”桐蔭対決”を制し、13回目の出場にしてついに悲願の日本一に輝いた大阪桐蔭

さらに前年度は、その大阪桐蔭との”大阪決戦”に勝利した東海大仰星が優勝を飾るなど、花園の過去10年間で”大阪勢”の優勝は実に5度(東海大仰星3回、常翔学園1回、大阪桐蔭1回)。

東福岡を擁する福岡県と並び、現在の高校ラグビー界を席巻しているのは間違いありません。

しかし、近畿地区は京都、奈良、兵庫など全国レベルの強豪が割拠するエリア。

ここでの力関係が、そのまま全国の勢力図を表すと言っても過言ではありません。

”全国一の激戦区”近畿地区。

2019年度最初の新人大会がスタートします。

 

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第70回近畿高校ラグビー大会

出場校

大阪府Aブロック大阪桐蔭
Bブロック関大北陽
Cブロック常翔学園
Dブロック東海大仰星
京都府Aブロック京都成章
Bブロック京都工学院
兵庫県1位報徳学園
2位科学技術
3位関西学院
4位甲南
滋賀県1位光泉
2位滋賀学園
奈良県Aブロック天理
Bブロック御所実
和歌山県1位近大和歌山
2位和歌山工

先週末に行われた和歌山大会決勝の結果、全16校の代表が決定しました。

大阪勢、京都成章、京都工学院、天理、御所実、報徳学園など、全国でも上位に入る強豪校がズラリ。

この時期にこの激突が見れるのはファンにとってはたまらないですね。

昨年はこの大会で報徳学園が準優勝を飾り、開催権枠も与えられた兵庫県からは4校が出場。

近年、報徳学園、科学技術、関西学院のほぼ3強で全国レベルの大会を独占しているという中では、甲南にとって全国を知るまたとないチャンスです。

また、同大会は全国選抜大会の予選も兼ねており、上位5チームが同大会への出場権を獲得します。

その意味ではまず準決勝進出が、選抜大会を目指すチームにとって直近の目標となりそうです。

 

注目校は関大北陽!

大阪では異変がおきましたね。

いわゆる花園常連校である大阪桐蔭、東海大仰星、常翔学園、大阪朝鮮の”4強”の一角に今年割って入ったのは”関大北陽

前身の”北陽高校”として野球、サッカーが全国区のこの高校に、ラグビー部が創部されたのは2013年4月。

監督として招聘されたのは、トップリーグヤマハ発動機でもバックローとして活躍した梶村真也氏(38)。

東海大仰星高時代(1999年度)には、当時の主将で現在は同校監督として3度の日本一に導いた”闘将”湯浅大智氏と共に花園初優勝を経験しています。

日本一を知る監督の下で本格的な強化に着手したチームは、まだ歴史の浅いチームながら、花園大阪府予選では2015年、2017年と決勝へ進出。

そして昨年のチームは、近畿大会大阪府予選決勝で大阪朝鮮に敗れる(19-40)も、その戦いぶりが評価され、”実行委員会推薦枠”で選抜大会へ初出場を果たします。

初の全国レベルでの戦いとなった大会で同組となったのは流経大柏長崎北陽台

共にその冬の花園でBシードとしてベスト4、ベスト8に進出した両校相手にも、

●28-45 流経大柏

●21-33 長崎北陽台

と接戦を演じ、全国レベルの実力を持ち併せている事を証明。

そして今年。

2月8日に行われた近畿大会大阪府予選では、昨年決勝で屈した大阪朝鮮を45-10で撃破。

リベンジ達成と共に見事初の近畿大会出場を勝ち取りました。

全国的にはまだまだ無名ながら、中等部からも好素材の選手たちが続々と集い、部員数は90名を超える大所帯。

あの松永兄弟(拓朗・天理大2年/貫汰・筑波大1年)を擁し、”大阪の5番手”として頭角を現している大阪産大付と同様に、4強(桐蔭・仰星・常翔・朝鮮)が席巻する大阪の構図を変える存在感を示してほしいところです。

注目しましょう!

 

組み合わせ

組み合わせ抽選会は2月17日(日)14:00~ホテルクライトン江坂にて行われました。

そして先ほど結果が発表されました。

(情報元:関西ラグビー協会HP)

いかがでしょうか⁉

印象としては強豪校がきれいにバラけたかな、、、という印象です。

しかし、最後の枠を見てください。

京都成章報徳学園

この両校は昨年も1回戦で対戦し、報徳学園が38-17で勝利をあげています。

京都成章はこの結果により選抜大会出場の道が絶たれ、その後全国レベルでの成績を残せなかったことから、昨冬の花園でも強豪京都勢としては屈辱のシード落ちを経験した経緯があります。

1回戦では仙台育英(○91-0)、2回戦ではBシード佐賀工を完封(○33-0)しシードバックを達成するなど強豪相手に意地を見せましたが、3回戦ではベスト4まで勝ち進んだ流経大柏に力負け(●14-45)。

1回戦から短期間で試合の続くノーシード校としては、やはり厳しい状況を強いられる事は避けられません。

選抜出場のためにはどちらも負けられない因縁の戦い。

非常に楽しみですね。

 

そして注目の関大北陽

初戦の相手は京都工学院に決定しました。

4校の大阪勢の中では唯一、いわゆる”強豪”と言われるチームとの対戦。

しかし2回戦の顔ぶれを見ると、この初戦を乗り切れば一気にベスト4の道が開けてきそうです。

ベスト4は選抜大会の出場権獲得を意味するもの。

自力”での選抜大会へ。

初戦は熱い戦いとなりそうですね!

 

1回戦

2019/3/10 東海大仰星 ○88-7 甲南
御所実 ○79-3 和歌山工
関大北陽 17-31○ 京都工学院
関西学院 ○95-7 滋賀学園
近大和歌山 0-85○ 常翔学園
天理 ○66-5 科学技術
大阪桐蔭 ○71-0 光泉
京都成章 ○33-17 報徳学園

先に行われた関東大会、九州大会と同様に1回戦は大差のゲームが目立つ結果となってしまいましたね。

勝ち上がったのは大阪3校、京都2校、奈良2校、兵庫1校。

強豪校が順当に勝ち上がる一方で、滋賀と和歌山の4校はいずれも大敗と言う結果に終わりました。

甲南、滋賀学園が強豪校に食らいつき100点ゲームは防いだというのは救いですが、強豪県とそうでない県、さらに強豪県の中でも上位と下位チームの格差は広がる一方ですね。。。

 

そんな中1回戦屈指の好カードとなった京都成章報徳学園は前半12-10と予想通り競った展開となりましたが、後半に3本のトライを重ねた京都成章が勝利。

昨年1回戦で敗れた相手に見事リベンジを果たしました。

一方敗れた報徳学園は選抜大会への道が閉ざされる結果に。

今年の報徳も前評判は高くいいチームだっただけに、選抜の舞台で見れないのは非常に残念です。

花園でも上位対決となりそうな2校が初戦で激突する。

これが強豪ひしめく近畿大会のレベルの高さを物語っていると言えます。

京都成章は次戦準々決勝では昨冬花園の覇者大阪桐蔭に挑みます。

 

そして個人的に注目校として挙げていた関大北陽

強豪京都工学院相手に前半こそ12-12と互角の戦いを見せるも、後半に地力の差を見せつけられる結果となりました。

しかし、初めて挑んだ近畿大会で花園常連校相手に見せた奮闘。

間違いなく全国でも通用するポテンシャルを持っているチームです。

冬に向けての成長が楽しみですね。

 

2回戦

2019/3/17 東海大仰星 ○36-12 御所実
京都工学院 24-40○ 関西学院
常翔学園 14-50○ 天理
大阪桐蔭 10-33○ 京都成章

これだから近畿大会は面白い。

今年1月に開催され、東海大仰星、慶應義塾、国学院久我山ら花園出場を逃した各地の強豪チームが参加したサニックスワールドユース予選会を制すなど、前評判の高かった京都工学院が関西学院によもやの完敗。

昨冬花園”ベスト8校”同士の激突となった常翔学園対天理は、常翔相手に50得点を奪うという驚愕の破壊力を見せた天理が圧勝。

これだけでも十分な番狂わせ度合でしたが、やはり最も驚かされたのは花園王者の敗退でしょう。

前半を12-10とリードで折り返した成章は、ペースを握った後半さらに4トライを追加。

守っても、強力FW擁する大阪桐蔭を後半無得点に抑える堅守で、見事な番狂わせを演じました。

昨冬花園ノーシード校が王者を撃破する

桐蔭は”超高校級”として1年時から別格の存在感を見せるFL/No.8奥井主将が高校日本代表活動で不在だったとはいえ、強豪校が割拠する近畿大会以外ではまず起こりえない事態でしょう。

 

この結果、準決勝へ進出した東海大仰星、関西学院、天理、京都成章が選抜大会への出場権を獲得。

大阪、兵庫、奈良、京都の各県1校ずつと、バランスのとれた顔ぶれとなりました。

個人的には「大阪3校はまず固い。」と考えていたので、見事に予想が覆された結果です。。。

そして、残る1枠を御所実、京都工学院、常翔学園、大阪桐蔭が争う事になりました。

見てくださいこの4校。

そのまま”花園ベスト4”と言われても納得の顔ぶれです。。。

選抜出場へ向け、”絶対に負けられない戦い”と言う意味では準決勝、決勝よりも見ごたえがあるかもしれませんね。

注目しましょう!

 

準決勝、第5代表決定トーナメント

<準決勝>

2019/3/19 東海大仰星 ○35-0 関西学院
京都成章 ○21-14 天理

2016年以来3年ぶりの優勝を目指す東海大仰星は、準決勝で京都工学院を破り勢いに乗る関西学院をシャットアウトで撃破。

昨冬前年度王者ながら花園出場を逃し復活を期す仰星ですが、持ち前の粘り強いディフェンスが戻ってきたような印象です。

そして”事実上の決勝戦”との呼び声高かった注目の準決勝第2戦は、レベルの高い攻防が繰り広げられる好ゲームに。

京都成章が引き離せば天理が追いすがる展開で終盤までもつれたゲームは、フォワードに勝る成章が逃げ切る結果となりました。

この試合のハイライトは何と言っても後半ロスタイム。

天理自陣のマイボールスクラムからの展開で天理WTB豊田選手が抜けだし独走。

22mラインを越え奇跡のトライ目前のところに、逆サイドから猛追してきた成章WTB森本選手が腕を伸ばした決死のダイブ。

足首を駆られた豊田選手はバランスを崩し転倒。

そしてここからが成章の真骨頂。

そこからボールを展開すれば天理のトライは間違いない局面で、密集に次々現れるのは青黄の軍団。

一瞬にしてラックをめくりあげ、外へボールを蹴り出しノーサイド。

長距離の背走を強いられたあの局面。

逆サイドから奇跡のタックルを決めた森本選手含め、全員が全力疾走で戻っていなければ到底成し得ないプレーです。

全員の見事な意思統一と勝利への執念。

新チームとなって間もないこの時期にそれを実践する京都成章

末恐ろしいチームですね。

いいものを見させて頂きました。

 

<第5代表決定トーナメント>

2019/3/19 御所実 ○14-12 京都工学院
常翔学園 ○28-19 大阪桐蔭

サニックスワールドユース予選会の決勝と同じ顔合わせとなった御所実京都工学院は、終了間際のロスタイムにトライを挙げた御所実が大逆転勝利。

先の決勝では京都工学院が21-19と2点差で制していただけに、御所実にとっては見事リベンジ達成です。

 

そして”大阪対決”となった注目の第2試合。

花園王者として選抜大会への出場は何としても死守したい大阪桐蔭でしたが、リードして迎えた後半、常翔学園の圧力に屈し敗退。

王者がここで姿を消すまさかの展開となってしまいました。

2年生ながら高校日本代表に選出され、遠征に参加中のFL奥井章仁主将、PR江良颯両選手の不在が大きく影響する形となりました。

しかし大阪桐蔭にとっては、王者のプライドを打ち砕かれたとは言え、この敗戦でプレッシャーから解放され”挑戦者のマインド”を再び取り戻すいいきっかけになるのではないでしょうか。

ベストメンバーが揃った時の実力はまだ未知数であり、リベンジに燃える”王者の逆襲”は非常に楽しみです。

 

決勝戦、第5代表決定戦

<決勝>

2019/3/21 東海大仰星 12-33○ 京都成章

※京都成章は2年ぶり4回目の優勝

決勝戦は京都成章が勝利。

2年ぶりに近畿王者の称号を手にしました。

成章の勝ち上がりを見ると、

1回戦  ○33-17 報徳学園

準々決勝 ○33-10 大阪桐蔭

準決勝  ○21-14 天理

決勝   ○33-12 東海大仰星

近畿各県の誇るそうそうたるチームを撃破して手にした栄冠。

まさに最激戦区近畿地区の”完全制覇”と言えます。

驚かされるのはこのフォワード👇

190㎝の両ロック、3人の100㎏級。

大学のチームと見まがうほどのサイズです。

このメンバーがしっかり規律を守り、そして全員が走る。

強いはずです。

この結果により一躍選抜大会の優勝候補に名乗りをあげた京都成章。

打倒桐蔭学園、東福岡へ。

全国最後となった近畿予選を制した王者が満を持して参戦します。

 

<第5代表決定戦>

2019/3/21 常翔学園 0-7○ 御所実

そして選抜大会最後の枠となる第5代表には、強力なオフェンスを誇る常翔学園をシャットアウトした御所実が名乗りをあげました。

第5代表とはいえ、間違いなく実力は全国上位クラス。

黒衣軍団の反撃にも注目しましょう。

 

選抜大会出場校

優勝 京都成章(京都)

第2位 東海大仰星(大阪)

第3位 天理(奈良)

第4位 関西学院(兵庫)

第5位 御所実(奈良)

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