2011年度以降、9年連続で花園のファイナリストを生み出している近畿勢。

過去5年で3度の優勝を誇る大阪勢だけでなく、昨年はその大阪勢を準々決勝(東海大仰星)・準決勝(常翔学園)で下した奈良県代表・御所実業がファイナリストとなり、桐蔭学園と激戦を繰り広げました。

『全国一の激戦区』に相応しく、強豪チームが割拠する近畿圏。

果たして今年『近畿王者』のタイトルを手にするのはどこのチームか!?

全国選抜大会への出場を懸けた近畿大会がスタートします。

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第71回近畿高校ラグビー大会概要

日程

2月15日(土) 一回戦   京都山城総合運動公園

2月16日(日) 準々決勝  京都山城総合運動公園

2月22日(土) 準決勝   宝ヶ池公園球技場

2月23日(日) 決勝    宝ヶ池公園球技場

出場校

大阪府Aブロック東海大仰星
Bブロック大阪桐蔭
Cブロック常翔学園
Dブロック大阪朝鮮
京都府Aブロック京都成章
Bブロック洛北
Cブロック同志社
Dブロック京都工学院
兵庫県Aブロック報徳学園
Bブロック関西学院
滋賀県1位光泉
2位滋賀学園
奈良県Aブロック天理
Bブロック御所実
和歌山県1位熊野
2位近大和歌山

今年度の近畿大会は京都府が舞台となるため、京都からは開催枠2校が追加され4校が出場権を得る形となります。

出場校の顔ぶれを見ても例年と大きく変わりはありませんね。

ただ、全国でも参加チーム数の多い大阪や兵庫の決勝戦で、

<大阪>

Aブロック 東海大仰星 86-7 興国

Cブロック 常翔学園 85-0 高津

<兵庫>

Aブロック 報徳学園 87-0 科学技術

Bブロック 関西学院 86-0 星陵

このように大差がつくほど戦力の一極集中が進んでいることに驚きを感じます。

その意味では、大阪のBブロック決勝で大阪桐蔭へ肉薄した同志社香里の健闘(●22-24)は、賞賛に値しますね。

花園出場は叶わないながらも毎年好成績を残し、兄貴分同志社大学へいい人材を輩出する同校は、栄枯盛衰の激しい大阪でも貴重な存在です。

私も高校時代何度か対戦し、やはり敗れています。。。

 

尚、第21回全国選抜大会の予選を兼ねる同大会では、上位5校に同大会への出場権が与えられます。

組み合わせ

2月8日に関西ラグビー協会のTwitterで組み合わせが発表されました。

天理vs関西学院の昨季同大会ベスト4同士の激突も見物ですが、やはり一番の注目は3年連続で同一カードとなった報徳学園vs京都成章でしょう。

こんなことってあるんですね。。。

過去2年間、この対決は大きく明暗を分ける形となっています。

<2018年>

近畿大会1回戦で報徳学園が38-17で勝利。そのまま近畿大会で準優勝。

選抜大会でもベスト8の実績を残し、花園ではBシードとしてベスト8進出。

一方の京都成章は全国での実績を残せず、花園ではノーシードで3回戦敗退。

<2019年>

近畿大会1回戦で京都成章が33-17で勝利。そのまま近畿大会優勝。

選抜大会でもベスト4の実績を残し、花園ではAシードとしてベスト8進出。

一方の報徳学園はセブンズ大会ベスト4の実績を残すも、花園ではノーシードで2回戦敗退。

 

上記のように、近年花園でのシード校選定は全国選抜大会の成績が大きく影響するため、敗れた時点でその出場権を失うこの『近畿大会一回戦』は、大きな意味を持ってきます。

まさに因縁。

果たしてこの重要な一戦を制すのはどちらか。

一回戦から目が離せません。

 

また、同志社高校が棄権したことにより、熊野高校が不戦勝となり2回戦へ進むことになっています。

地元京都で古豪同志社が奮闘する姿を楽しみにしていましたが、、、残念ですね。

試合結果

1回戦(2/15)

滋賀学園7-76○東海大仰星
天理19-21○関西学院
京都工学院10-19○大阪桐蔭
同志社●不戦勝○熊野
近代和歌山0-137○常翔学園
報徳学園19-33○京都成章
洛北7-31○大阪朝鮮
光泉7-15○御所実

10点差以内の試合が3試合と、例年以上に接戦となる試合が多く見られました。

昨年同大会ベスト4同士の激突となった天理対関西学院は、前半で12点のビハインドを負った関西学院が後半3トライを畳みかけ強豪・天理を撃破。

そして、一回戦屈指の好カードで3年連続の対戦となった京都成章vs報徳学園は、後半29分の時点で26-19と終盤までもつれる展開となりましたが、最後は京都成章の強力フォワードが意地を見せ、モールでのトライで突き放しに成功。

昨年に続き、宿敵相手に勝利を収める結果となりました。

2018年:報徳学園 38-17 京都成章

2019年:京都成章 33-17 報徳学園

2020年:京都成章 33-19 報徳学園

得点が似通っているのも何かの因果でしょうか。。

惜しくも選抜出場を逃した報徳学園ですが、同県のライバル関西学院と切磋琢磨し、ここからの成長に期待したいですね。

 

準々決勝(2/16)

東海大仰星○34-7関西学院
大阪桐蔭○51-7熊野
常翔学園21-36○京都成章
大阪朝鮮○20-5御所実

昨冬花園準々決勝の再戦となった京都成章vs常翔学園は、5T,1PGと着実に加点した成章が見事リベンジ。

1回戦に続く強豪撃破で、連覇へ向けていよいよエンジンがかかってきたか。

次戦は花園準Vの御所実を破った大阪朝鮮が相手。

非常に楽しみですね。

この日の結果、ベスト4へ進出した大阪勢3校と京都成章が全国選抜大会の出場権を獲得。

残る1枠を巡って、関西学院、熊野、常翔学園、御所実が争うこととなりました。

昨年全国ベスト4以上の2校(常翔学園、御所実)が第5代表争い。。。

この圧倒的なレベルの高さが近畿大会の魅力ですね。

準決勝(2/22)

東海大仰星○38-0大阪桐蔭
京都成章○24-0大阪朝鮮

雨中決戦となった準決勝は、東海大仰星と京都成章がいずれも完封勝利で決勝進出。

京都成章は4トライ中3トライをフォワードで奪うなど、終始接点で圧力をかけ続け完勝。

昨季『高校No.1』と評された看板フォワードは、今年も健在です。

昨冬花園で共にベスト8へ進出した東海大仰星と大阪桐蔭の『大阪名門対決』は、ボールを動かし続けた仰星が前後半で5トライを奪う猛攻で快勝。

御所実との花園準々決勝ではフォワードのスタメンに4人の1,2年生が名を連ねるなど、経験豊富なフォワード陣が躍動。

ボールを持てば実直に”縦”へ突き進む。

過去5年で3度の花園決勝進出を果たした『黄金時代』を彷彿とさせる推進力が戻ってきたような印象です。

大阪桐蔭は下級生時からチームを支えてきた、No.8奥井章仁前主将、HO江良颯選手の『2枚看板』が卒業。

大黒柱に頼らないチームビルディングが求められます。

今年は再出発の1年。

選抜大会という全国の舞台で多くの経験を積んでほしいですね。

 

順位戦

関西学院○79-5熊野
常翔学園○26-0御所実

充実の関西学院は熊野に圧勝。

そして、接戦が予想された常翔学園対御所実の一戦は、常翔が完封で勝利を収め、残る1枠を巡る選抜出場権争いに踏みとどまりました。

昨冬花園準優勝の御所実はこれで敗退が決定。

このクラスのチームが選抜出場を逃す。

近畿大会のレベル恐るべし、ですね。。

 

順位決定戦(2/23)

第5代表決定戦

関西学院21-22○常翔学園

逆転に次ぐ、逆転と今大会一のシーソーゲームを制したのは、攻撃力で勝った常翔学園。

昨年花園で1年生ルーキーとして活躍したSO仲間選手がこの日も躍動。

すっかりチームの大黒柱として君臨している印象です。

これで大阪勢は4チーム全てが選抜大会への出場権を獲得。

昨季花園では1チームも決勝へ残れず、苦戦を強いられた大阪勢。

今季の巻き返しに期待したいと思います。

それにしても関西学院は、規律を持ったチームディフェンスと、一人一人のタックルの精度が高い好チームですね。

最後敵陣ゴール前のラインアウトでは、レフェリーとのコミュニケーションミスでペナルティを取られてしまった印象でしたが、今大会の戦いぶりを見る限り、間違いなく全国上位レベルの実力を有しています。

兵庫県勢としては残念ながら選抜出場は叶いませんでしたが、報徳学園と関西学院のライバル対決は今年も熱くなりそうです。

 

第3,第4代表決定戦

大阪桐蔭5-54○大阪朝鮮

大阪対決となった3位決定戦は大阪朝鮮が桐蔭を圧倒し3位入賞。

大阪朝鮮の充実により、今年の大阪勢はハイレベルな高いが繰り広げられそうですね。

この4校の中から少なくとも1校は花園出場を逃すと考えると、花園予選の地区割りとシードが決まる春の高校総体は見逃せない大会となりそうです。

決勝戦

東海大仰星○26-22京都成章

昨年決勝と同じ顔合わせとなった決勝は、東海大仰星が昨年のリベンジを果たし4年ぶりの優勝を果たしました。

東海大仰星のタイトル獲得は久々な印象です。

近年は同じ大阪勢の大阪桐蔭と、昨冬花園覇者・桐蔭学園(神奈川)に押され気味なイメージがあった『西の横綱』。

”ストップ・ザ・桐蔭学園”の一番手として、選抜大会での復権に期待しましょう。

最終順位

優勝 東海大仰星

2位 京都成章

3位 大阪朝鮮

4位 大阪桐蔭

5位 常翔学園

上記5校は第21回全国選抜大会への出場権を獲得。

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コメント欄
  1. 宮本 より:

    楽しい記事と一早い結果速報を有難うございます。宝ヶ池に行ってきます!

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