天理の優勝で幕を閉じた2020年度シーズン。
その余韻に浸るのも束の間、各大学は新体制の下、来るべき新シーズンへ向け続々とチームを始動させています。
リベンジに燃える早明慶、世代交代を進める帝京など、来季も対抗戦は話題が豊富。
ここでは、各大学からの情報をベースに、新チームを率いる幹部陣の顔ぶれをまとめていきたいと思います。
まずは『対抗戦Aグループ』編。
(※情報は随時更新していきます)
関東対抗戦A 新体制情報
明治大学
TBA
<卒業生進路と2021年展望↓>
明治大ラグビー部 卒業生進路と2021年展望【新チーム大予想】
早稲田大学
役職 | 氏名 | PO | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
監督 | 太田尾竜彦 | 佐賀工 | ||
主将 | 長田智希 | CTB | 4年 | 東海大仰星 |
副将 | 小林賢太 | PR | 4年 | 東福岡 |
主務 | 森谷隆斗 | SH | 4年 | 早大学院 |
早稲田黄金期の”レジェンド”太田尾竜彦氏を新監督に迎え、日本一奪還へ挑む早稲田。
新チームの主将へ就任したのは、『高校代表』『U20代表』など世代別の代表を歴任し、ルーキーイヤーからバックスの中核として活躍してきた長田智希選手(4年・東海大仰星)。
天理に敗れた選手権決勝では、多くの選手が悔し涙を流す中で、一人気丈に振る舞い、選手一人一人としっかり握手を交わす姿が今でも脳裏に焼き付いています。
あのとき既に、『次期主将』としての覚悟があったのかは定かではありません。
ただ、東海大仰星を日本一へ導いた主将として、入学当時から将来の幹部候補だったことは間違いなく、その”主将然”たる振る舞いと年を追うごとに増していく”存在感”はまさにリアルリーダーの姿。
満を持しての主将就任と言えるでしょう。
同じく1年時からチームに欠かせない存在として活躍してきたPR小林賢太副将(4年・東福岡)と共に、来季どのようなチームを作り上げてくるのか。
期待度は高まるばかりです。
<卒業生進路と2021年展望↓>
慶應義塾大学
役職 | 氏名 | PO | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
HC | 栗原 徹 | 清真学園 | ||
主将 | 原田 衛 | HO | 4年 | 桐蔭学園 |
副将 | 山本 凱 | FL | 4年 | 慶應義塾 |
主務 | 井植魁利 | WTB FB | 4年 | 甲南 |
2年ぶりに全国の舞台へと復帰し、”選手権ベスト8”の成績を残したラグビーのルーツ校・慶應義塾。
新シーズンへ臨む幹部には、原田衛選手(4年・桐蔭学園)が主将、山本凱選手(4年・慶應義塾)が副将へそれぞれ選出されました。
共に”高校代表”、”ジュニアジャパン”、”U20代表”に名を連ねる慶應の『BIG2』として、下級生時代からチームの中核を担ってきた2人だけに、この選出は文句なしでしょう。
”東の横綱”桐蔭学園でも主将経験を持ち、今季3年生ながらスクラムリーダーを務めた原田選手には、1999年度以来となる”日本一”へ向け、持ち前のリーダーシップを発揮してほしいですね。
ただ、共にフォワードの選手ということで、若いメンバーが主力となるバックス陣を誰が引っ張るのかは気になるところです。
<卒業生進路と2021年展望↓>
帝京大学
TBA
<卒業生進路と2021年展望↓>
筑波大学
役職 | 氏名 | PO | 学年 | 出身校 |
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監督 | 嶋崎達也 | 仙台三 | ||
主将 | 松永貫汰 | SO/FB | 4年 | 大産大附 |
副将 | 髙田風吾 | HO/NO8 | 4年 | 桐蔭学園 |
主務 | 神武嵐太郎 | FL/WTB | 4年 | 筑紫 |
選手権3回戦で流経大と大激戦(△19-19)を繰り広げるなど、肉弾戦をものともしないその堂々たる戦いぶりが多くの人の胸を打った筑波。
今季以上の成績を目指すチームの新主将へ選出されたのは、選手権で初優勝を果たした天理の”司令塔”拓郎選手を兄に持つ”稀代のゲームメイカー”SO/FB松永貫汰選手(4年・大産大附)。
卓越したパスワークとランスキルで大学1年時から絶対的存在として君臨するなど、毎年多くの若手が台頭する筑波というチームにあってその実績は群を抜きます。
今季はSO、FBどのポジションを担うのかはわかりませんが、兄をも凌駕すると言われるそのラグビーセンスで、チームを牽引してくれることを期待したいと思います。
日本体育大学
役職 | 氏名 | PO | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
監督 | 田沼広之 | 湘南学園 | ||
主将 | 髙橋泰地 | FL | 4年 | 秋田工 |
副将 | 梶田壮馬 | SH | 4年 | 西陵 |
白鳥大城 | PR HO | 4年 | 東京 |
対抗戦6位・日体大の新主将に選ばれたのは、低く突き刺さるタックルを武器に1年目から不動の地位を築いてきた”ハードタックラー”髙橋泰地選手(秋田工)。
昨季は第2節・慶應戦での負傷退場以降、長期離脱を余儀なくされただけに、新シーズンへ期する想いは大きいはず。
来季世代交代が求められるフォワード陣を牽引し、2008年度以来13年ぶりとなる選手権出場へとチームを導いてほしいですね。
立教大学
TBA
青山学院大学
役職 | 氏名 | PO | 学年 | 出身校 |
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監督 | ||||
主将 | 桑田宗一郎 | SO | 4年 | 桐蔭学園 |
副将 | 相根大和 | HO | 4年 | 京都成章 |
柳井健太郎 | HO | 4年 | 日大二 | |
主務 | 伊藤広晟 | SO | 4年 | 中部大 春日丘 |
副務 | 藤本壮真 | PR | 4年 | 川和 |
開幕戦で早稲田と互角の勝負を演じるも、その後は勢いを失い7戦全敗の最下位に沈んだ青学大。
巻き返しを図るチームの新主将に選ばれたのは、精度の高いキックと視野の広いゲームメイクで、ルーキーイヤーから”司令塔”としてチームを引っ張ってきた桑田宗一郎選手。
幹部陣の中に対抗戦屈指の”ハードタックラー”FL中谷玲於選手(4年・京都成章)の名がなかったのは少々意外だったものの、この選出は文句なしでしょう。
来季は今季の主力半数以上が残る充実の布陣。
同ポジションで切磋琢磨する相根&柳井両副将と共に、チームを更なる高みへと導いてほしいと思います。
各チーム主将まとめ
大学 | 氏名 | PO | 学年 | 出身 |
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明大 | ||||
早大 | 長田智希 | CTB | 4年 | 東海大仰星 |
慶大 | 原田 衛 | HO | 4年 | 桐蔭学園 |
帝京大 | ||||
筑波大 | ||||
日体大 | 髙橋泰地 | FL | 4年 | 秋田工 |
立教大 | ||||
青学大 | 桑田宗一郎 | SO | 4年 | 桐蔭学園 |
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<卒業生進路と2021年展望>