関東、近畿と並びラグビーが盛んな九州地区。

古くは福岡高、大分舞鶴が全国を制し、近年では佐賀工(佐賀)、長崎北陽台(長崎)などが花園のシード常連校として、全国4強以上のレベルを保持している時代がありました。

しかし、現在は”西の横綱”東福岡の1強時代に突入。

各県から有望な才能が集結し、過去10年で花園優勝5度を誇る名門の牙城を崩すことができない状態が続いています。

しかし、昨年は東福岡、佐賀工、長崎北陽台と九州勢から3校が久々にシードに選ばれるなど、他県も再び元気を取り戻しつつあります。

ラグビーどころ九州。

2019年の勢力図はいかに⁉

 

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第41回木元杯九州高校ラグビー新人大会

出場校

福岡県1位東福岡
2位東海大福岡
佐賀県1位佐賀工
2位鳥栖工
長崎県1位長崎北陽台
2位長崎南山
熊本県1位熊本西
2位九州学院
大分県1位大分東明
2位大分舞鶴
宮崎県1位高鍋
2位延岡星雲
鹿児島県1位鹿児島玉龍
2位鹿児島実
沖縄県1位名護
2位美里工

九州地区は全8県という事で、各県予選大会の1位、2位が出場するという分かり易い構図となっています。

前回大会王者の東福岡、準優勝の長崎北陽台に花園常連校佐賀工高鍋などが順当に出場権を獲得。

当然、今年も”ヒガシ”を軸に優勝争いが繰り広げられることになるでしょう。

沖縄代表の美里工業は2006年に廃部を経験しながら、2009年の復活後着々と力をつけ、1月に行われた沖縄県新人大会で2位に入り出場権を獲得。

名護、コザの2強に割って入った活躍は見事の一言です。

是非頑張ってほしいですね。

 

注目校は大分東明!

そして近畿大会の大阪に続き、大分県でも異変が起きました。

これまで大分は長きにわたり大分舞鶴の1強。

1位は同校で確定しており、2位にどの高校が入るかと言う構図でした。

しかし今年、特等席である1位の座に名を記したのは”大分東明高校”。

2011年に大分舞鶴OBの白田監督就任後、徐々に力を付け県大会では上位に食い込むチームへ成長。

そして昨年はアシックスカップ(7人制全国大会)で5位タイに入るなど躍進を遂げ、瞬く間に全国区のチームとなった同校。

昨冬の花園県予選では大分舞鶴に決勝で敗れるも、その当時のメンバーが12人残った今季は、フィジーからの留学生2人に頼ることなく、熟成された組織力で王者舞鶴を撃破(36-5)。

新人大会27連覇という長きにわたる舞鶴1強時代についに終止符を打ちました。

九州大会でも大分1位の名に相応しい戦いぶりを見せてほしいと思います。

 

組み合わせ

(出典:九州ラグビー協会HPより)

優勝候補東福岡は佐賀2位の鳥栖工、対抗馬の長崎北陽台は熊本2位に九州学院、そして注目の大分東明は宮崎2位の延岡星雲とそれぞれ初戦で当たることになりました。

美里工は鹿児島1位の鹿児島玉龍と激突。

初勝利に期待がかかります。

そして、九州地区も選抜大会への出場枠は5。

今大会のベスト4チームと準々決勝敗退チームによる第5代表決定戦の勝者が出場権を獲得します。

1回戦

2019/2/16東福岡○172-0鳥栖工
長崎南山19-59○高鍋
名護0-83○大分舞鶴
鹿児島実21-29○熊本西
佐賀工○76-7東海大福岡
延岡星雲10-90○大分東明
鹿児島玉龍○75-0美里工
九州学院0-89○長崎北陽台

前年度優勝校の東福岡、準優勝の長崎北陽台など各県1位校が順当に勝ち上がる中、沖縄県にとっては厳しい現実を突きつけられる結果となりました。

県1位の名護大分舞鶴に83失点の大敗。

長年大分県で1位の座に君臨してきた花園常連校が相手とはいえ、名護も沖縄を代表する強豪校。

近年は複数の高校日本代表候補を輩出するなど、個の能力に秀でた選手が続々出てきていますが、チームとしてはここまで差があるんですね。。

そして初出場を飾った美里工も鹿児島県1位の鹿児島玉龍に大敗を喫しました。

同校にとっては初めて経験する大舞台。

まだまだ伸びしろのあるこの時期なので、この経験を春季大会、そして冬の花園予選に生かしてほしいですね。

引き続き応援していきます。

 

準々決勝

2019/2/17東福岡○96-0高鍋
大分舞鶴○34-21熊本西
佐賀工○18-5大分東明
鹿児島玉龍5-60○長崎北陽台

東福岡は1回戦で長崎南山を一蹴した高鍋を相手に96得点と大爆発。

2試合で268得点と格の違いを見せつけます。

そして注目校としてあげていた大分東明は、佐賀工に前半5-3とリードして折り返しながら、後半2トライを許し惜敗。

それでも昨冬花園Bシードの強豪相手に互角に渡り合ったことで、県予選で舞鶴を破ったその実力が決してフロックではなかったことを証明しました。

その大分舞鶴は熊本1位の熊本西に快勝し準決勝進出。

ベスト8に唯一2校が残った大分県勢のレベルの高さを示した結果です。

今大会から上位5校が選抜大会へ進出するという事で、この日勝ち上がった4校がまず出場権を獲得。

敗退したチームは残り1枠をかけて敗者戦に臨みます。

 

準決勝、敗者戦

【準決勝】

2019/2/19東福岡○55-0大分舞鶴
佐賀工○21-14長崎北陽台

昨冬花園Bシード同士の激突となった佐賀工長崎北陽台の1戦は、フォワードに勝る佐賀工が僅差のシーソーゲームを制し決勝へ。

この日は雨中&濃霧のコンディションとなり、ボールを大きく動かす展開ラグビーを信条とする北陽台にとっては、酷な結果となってしまいましたね。。

王者東福岡も悪天候の影響でダイナミックな展開は息を潜めましたが、鉄壁のディフェンスで大分舞鶴に得点を許さず、この日もシャットアウトでの勝利。

”ヒガシ”はここまでの3試合全て無失点と、1点も許していません。

舞台は九州大会の準決勝。

これでいいのか。。。

 

【敗者戦】

2019/2/19高鍋○26-10熊本西
大分東明○43-0鹿児島玉龍

敗者戦は高鍋大分東明がそれぞれ勝利。

次戦で勝った方が選抜大会の出場権を獲得します。

 

決勝、3位決定戦、第5代表決定戦

【第5代表決定戦】

2019/2/20大分東明14-49○高鍋

選抜大会への最後の枠を懸けた第5代表決定戦。

注目校大分東明は宮崎の強豪高鍋に完敗を喫しました。

個人的に両校の力は互角か東明が少し上と読んでいたので、この結果は予想外でした。

この試合、東明の敗因はラインディフェンスでしょう。

ディフェンスの近場でボールを動かしてくる高鍋バックス陣の動きに対応出来ず、次々とディフェンスの裏を取られ背走を強いられるなど、相手に自由に走られる結果に。

高鍋バックス陣のレベルの高さと完成度に驚かされた部分はありますが、県予選で大分舞鶴を撃破したチームと考えれば、やはりまだまだ物足りないと言わざるをえません。

それでも昨年の同大会では、2回戦で佐賀工に0-125で大敗したことを考えると、その躍進には目を見張るものがあります。

残念ながら選抜大会への出場は逃しましたが、悲願の花園出場へ向け、舞鶴と切磋琢磨し成長をしていってほしいと思います。

 

【3位決定戦】

2019/2/20長崎北陽台○43-19大分舞鶴

3位決定戦は試合終了5分前まで10点差とどちらも譲らない展開を見せるも、最後は地力に勝る長崎北陽台がラスト5分で2トライを追加し勝利。

昨年準優勝校としての意地を見せつけました。

 

【決勝】

2019/2/20東福岡○71-3佐賀工

※東福岡は14年連続19回目の優勝

そして迎えた決勝は....今年も”ヒガシ”の圧勝となりました。

2017年度決勝 東福岡 ○28-7 佐賀工

2018年度決勝 東福岡 ○43-5 長崎北陽台

差が縮まるどころか開いている感じがしますね。。。

これで東福岡の優勝は14年連続。

関東地区の桐蔭学園同様、九州地区も”1強”時代はまだまだ続きそうです。

果たして近畿地区はどうなるか⁉

近畿新人大会は3月10日開幕です。

 

選抜出場校

優勝 東福岡(福岡)

2位 佐賀工(佐賀)

3位 長崎北陽台(長崎)

4位 大分舞鶴(大分)

5位 高鍋(宮崎)

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