昨季3年ぶりに全国の舞台へ返り咲いた同志社大学

コロナウィルス感染防止による活動自粛で、強化スケジュールに大幅な変更を余儀なくされる中、ついに公式HP上で今季の新入部員が発表になりました。

”関西王者”復権を期す今季、名門へチャレンジする道を選択したのは果たしてどのようなメンバーなのか。

新戦力の顔ぶれを見ていきたいと思います。

2020年度新入部員一覧

PO氏名出身校サイズ代表歴
PR小西優治東福岡180/108.6U17代表
高校候補
PR石井智己同志社
香里
177/93.4
PR野田 廉大分舞鶴171/94.1
PR森坂登成同志社177/96.4
PR前田丈次郎同志社175/97.1
PR
HO
山本敦輝常翔学園176/104.4高校代表
HO井澤一貴同志社
香里
163/91.4
LO楠本勝大浪速192/104.4
LO金 賢太大阪朝鮮186/99.2
LO来田雅大同志社
香里
178/94.6
LO嶋田一成同志社
香里
171/94
LO
FL
渡邊陽二小倉179/94.5
FL大山卓真報徳学園166/88.9
FL谷中呂伊開明165/81.5
FL山田 慧成蹊165/85.5
FL
HO
久保 航筑紫172/95.7
FL
HO
水舎稜介同志社
香里
178/82.1
FL
No.8
阿達寛汰石見
智翠館
168/88.1
FL
No.8
石井怜央国学院
久我山
177/93.4
No.8
HO
西濱悠太東福岡177/92.1U17代表
高校候補
SH谷口 匡同志社
国際
160/67.5
SH
FL
平井孝虎同志社170/70.6
SH福岡壮太郎御所実163/69.3
SH
FL
松尾磨人The
Southport
School
172/74.6
SH
Ref
吉田健作同志社
香里
170/77.3
SO嘉納一千大阪桐蔭174/81.7高校候補
SO松井琢磨同志社
香里
175/76
SO
CTB
野口大介修猷館176/82.7
CTB芦塚 仁大阪桐蔭177/88.5高校候補
CTB岡野喬吾常翔学園181/96.8
CTB北平陽成長崎
北陽台
168/80.6
CTB埜田滉貴本郷175/84.1
CTB
WTB
市川亮太東海大
仰星
176/91
CTB
WTB
田中太健同志社173/84.2
WTB廣岡雅楽長大阪桐蔭172/75.3
WTB
FB
SH
天野宏輔同志社
香里
166/70.8
WTB
FB
内田遥太朗大分舞鶴173/81.9セブンズ
高校代表
WTB
FB
西田健悟同志社
香里
174/82.1
WTB
FB
半谷 絃磐城178/84.1
WTB
SH
松岡佑樹同志社
香里
170/78
FB
SO
岩下健太郎同志社178/73.8
FB
WTB
中谷太逸尾道166/76.4
FB
WTB
福田大河寝屋川180/88高校候補

(情報元:同志社大学ラグビー部HP)

まずはその人数の多さに驚かされます。

43名は天理大の41名を抜いて関西勢トップ、そして、主要リーグ全体でも東海大の47名に次いで2番目の数。

関西における同志社人気はやはり今年も健在です。

充実の系列校

中でも、その人数を下支えしているのは”系列校”でしょう。

まずは同志社香里

今年1月に行われた大阪府新人戦Bブロック決勝で、2018年度花園王者の大阪桐蔭相手に22-24と肉薄するなど、近年、大阪4強(東海大仰星、大阪桐蔭、常翔学園、大阪朝鮮)を脅かす地位につける古豪からは10名。

そして昨年、第109代主将を務めた山本雄貴選手(現/キャノン)の母校・同志社からも5名。

さらに、同志社国際の谷口匡選手を含めると、系列校からの入部は”16名”。

この数字は『高大連携』の代表格・東海大早稲田大慶應義塾大と並ぶ数字。

系列校の充実ぶりは関東勢に決して引けを取りません。

注目はこの選手たち!

次に、個人的な注目選手を見ていきたいと思います。

※推薦入部組は既に別記事で紹介済みのため、ここではそれ以外の選手に焦点を当てていきたいと思います。

<推薦組情報はこちら↓>

【少数精鋭の逸材揃い】同志社大学ラグビー部 2020年度入部予定者

FL 大山卓真選手(報徳学園)

昨冬花園1回戦で花園史上最多得点(162得点)を叩きだした報徳学園の頼れる副将・大山選手。

166cmと小柄なサイズながら全国屈指の強豪校で1年生から花園を経験し、2年生では主力として花園ベスト8、そして最終学年では文字通りフォワードの中心選手としてチームを牽引しました。

Bシード校・国学院栃木との激闘は、2回戦ながら個人的には昨冬花園のベストゲームの一つです。

抜群の機動力に裏打ちされた高いワークレートと、丸太のように太い強靱な足腰から繰り出されるタックルとレッグドライブは圧巻。

今年度の同志社の主将を務め、ハードタックラーとしても鳴らすFL中尾泰星選手(大分舞鶴)の正統な後継者となりうる存在でしょう。

昨年の報徳は、FB山田響主将は慶應大、PR説拓海選手は天理大、No.8 石浦大貴選手は明治大、LO山本凌士選手は専修大、そしてSH金築達也選手は関学大へ進学するなど、主力メンバーがそれぞれ別々の大学へ進学。

報徳OBとしてはPR栗原勘之選手(4年・報徳学園)以来3年ぶりとなる大山選手が、同志社でどのようにレギュラー争いへ絡んでいくのか、

そして各リーグで切磋琢磨する盟友達との直接対決は実現するのか。

入学後の活躍を楽しみにしたいと思います。

 

SH/FL 松尾磨人選手(The Southport School)

新日鉄釜石の黄金期を支え、日本代表としても活躍したレジェンド・松尾雄治氏を親族(父の従兄)に持ち、小学6年生の時に英語と海外ラグビーを学ぶためオーストラリアへと渡った松尾選手。

ラグビー部員300人を誇る名門校で研鑽を積んだラグビースキルとコミュケーション能力、そして、体格に勝る猛者達の中で、バックスではなく敢えて”フォワード”で勝負してきた努力と精神力は並大抵のものではありません。

ラグビー一家に生まれ、幼稚園の頃から楕円球に触れてきたその実力はまだ未知数ですが、世界を知る松尾選手が、日本の大学ラグビーという舞台でどのような輝きを見せてくれるのか。

プレーを見るのが非常に楽しみです。

松尾選手のインタビュー記事はこちら↓

ゴールドコーストの若きアスリート 松尾磨人くん(by 日豪プレス)

 

FB/WTB 福田大河選手(寝屋川)

個人的な今年の最注目選手・福田大河選手

出身の寝屋川高校は、当時住んでいた実家から徒歩5分の立地にあり、”大阪・第4学区”の中でも進学校として知られる公立校。

当時私の中学の同級生も在籍し、幾度となく練習試合をしてきたこのライバル校は、近年、部員不足により『合同チーム』を主戦場としていることは把握していましたが、このような選手が育っていると言うことは知る由もありませんでした。

チームの淘汰が進み、一部の強豪私立が上位を独占する昨今の大阪において、公立校から代表候補へ選出されることがどれだけ凄いことか。

同じ立場でラグビーをしていた私には十分理解できますし、このメンバーを見れば、その衝撃度合いがよく分かります。

<2019年度高校日本代表候補第1次メンバー>

 

ラグビーリパブリックでの特集記事内で、『進学先は関東の名門私大志望』とあったので、密かに早稲田への入部を期待していましたが、関西の名門へ進む道を選択していたんですね。

代表合宿に参加して最も衝撃を受けたというSO嘉納一千選手(大阪桐蔭)は、図らずも同志社ではチームメート。

全国トップレベルの選手達とプレーすることで、その才能がどこまで輝きを放つのか。

可能性は無限大です。

 

そして彼ら以外にも、

強豪・大阪朝鮮のフォワードの核・LO金 賢太選手、

県予選決勝で東福岡へ真っ向勝負を挑んだ筑紫の”ハードタックラー”FL久保 航主将、

高校日本代表に選ばれたSH稲葉選手の貴重なバックアッパーとして、昨冬花園準Vに貢献したSH福岡壮太郎選手(御所実)、

中学時代に長崎県選抜に選ばれた経歴を持ち、長崎北陽台では岡﨑颯馬主将(現/早大1年)と共に強力なセンターコンビを形成したCTB北平陽成選手、

攻守に高いスキルを持ち併せる東海大仰星『不動の13番』市川亮太選手、

そして、2年連続でセブンズユースアカデミーに選出され、昨年8月には7人制高校日本代表としてフィジー遠征に参加したWTB/FB内田遥太朗選手(大分舞鶴)など、

今年、名門へ集ったメンバーは俊英揃いです。

 

今年の同志社は、No.8服部稜選手(現/三菱自京都)、FL堀部直壮選手(現/クボタ)、LO平澤輝龍選手、PR田中翔選手らフォワードの核が大幅に抜け、”世代交代”が急務とされる年。

その意味でも、PR/HO山本敦輝選手(常翔学園)、PR小西優治選手(東福岡)ら代表クラスを始めとし、プロップ6名、ロック5名とタイトファイブ経験者の大量加入は心強い限り。

新生同志社”を担うメンバーとして、楽しみな顔ぶれが揃ったと言えるのではないでしょうか。

『ストップ・ザ・天理』の最右翼・同志社

5年ぶりの関西王者奪還へ。

秋期リーグ開催への”ゴーサイン”が待たれます。

<推薦組情報は↓>

【少数精鋭の逸材揃い】同志社大学ラグビー部 2020年度入部予定者

<2020年シーズンの戦力予想は↓>

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(最新)【戦力予想2020】関西Aリーグ 同志社大学 ~BK編~

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