連勝記録を28に伸ばし、創部初となるリーグ4連覇を達成した昨季の天理大学

今や関西では無敵の強さを誇ります。

しかし”関西王者”として臨んだ大学選手権では、一昨年度の明治、昨年度の早稲田といずれも関東の伝統校の前に敗北。

『関西復権』のミッションは未達の状態が続きます。

昨季の主力が殆ど残り、否が応でも期待が高まる今季。

ファンが待ちわびる悲願の日本一獲得へ。

今年、新たに加入した新入部員を見ていきたいと思います。

<新入生情報2021↓>

(最新)【新入生2021】天理大学ラグビー部 新入部員と注目選手

2020年度新入部員一覧

PO氏名出身校サイズ代表歴
PR説 拓海報徳学園176/100
PR奈良真弥秋田工178/95
PR宮田悠暉広島工176/92
PR山田大翔八戸西175/102
PR棚田純乃介飯田175/100
PR富田凌仁若狭東170/95
HO兼崎 凌京都工学院175/80
HO松本翔伍早稲田摂陵173/85
LO西川智也柏原178/90
LO谷本佳生金光藤蔭178/98
LO堀北和久天理174/78
LO鄭 兆毅竹園185/95
FL妹尾 薫光泉176/80
FL関谷優斗天理164/70
FL松原弘樹天理172/80
FL木村大海天理Ⅱ172/74
FL西井熟旨天理Ⅱ165/67
FL北條拓郎天理168/75
No.8成瀬椋太近大和歌山175/82
No.8藤田晃大朝明181/93
No.8高橋和城富田林169/98
SH高岸尚正常翔学園167/70
SH赤迫実樹尾道165/70
SH梅基翔心高岡第一165/75
SH城尾凌汰創志学園163/63
SHマーク・フアタネイピア171/85
SO福本優斗上宮太子170/77
SO大鳥勢太天理168/70
CTB奥田北斗桐生第一170/777'sユース
アカデミ
CTBマナセ・ハビリ高知中央176/99代表候補
CTB前川風雅天理170/70代表候補
CTB吉永竜弥常翔学園178/80
WTB島田晃大八戸西171/70
WTB家村壮麻常翔学園172/85
WTB仲村紘幸大商大179/72
WTB西村 仁光泉166/66
WTB豊田祐樹天理170/68代表候補
WTB中田年巳天理175/73
FB本田飛翔天理176/80
FB藤田晃平京都工学院172/77
FB小松頼斗滋賀学園175/73

(情報元: 天理大学ラグビー部HP)

総勢41名が新たに加入。

この数字は、関西勢では関学の37名を抜いてトップ、そして全国で見ても東海大の47人に次ぐ2番目の数。

今年も多くの選手が『黒衣軍団』の仲間入りを果たしています。

注目はこの選手たち!

全国トップクラスの”弟分”

天理と言えばやはり天理高校

毎年”弟分”出身の選手に、まず真っ先に目が行ってしまいます。

昨年度の天理高メンバーは、奈良県予選決勝で惜しくも敗退し花園出場こそなりませんでしたが、2年生の時に多くの選手が花園を経験し、昨年の”近畿大会”そして”春の選抜”でベスト4の結果を残した屈指の世代。

同県の『宿命のライバル』御所実が、選抜&花園でそれぞれ準優勝という結果を残したことを考えると、その御所実と選抜大会の準決勝を始めとし数々の激戦を繰り広げた天理が、全国トップクラスの実力を有していたことに疑いの余地はありません。

「このチームを花園で見たかった...」

そう感じていた人はきっと多くいたことでしょう。

 

そして今年、その天理から主力を含む9名が入部。

中でも注目は、主将を務めたCTB前川風雅選手、WTB豊田祐樹選手、FB本田飛翔選手の3人。

彼らは、花園ベスト8の実績を残した2018年度のチームで、2年生ながら主力として活躍したメンバーです。

周りを生かしながら自らトライも奪える”万能型タイプ”の前川選手と、昨年度の選抜大会で個人10トライをマークした”生粋のフィニッシャー”豊田選手の『高校代表候補コンビ』。

そして本田選手は、昨年のアシックスカップ(高校セブンズ)で6トライをマークし、プレートトーナメントのMVPに輝いた逸材。


いずれも、天理らしくスキルフルなプレーで魅せる強者揃い。

『ランニングラグビー』を標榜する天理にとっては、まさに打って付けの選手達と言えるでしょう。

 

”天理高ー天理大”の組み合わせは、2020年度在籍のトップリーガーの中で、全体2位の輩出数を誇る『黄金ルート』。

近年でも、井関信介選手(神戸製鋼)、島根一磨選手(パナソニック)、久保直人選手(豊田自動織機)ら、そうそうたる顔ぶれが並びます。

果たして”天理のDNA”を受け継ぐ彼らが、どのようにチームへフィットし、頭角を現わしていくのか。

大学での活躍が今から楽しみです。

”黒衣”へ挑む挑戦者たち

今年の注目選手は他にも、

名門・報徳学園で1年生から花園へ出場した経験を持つ説 拓海選手、

三重の強豪・朝明で2年生からレギュラーを張り、181cm/93kgのサイズも魅力のNo.8藤田晃大選手、

2年連続でセブンズユースアカデミーに選ばれ、初出場となった2018年度の花園で2年生ながら1試合4トライを量産したCTB奥田北斗選手(桐生第一)、

パワーとスピードを兼ね備え、2年連続で高校代表候補に選ばれたCTBマナセ・ハビリ選手(高知中央)、

隠れた才能を発掘する2018年度第4回「TIDキャンプ」に、”ファストマン”の一人として選出されたWTB島田晃大選手(八戸西)、

50m6秒0を誇る光泉の”韋駄天ランナー”WTB西村 仁選手、

そして、中学時代に京都府選抜の主力として全国ジュニア大会を制した経験を持つ、京都工学院のエースFB藤田晃平選手など、多士済々なメンバーが多く名を連ねます。

 

例年、全国に名を轟かせるスター選手は少ないながら、その才能をいち早く見出し、厳しい鍛錬と的確なトレーニングで、”原石”を一流選手へと育て上げる天理大学。

全員がチームのために身体を張り、個と組織が連動するスリリングなラグビーは、他校に比べて劣るサイズとタレント力を補って余りある天理の魅力。

この中から激しい部内競争を勝ち抜き、ルーキーイヤーから誇り高き”黒衣”へ袖を通す選手は出てくるのか。

彼らの挑戦を応援していきたいと思います。

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