関西Aリーグ2018

関東に続き関西リーグのシーズンもいよいよ幕開けです。

(と言っても、開幕は過ぎてしまいましたが.....)

昨季は天理大学が2年連続の全勝優勝。

昨年”関西の2強”と言われ好調だった京産大との全勝対決も圧倒するなど、今や関西の盟主といえば天理大学。

黒衣軍団”が関西ラグビーを引っ張っています。

今年このリーグは”関東リーグ戦グループ”同様、大学選手権出場へ与えられる出場枠はわずか3。

昨年と同じく序盤から熾烈な争いが繰り広げられる事が予想されます。

ここでは秋シーズンのスケジュールと主要校のここまでの戦績を振り返り、今季の順位予想をしてみたいと思います。

 

関西Aリーグ

2018年シーズンスケジュール

 

9月24日 大阪体育 - 関西学院
天理 - 関西
9月30日 立命館 - 近畿
同志社 - 京都産業
10月14日 関西学院 近畿
大阪体育 - 立命館
京都産業 - 関西
天理 - 同志社
10月28日 同志社 - 関西学院
立命館 - 関西
京都産業 - 大阪体育
近畿 - 天理
11月3日 近畿 - 京都産業
大阪体育 - 天理
11月4日 関西学院 - 関西
立命館 - 同志社
11月10日 京都産業 - 立命館
天理 - 関西学院
11月11日 近畿 - 同志社
関西学院 - 大阪体育
11月18日 関西学院 - 近畿
天理 - 立命館
同志社 - 大阪体育
関西学院 - 京都産業
11月24日 立命館 - 関西学院
京都産業 - 天理
11月25日 近畿 - 大阪体育
関西 - 同志社

関西リーグは昨年の順位にもとづいて対戦カードが決まることから、開幕節から立命館-近大、同志社-京産大とワクワクするカードが目白押しです。

特に昨年6位に終わった同志社は開幕節から京産、天理との上位対決が待ち受けています。

いきなり今季を左右する大一番になりそうです。

 

主要校ここまでの戦いぶり

それではここから主要3大学の今季の戦いぶりから展望を見ていきたいと思います。

天理大学

オープン戦
5月5日 天理 〇55-14 関西学院
5月12日 天理 〇71-0 大体大
5月13日 天理 〇26-15 京産大
5月20日 天理 〇93-12 福工大
5月27日 天理 〇24-17 明治
6月10日 天理 〇59-14 早稲田
6月17日 天理 ●33-42 筑波
6月24日 天理 〇71-12 関西
春季大会
6月2日 天理 〇94-12 関西学院
7月1日 天理 〇45-17 同志社
夏合宿
8月19日 天理 〇24-19 明治
8月23日 天理 ●12-14 帝京
8月26日 天理 〇40-14 流経大
8月29日 天理 〇42-38 東海

通算成績:12勝2敗

早稲田、明治、東海、流経、同志社と東西の強豪相手にしっかりと結果を残し、今季も好調を続ける天理大学

中でも特筆すべきは...

”明治を撃破!!”

した事でしょう。

今年あの”王者帝京”を春夏と二度撃破し今季のV候補本命に挙げられる明治に対し、唯一土をつけているのが天理。

しかも春、夏と二度の戦いを制している事実は、今年の天理の充実ぶりをうかがうことが出来ます。

ルール改正により外国人留学生3人同時出場が可能となったことは以前に書きましたが、その恩恵を多く受けることになるのは、大東文化ともう一つはこの”黒衣軍団”であることは間違いありません。

昨年U20日本代表でも活躍したルーキーFLアシペリ・モアラ(1年・日本航空石川)、サンウルブズの練習生にも選ばれたFL/NO8ファウルア・マキシ(4年・日本航空石川)、そしてCTBシオサイア・フィフィタ(2年・日本航空石川)らの強力トリオは全員がエース級の働きを見せており、ファカタヴァ兄弟を擁する大東大の”トンガパワー”に全く引けを取りません。

他にも昨年1年生から活躍したSH藤原(2年・日本航空石川)、ファンタジスタSO松永(2年・大阪産大付)の2年生ハーフバック団がBK陣を統率し、PR谷口(2年・東海大仰星)、WTB久保(4年)ら主要なポジションにそれぞれ豊富なタレントを擁しています。

選手層の部分では帝京、明治ら関東の強豪校らに若干見劣りしますが、今年の天理は間違いなく関東勢を脅かす実力を秘めていることは疑いようがありません。

約30年以上関東勢の後塵を拝してきた関西ラグビー界の悲願は

”大学日本一と関西復権!!”

関西のプライドは天理にかかっています。

 

京都産業大学

オープン戦
6月2日 京産 〇64-5 摂南
6月9日 京産 〇45-21 立命館
6月24日 京産 〇68-21 朝日
春季大会
5月20日 京産 〇45-12 近畿
5月27日 京産 ●12-42 同志社
夏合宿
8月23日 京産 ●14-21 法政
8月25日 京産 〇50-12 中央
8月27日 京産 〇40-33 日本
8月30日 京産 〇24-14 流経大

通算成績:7勝2敗

昨季は関西2位で大学選手権へ出場し、準々決勝で決勝へ進んだ明治と21-27と接戦を演じた京都産業大学

一昨年はその明治を破るなど、近年その躍進が関西を盛り上げています。

京産と言えばやはり”フォワード”。

元日本代表CTB元木由記雄ヘッドコーチが就任してからも、その伝統は揺るぐことはありません。

今年もLO伊藤(鐘)、FL上田主将、No8フェインガ・ファカイら昨季から主力を張ったメンバーが残るのは大きな強みと言えます。

御所実時代から花園を沸かせたFL城間(2年)も楽しみな選手の一人。

ただ、PR柴田、HO中川、PR酒井らフロントローがこぞって抜けメンバーが維新される事から、スクラム、ラインアウトなどのセットプレーの整備が今季のカギを握ります。

開幕節の相手は今季好調の”関西の雄”同志社。(台風で順延となりましたが...)

関西制覇に向け、天理との頂上決戦(11月24日)までは負けるわけにはいきません。

 

同志社大学

オープン戦
5月20日 同志社 〇31-29 関西学院
6月10日 同志社 ●42-47 明治
6月17日 同志社 〇28-19 慶應
春季大会
5月5日 同志社 〇33-17 立命館
5月27日 同志社 〇42-12 京産大
7月1日 同志社 ●17-45 天理
夏合宿
8月11日 同志社 〇65-7 山梨学院
8月13日 同志社 〇42-19 法政
8月15日 同志社 〇26-7 立命館
8月17日 同志社 〇55-12 名城
8月20日 同志社 〇61-24 東海
8月22日 同志社 〇50-40 筑波

通算成績:10勝2敗

昨季は3勝4敗ながら当該校同士の対戦成績でまさかの6位に沈んだ同志社大学

一昨季大学選手権ベスト4へ躍進した名門の姿はどこへ...

これが萩井新体制初年度の印象でした。

しかし、今季は明治、天理にこそ敗れてはいるものの、慶應義塾、東海、筑波と関東の強豪校を次々と撃破するなど春夏シーズンを通じて10勝2敗。

特に夏合宿では無敗と、チームは上昇気流に乗っています。

昨季からフォワード、バックス共にメンバーの入替はありますが、バックス陣はCTB山口主将を中心にSH原田、CTB永富、WTB山本、そしてFBにはエース安田と決定力のある選手が揃い、タレントの豊富さを見ればこのポジションにいていいチームではありません。

昨季よりフォワードのセットプレー強化に焦点を当ててきた同志社。

安定したセットプレーからバックス陣が華麗に疾走する姿が増えてくれば、今年は面白いチームになりそうです。

京産大、天理大と続く開幕2連戦。

復活への序章となるか、それとも昨季の二の舞か。

”関西の雄”としてのプライドを見せてほしいと思います。

 

勝手に順位予想

 

優勝 天理大学

2位 同志社大学

3位 京都産業大学

4位 立命館大学

5位 関西学院大学

6位 近畿大学

7位 関西大学

8位 大阪体育大学

 

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