日本開催のラグビーW杯開幕まで2か月余り。

東京特に丸の内周辺では駅構内、街中のいたるところでW杯関連のモニュメントやポスターを見かけるようになってきました。

ラグビーファンにとっては待ちわびたビッグイベントですが、ラグビーを知らない方にとっては、

「なんかワールドカップやるらしいね。」

「ラグビーってそもそも何人でやるスポーツだっけ⁉」

「ポジションも知らないし見に行ってもなぁ...」

という方も多いと思います。

しかし、日本開催のワールドカップは👇

既にチケットを購入された方も、

これから購入を考えている方も、

テレビ観戦くらいはするよという方も、

一生に一度のワールドカップを是非楽しんでほしい。

その為にはまずポジションを覚えてほしい。

そんな願いも込めて、ラグビーの各ポジションに私が勝手にイメージする”三国志”の武将を当て込んでみました。(なんで三国志⁉という声はここではひとまず置いておきます...)

少しでもポジションのイメージを掴む一助となれば幸いです。

 

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三国志の武将から見るラグビーのポジション

まずラグビーはフォワード8人、バックス7人の合計15人でチームが構成されます。

そしてフォワードとバックスの中でも複数のポジションが存在し、それぞれ役割が異なるために、

「ポジションが多すぎて、誰がどのポジションなのかが分かりづらい!」

見ている人にとってそんな印象につながっていることかと思います。

なのでまずは一つ一つのポジションの名前と役割を掴んで頂くため、まずフォワードとバックスを分けた上で、ここではフォワードの8人にフォーカスをして紹介をしていきます。

構成としては、

ポジションの紹介

イメージする三国志武将

その理由

の順に進めていきます。

では行ってみましょう!

 

フォワード

ラグビーは背番号でポジションが決まっており、その中でフォワードと呼ばれるポジションは背番号1番~8番の選手のことで、試合中にスクラムを組むメンバーでもあります。

スクラム、ラインアウト、ラック、モールなどセットプレーや密集内での仕事が多く、必然的に相手とのコンタクト(接触)プレーを求められるため、当たり負けしない身体の大きい選手が務める事が多いポジションです。

とは言え、個人的に今年一番の注目プレーヤーである天理大の岡山仙治(ひさのぶ)主将は身長167㎝ながら、下級生時代から大学界屈指のフォワードを誇る天理の中心選手として活躍しています。(私も現役時代165㎝/70kgのサイズでこのフォワードの一員としてプレーをしていました...)

その事実からも見てとれるのは、もちろんサイズも大事ですが、それ以上に大切なのは”気持ち”。

タックルを恐れない”、”絶対相手に当たり負けない”という強いメンタリティがあれば、サイズを超越して活躍する事ができる点もこのフォワードというポジションの魅力です。

 

前置きが長くなってしまいましたね。。。

それではここから本題に入り、背番号順に各ポジションの紹介とポジションのイメージを三国志の武将に当てはめて見ていきましょう。

完全に私の独断と偏見がベースとなっておりますのであしからず。

 

フロントロー(1番、2番、3番)

スクラムの際、最前列に位置し相手と直接組み合うポジションのため”フロントロー”と言われます。

1番  プロップ(PR)

相手の頭と交互に組み合うスクラムの最前列左に位置し、右肩だけで組むため”ルースヘッドプロップ”とも呼ばれるポジション。

スクラムを直接押し込むため、身体のサイズの中でも特に体重とパワーが求められます。

三国志武将イメージ

典韋(字:典満)

(画像元:全てブラウザ三国志より)

曹操に仕えた魏の猛将。

少数精鋭を率い常に戦の最前線で敵軍に突進し相手を蹴散らすさまはまさにスクラムの最前線で体を張るプロップそのもの。

大食漢としても知れら誰もがおののく巨躯と怪力の持ち主でありながら、昼の間は一日中曹操の側に侍立し、夜になると天幕のそばに泊まるほど、忠心があり慎み深い性格だったと言われる典韋。

曹操の幕下の壮士に典君あり。一双戟、八十きん(約18kg)をぐ。

(曹操大将軍の幕下には壮士の典君(典韋殿)がいて、一つ八十斤の双戟を提げている)

主君を守るため敵の放つ一斉射撃をその身に受ける壮絶な死を遂げた典韋を評するこの言葉は、フォワードの中でも最も”縁の下の力持ち”と称されるプロップにこそ相応しいと言えます。

【日本代表候補選手】

稲垣啓太(パナソニック)、三上正貴(東芝)、山本幸輝(ヤマハ発動機)、中島イシレリ(神戸製鋼)

 

2番  フッカー(HO)

最前列中央でスクラムをコントロールする要職にして、味方から投入されるボールを自軍側へ足で引っ掛けて(Hook)確保する役割を持つことが名前の由来となっている。

ボールがタッチラインの外へ出たとき際に行われる”ラインアウト”時にはボールを投げ入れる役割を担うだけでなく、フィールド上では”第二のナンバーエイト”と言われるほどボールを持って相手に突進する働きも求められ、体の大きさだけでなく統率力”、”スピード”、”判断力”、”器用さ”など、攻守にわたり多くのスキルを持つ選手が任される事が多いポジションです。

三国志武将イメージ

曹操(字:孟徳)

魏の君主にして三国志の主役の一人でもある曹操。

若くして権謀術数に長け”乱世の奸雄”と称された曹操は、私の愛読書”横山光輝三国志”の世界ではほぼ悪役として描かれていますが、その人間としての器は誰もが認めるところ。

武力、知力、統率力、人徳全てに優れ、三国志の世界でも最もバランスの取れた群雄という点、さらに左右に猛獣、いや猛将を率いながら最前線で自軍を統率する姿は、スクラムにおけるフッカーの役割とオーバーラップします。

大柄な身体を誇るフォワードというポジションは、皆さんの思い描く一般的な曹操像とは異なるかもしれません。

しかし、”トータルバランス”に長け、チームの主将を任されることも多いフッカーに求められる資質は、

”心は熱く、頭は冷静に最前線で体を張れる名君”。

その意味で適任者は曹操以外にはいないと思います。

【日本代表候補選手】

堀江翔太(パナソニック)、坂手淳史(パナソニック)、堀越康介(サントリー)、北出卓也(サントリー)

 

3番  プロップ(PR)

スクラムの最前列右に位置し、相手の1番と2番の間に首を入れ両肩で組み合うため”タイトヘッドプロップ”とも呼ばれるポジション。

両肩に味方の体重と相手の体重がかかるため、チームの中でも最も体重とパワーが求められます。

三国志武将イメージ

許褚(字:仲康)

魏の名将として名高い許褚。

身長八尺(約184cm)、腰周り十囲(約120cm)と三国志随一と言われる巨漢な体型だけでもプロップに相応しいと言えます。

が、、もちろんそれだけではありません。

典韋と共に”魏の樊噲(漢の高祖・劉邦の命を救った名将)”と評されるほど、その圧倒的な武力と篤い忠義で幾度となく君主の命を救う豪傑の一面も持つ一方で、普段は穏やかで慎み深く、法を遵守し、質朴な性格の持ち主だったと言われる許褚。

君主曹操の最期に触れた際にはその悲しみと失望感のあまり吐血したと言われるほどの誠実さと、人を深く想う心の優しさは、チームのために体を張り、

大きくて優しくて頼りになる

プロップ像を表していると言えます。

 

魏の君主(フッカー)を左右で支える忠義の将(プロップ)。

フロントローはその”連帯感”が何よりも求められるポジションであることから、あえて同じ国の三人で選んでみました。

この3人が最前列にいたら世界最強のオールブラックス(NZ代表)相手でも怖くなさそうですね。。

【日本代表候補選手】

ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、具 智元(ホンダ)、三浦昌悟(トヨタ自動車)、山下裕史(神戸製鋼)

 

セカンドロー(4番、5番)

スクラムを組む際、2列目に位置するためこのポジションを”セカンドロー”と呼びます。

スクラムをフロントローの後ろから押し込む形となるため、その分体重とパワーが求められ、そしてラインアウト時にはジャンパーとしてボールを確保する役割を任される事が多いため、チームでも最長身の選手が主に担うポジションです。

4番  ロック(LO)

長身選手の中でもボール捌きの柔らかさやスピードが求められるのがこの4番ロック。

キックオフではチームの先頭を切ってボールを追いかけ相手と競り合い、ラインアウトでは味方の投げ入れるボールを、やわらかいハンドリングで確保する役割が求められます。

一言でいえば

空中の仕事人

と評する事も出来るでしょう。

三国志武将イメージ

太史慈(字:子義)

7尺7寸(178㎝)と150cm、160cm台が主流の三国志の世界では長身武将の一人。

弓矢の名手にして忠義を愛する呉の名将です。

一本気で義理堅い性格から、孔融、劉繇、孫策、孫権と仕えた主は変われど、その武を振るう背景には全て恩義、忠義、仁義が存在したと言われます。

孔融への恩返し、孫策との一騎打ち、精鋭を連れて帰るという孫策との”男の約束”など、男が惚れてしまうような逸話が満載。

人一倍の腕力を持ちながら決して奢らず、ひけらかさず、義のために戦い続ける様は、チームのために痛い事を厭わず黙々と体を張り続けるロックというポジションこそ相応しい。

義によって己の武を振るい、武によって義を果たす

4番は太史慈で決まりです。

【日本代表候補選手】

ジェームス・ムーア(宗像サニックス)、アニセ・サムエラ(キャノン)、ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)

 

5番  ロック(LO)

その身体全体でスクラムの重圧を受ける3番プロップの後ろを支える役割を担う事から、チーム内でも”最も体格のいい選手”である事が求められる5番。

いわゆる身長が高く、体重が重いロックの選手は攻撃の際”キーマン”となる事も多く、巨漢を生かした突進で相手ディフェンスを打破するなど、ボール継続が主流の現代ラグビーでは、空中戦だけでなく様々な役割を求められます。

三国志武将イメージ

呂布(字:奉先)

言わずと知れた三国志史上最強の男

2mを越える体躯を持ち”方天画戟”を操る稀代の猛将という名声を誇る一方で、主君丁原、董卓への謀反、曹操、劉備への叛旗など、裏切りの人生と共に語られることの多い武将でもあります。

この武将に対しては否定的な意見も多く、私の中でもラグビーという”紳士のスポーツ”に名を連ねていいものか、抵抗感は拭い切れません。

しかし、チーム内で最も体格戦闘能力が求められるこのポジションには、チーム内でも最強の男が選ばれるべき。

三国志最強の武将=呂布

最終的に選出に至ったロジックはシンプルです。

名馬赤兎馬を乗りこなし、劉備、関羽、張飛三人がかりでも敵わなかった鬼神。

味方にいてこれほど頼りになる存在はいないでしょう。

強くて頼りになる象徴として、ラグビー王国ニュージーランドでは

”少年はロックを目指す”

とも言われます。

呂布がその象徴となりうるか⁉

判断は分かれるところですが、

勝利という明確なゴールを目指す、その為にチームへの献身性を求める

その”マインドセット”次第では必ずやチームのために体を張れる男になる、、と信じましょう。

【日本代表候補選手】

ルーク・トンプソン(近鉄)、 ヘル・ウヴェ(ヤマハ発動機)、グラント・ハッティング(神戸製鋼)

 

バックロー(6番、7番、8番)

スクラムを組む際最後列である3列目に位置する事から”バックロー”又は”サードロー”と言われるポジション。

フロントロー、セカンドローのように相手とスクラムをがっちり組合う形ではないため、スクラムからボールが出された瞬間に飛び出す瞬発力スピード機動力が求められます。

 

6番  フランカー(FL)/ブラインドサイドフランカー

スクラムの左後方に位置することから左フランカー(FL)と呼ばれますが、現代ラグビーでは広いスペース側に付く”オープンサイドFL”と、狭いスペース側に付く”ブラインドサイドFL”に分ける事が多いため、ここでは6番=”ブラインドサイドFL”、7番=”オープンサイドFL”と定義します。

フランカーに求められる役割はタックル、ブレイクダウンなど主にディフェンス面が代表的ですが、6番FLに求められるのはやはり攻撃力です。

ロック、ナンバーエイトに負けず劣らずの体格を持ち、オフェンスの局面ではフォワードの中でも多くボールを持ち敵へ突進する突破役のミッションを担います。

三国志武将イメージ

張飛(字:翼徳)

名将の揃う蜀の中でも最強の武力を誇ると言われる男。

猪突猛進型のイメージが強い武将ですが、義理人情にも厚く人間愛にも満ち溢れた愛される(愛すべき)男。

味方のピンチに一目散に駆けつける正義感、仲間のためなら命を賭さない献身性、そして先陣を切って敵陣へ突撃する勇気は、フランカーへ求められる要素が満載。

その型破りで直情的な性格から、最期は部下の恨みを買ってしまうという残念な結末を迎えてしまいましたが、張飛の武勇が幾度となく劉備を救い、どれほど”蜀建立”という悲願達成へ貢献したか、その貢献度は計り知れません。

【日本代表候補選手】

姫野和樹(トヨタ自動車)、ツイ ヘンドリック(サントリー)、徳永祥尭(東芝)

 

7番  フランカー(FL)/オープンサイドフランカー

攻撃力が求められるブラインドサイドFLに対してオープンサイドFLの7番に求められるのはオフェンス、ディフェンス時のサポートプレーです。

ボールがあるところには常に顔を出し、味方のピンチには真っ先に駆け付ける。

そして相手の突進に対しては先陣を切ってタックルを仕掛ける。

決して派手なプレイヤーではないが、チームの心臓部を担う”仕事人”気質。

これがオープンサイドFLに求められる資質です。

それだけにサイズ的にも、フォワードの中では最も小柄な選手も多く、160,170cm台の選手も存在します。

三国志武将イメージ

馬岱

”西涼の雄”馬超の従兄弟にして晩年の蜀を支えた忠義の将。

関羽、張飛、趙雲ら名声を轟かせた”五虎大将軍”の亡き後、その誠実な人柄と計算できる武力で諸葛亮孔明、姜維を盛り立て、戦では常に最前線で体を張り続けた名将です。

指揮官の求める真意を理解し、戦術を着実に実行する高い業務遂行能力

戦のあるところには常に顔を出し、自軍(チーム)のためなら辛い事、痛い事を厭わない献身性

そして全ての戦に参戦するために不可欠な(ケガをしない)屈強な身体

決して自らが前面に出るわけではなく、それでもこの武将がいたから拾えた勝ち戦は数知れず。

死の淵にいる孔明から”魏延叛逆時の策”を講じられるほど信頼厚き忠義の臣。

このような男こそオープンサイドフランカーは相応しい。

【日本代表候補選手】

ピーター・ラブスカフニ(クボタ)、リーチ・マイケル(東芝)、布巻峻介(パナソニック)、

 

8番  ナンバーエイト(No.8)

文字通り背番号8番のポジションのナンバーエイトはスクラムの最後尾に付き、相手含めスクラム全体を見渡すフォワードの”リーダー的存在”です。

スクラムからのサイドアタック、バックスのライン参加、サポートプレー、タックル、キック処理、ラインアウトのジャンパーなど、スクラム以外のフォワードプレー全てを担い、それも高い次元で遂行できる総合力が求められるポジション。

”パワー”、”スピード”、”戦術理解度”、”リーダーシップ”が必要で、歴史上でも名プレーヤー名キャプテンを数多く輩出するナンバーエイトは、攻守にわたりチームの中核を担うまさに”花形的存在”と言えます。

 

三国志武将イメージ

関羽(字:雲長)

劉備の義弟にして蜀五虎大将軍の”筆頭”

一騎当千の武勇、沈着冷静な頭脳、思慮深く義に篤く三国志屈指の武将として愛される漢(おとこ)。

フォワードの最期に満を持しての登場というところでしょうか。

顔良・文醜を一瞬で討ちとるなど戦場では比類なき強さを誇り、”蜀の要衝荊州”の守護・統治にも手腕を発揮する統率力と守備力。

そして何より、「この人に任せれば大丈夫!」と思わせる絶対的な信頼感と安心感。

ナンバーエイトに求められる要素を全て兼ね備えた男です。

後世は”万能の神”と民から崇められた誇り高き武人。

”チームの要”を任せられるのは関羽を置いて他にいないでしょう。

【日本代表候補選手】

アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコム)

 

まとめ

背番号 PO 武将
1 PR 典韋典満
2 HO 曹操孟徳
3 PR 許褚仲康
4 LO 太史慈子義
5 LO 呂布奉先
6 FL 張飛翼徳
7 FL 馬岱
8 No.8 関羽雲長

フロントローは魏の3人で構成。そしてバックローは蜀の3人が並びました。

フォワードに求められるのはやはり圧倒的なパワーと、チームの信頼に値する人間性。

その意味ではその両面を具現化するメンバーが名を連ねてる結果となっています。(呂布を除いて..)

 

そしてもう一つフォワードの選手の特徴を挙げるとすれば、

人格者が多い

という点でしょう。

痛い事を厭わず、仲間のため、勝利のために身体を張れるメンタリティ。

そこには自己犠牲の精神が自然と宿り、日頃から痛みにさらされるからこそ”人の痛み”が理解できる人間に成長していきます。

体は大きいけど心は優しい

ラガーマンがそう言われる所以は人間形成の過程でそれらを学べる事が間違いなく大きな要素。

私も元ラガーマンとしてそういう人間でありたいと常に思っています。

 

さぁ次回は”バックス編”をお送りします!

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