱島 海福岡177/73
CTB
WTB
黒澤稔生飯田172/75
WTB江藤有羽大福岡172/75
WTB鳥羽秀歩武蔵164/69
WTB
FB
井上青空福岡186/85
WTB
FB
中山覚富宇部168/75
WTB
FB
星 静名大付属157/58
WTB
FB
星野孔志朗福岡177/71
FB
CTB
矢島健吾浦和180/83

(情報元:筑波大学ラグビー部HP)

総勢24名のうち、代表クラス(セブンズアカデミー含む)は昨年と同数の”5名”。

これは、今年慶應の3名を上回り、早稲田と肩を並べる人数。

2010年代前半に築いた黄金期を彷彿とさせるタレントが、近年再び筑波へ集結しつつある。

この数字はその事実を物語っているように感じます。

注目はこの選手たち!

それでは次に、個人的な注目選手を見ていきたいと思います。

CTB 谷山隼大選手(福岡)

注目選手の筆頭格と言えばやはりこの選手でしょう。

184cm/92kgのサイズながら50m6秒3のスピードを誇り、対人プレーに無類の強さを見せる世代屈指の大型バックス・谷山隼大選手。

花園や選抜大会など全国の舞台には縁がなかった中で、『U17日本代表』『セブンズアカデミー』『高校日本代表』と各年代の代表に名を連ねてきた実績は、この選手の能力の高さを如実に表しています。

谷山選手のお姉さんが投稿したプレー動画↓からも、並外れたスケール感が伝わってきます。

本来はバックスのプレーヤーながら、『U17日本代表』『高校日本代表』にはフォワード第3列として選出。

さらに、福岡県選抜として8年ぶりの優勝を成し遂げた昨年の”茨城国体”では、”東福岡勢”が独占するチームで唯一、ロックとしてスタメンに名を連ねるなど、複数ポジションをいずれも高いレベルでこなすポリバレント性も非凡。

一部報道では”早大”が第一志望とあったため、密かに”アカクロ”へ袖を通す姿を個人的には期待していましたが、最終的に進学先として選んだのは福高の先輩・福岡堅樹選手(パナソニック)と同じ筑波

英雄の系譜を受け継ぐ存在として、是非1年目から”スカイブルー”のジャージをまといピッチを躍動する姿を期待したいと思います。

 

HO 平石 颯選手(桐蔭学園)

続いては、昨冬花園で初の”単独優勝”を成し遂げた桐蔭学園の主力・平石 颯選手。

頑強なフィジカルと俊敏さを併せ持つ万能型フォワードとして、2年生の選抜大会では”8番”を背負って優勝へ貢献し、花園では2回戦で負傷したHO紀伊遼平選手(明大2年)の穴を埋める見事な活躍を披露。

しかし3年時の花園では、2回戦・長崎北陽台戦で負った負傷により、以降の試合では欠場を余儀なくされ、優勝の瞬間はピッチ外で迎えるという悔しい経験もしました。

”桐蔭不動の2番”として大会へ臨んでいただけに、その無念さは察するに余あるものがあります。

それでも、東の横綱・桐蔭学園で2年生から主力を張り、”高校日本代表候補”にも選出されたその実力に疑いの余地はなく、大学ではHO安里大吾選手(4年・名護)を脅かす存在として、1年目からAチームへ絡む活躍を期待したいところです。

 

SH 白栄拓也選手(高鍋)

そして3人目に挙げるのは、宮崎の名門・高鍋で2年生の頃からレギュラーとして活躍し、昨年度の”高校日本代表候補”にも選出された白栄拓也選手。

テンポを自在に操る巧みなパスワークのみならず、ディフェンスの綻びを見極める判断力や、トライを取り切るラン能力にも秀でる”超攻撃型スクラムハーフ”。

昨春の選抜大会では個人”4トライ、アシックスカップ(7人制大会)では”11トライ”を奪うなど、出場した公式戦ほぼ全てでトライを量産する爆発ぶりには舌を巻くばかりです。

今年同じポジションには、東海大仰星で1年生から花園を経験し、主将を務めた3年時には”高校日本代表候補”にも名を連ねた松井翔選手も加入。

大越元気選手(茗渓学園)と萩原周選手(大阪桐蔭)といった、トップクラスのスクラムハーフが加入した今年の明治大学にも驚かされましたが、筑波もそれに勝るとも劣らない高次元のライバル争いが繰り広げられることになりそうです。

 

名門公立校メンバー集結

さらに今年は例年以上に、文武両道を地でいく『名門公立校』からの入部が目を引きます。

代表格は、やはり福岡高校。

その顔ぶれは、

【2018年度】

主将:HO松石晃弥選手

副将:WTB江藤有羽大選手

BKリーダー:WTB/FB井上青空選手

【2019年度】

主将:LO横溝昂大ショーン選手

副将:CTB谷山隼大選手

BKの要:CTB濱島 海選手

エース:WTB/FB星野孔志朗選手

と、2学年にわたる主力が実に7名入部。

付属校でもない高校からこれだけの選手が集うのは、これまであまり見たことがありません。

 

さらに、埼玉の名門・浦和高校からは、2018年度の主将・矢島健吾選手と盟友・SH宮本大輔選手、

都立武蔵からはWTB鳥羽秀歩選手、

長野の飯田からは1年生からレギュラーとして花園へ出場してきたCTB/WTB黒澤稔生選手(飯田)、

そして、山口の宇部高からは、『ビッグマン&ファストマンキャンプ』でMVPにも選ばれたWTB/FB中山覚富選手など、

”屈指の進学校”と呼ばれる高校の出身者が多く名を連ねます。

ラグビーだけでなく勉学にも励んできた彼らが大学でさらに研鑽を積み、強豪私学と渡り合う姿こそ『国立の雄』の名に相応しい。

この中から1人でも多く、対抗戦で活躍する選手が出て来てくれることを願ってやみません。

 

そして今年は、これまで挙げた選手以外にも、

名門茗渓学園でフランカーとして2年生から花園へ出場したPR大塚椋生選手、

176cm/104kgのサイズを武器にALL愛知にも選出された経歴を持つPR内田康介選手(旭野)、

コベルコカップ2018で東海地区の優秀選手に選出されるなど、春日丘の強力スクラムを支えた”大型プロップ”田中希門選手(中部大春日丘)、

強靱なフィジカルと抜群の機動力を武器に2年連続で『セブンズアカデミー』に選出され、昨冬花園では超高校級FWを擁した京都成章を最後まで追い詰めた尾道の闘将・梁川賢吉選手など、

筑波のラグビーを体現しうる多士済々なメンバーがズラリ。

 

「泥臭さ」「接点の強さ」というかつての武器を取戻し、多くの有望新人を迎えいれた今年の筑波。

新・黄金期構築へ、目指すは大学選手権ベスト4以上、そして悲願の日本一。

それを成し遂げられるだけのメンバーは揃っています。

<対抗戦2020スケジュール↓>

(最新)【祝・開幕決定!】関東大学ラグビー対抗戦A チーム別日程

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