2020年度関西Aリーグ順位決定戦のレビューをお伝えしていきます。
順位決定戦試合結果
11/29 | ||||
<3位決定戦> | ||||
12:00 | 関学大 | 21-28〇 | 京産大 | 宝ヶ池 |
<優勝決定戦> | ||||
14:05 | 天理大 | 〇54-21 | 同 大 | 宝ヶ池 |
天理大 〇54-21 同志社大
スターティングメンバー
※太字は前節からの変更メンバー(ポジション変更含む)
天理大学
1 PR | 2 HO | 3 PR |
4 LO | 5 LO |
|
6 FL | 8 No.8 | 7 FL |
9 SH | ||
12 CTB | 10 SO | 13 CTB |
11 WTB | 15 FB | 14 WTB |
同志社大学
1 PR | 2 HO | 3 PR |
4 LO | 5 LO |
|
6 FL | 8 No.8 | 7 FL |
9 SH | ||
12 CTB | 10 SO | 13 CTB |
11 WTB | 15 FB | 14 WTB |
※リザーブ含むメンバー表はこちら
ハイライト
🏉ハイライト🏉
ラグビー 関西大学リーグ2020#天理大学 🆚 #同志社大学📝天理紹介ページhttps://t.co/dmUuyBsTBi
📝同志社大学紹介ページhttps://t.co/0ddx3MtV1Dフルマッチ見逃し配信はこちら⬇️https://t.co/wrA6wuNJLP pic.twitter.com/hv8JNnbMiA
— J SPORTS🏉ラグビー公式 (@jsports_rugby) November 29, 2020
レビュー
関西王者を懸けた優勝決定戦は、前半だけで大差のつく予想外の展開。
5年ぶりの復権を期した同志社でしたが、立命館、京産大戦で機能したディフェンスは不発に終わり、ラックやスクラムで圧力を受け自慢の高速展開は沈黙。
さらにチャンスではパスミスやノットリリースを繰り返し、ラインアウトでもミスを連発。
前半だけで許したターンオーバーは8つを数え、重ねたペナルティは9。
挑戦者の立場としてこの展開では、正直勝つことは難しい。
「今年の同志社ならきっと天理とも渡り合える。」
そんな想いを胸に好ゲームを期待していた私としても、この結果は非常にショッキングです。
キーボードを押す指もなかなか進んではくれません。。。
ただ、素直に認めないといけないことは、
”この試合の天理は確実に強かった”
ということ。
そんな王者相手にも最後まで懸命に打開を図ろうとしたフィフティーンの姿は見るものの心を打ち、⑰ファイアラガ 望サムエル選手(4年・常翔学園)、⑱栗原勘之副将(4年・報徳学園)らリザーブスタートの4年生は意地のトライも見せてくれた。
そして何より、この優勝を決する大一番へ臨む前の期待感や高揚感自体、近年感じることができなかったもの。
同志社は確実に強くなり、年々天理との差を埋めつつあることは間違いありません。
次なる戦いは大学選手権。
相手は帝京or筑波が予想される対抗戦4位@花園。
今季初となる聖地を舞台に、”紺グレ”が躍動する姿を期待したいと思います。
そして天理大学。
ガツガツと身体を当てるキャリー、穴のないディフェンス、スクラムでの圧力、そしてブレイクダウンでのファイト。
自分たちの強みを前面に押し出し、同志社の強みを完全に封じる。
この試合には”関西の雄”である同志社へのリスペクトと、”現・関西王者”天理としての意地とプライドが溢れていたように感じます。
部内のクラスター発生による長期の活動自粛、そして世間からの心ない誹謗中傷を乗り越えて掴んだ”リーグ5連覇”。
これは松岡主将以下全部員・全スタッフが一丸となって達成したまぎれもない偉業です。
おめでとう天理大学。
この難しいコロナ禍での偉業達成へ心から敬意を表すると共に、続く選手権では”関西王者”の誇りを胸に大暴れしてくれることを期待したいと思います。
私的MOM
⑦松岡大和主将(天理大4年・甲南)
”タックル”に”ジャッカル”、そして”雄叫び”でチームを牽引した熱き”闘将”。5連覇の偉業はこの選手なくしては語れない。
⑥中尾泰聖主将(同大4年・大分舞鶴)
何度”黒い壁”に阻まれてもキャリーを繰り返した。派手なチームの中で光るその実直なプレースタイル。
<新チーム戦力予想↓>
<2021年度新体制↓>
<2020年度ベスト15>