2017年以来となる1部復帰を果たし、今季再び復活への道を歩み出す関東学院大学

拓殖大との入替戦で見せた”ラスト10分からの逆転劇”、そしてその後、拓大の決死の猛攻に耐え続けたディフェンスは、昇格に懸ける想いが存分に伝わってくるものでした。

例え時代は流れても”カントー”の火は消えてはいない。

そう強く印象づけられました。

3年ぶりに挑む『1部リーグ』という舞台で、果たしてどのような戦いを見せてくれるのか。

”新生カントー”へ加入する今年度の新入部員を見ていきたいと思います。

2020年度新入部員一覧

PO氏名サイズ出身校
PR小原柾人176/111小平西
PR
川崎輝人180/95佐賀工
PR兒玉隆之介171/102佐賀工
PR首藤 樹173/104保善
PR関口力也179/110目黒学院
淡路颯大180/100秋田工
矢野裕二郎192/95関東学院六浦
岩永拓真180/84長崎南山
岡本 心186/88佐賀工
藤田冬星177/82東京
藤原凌斗 187/80高田

FL
岩本嵩馬180/75九州学院
FL宮上 凛165/75佐賀工
FL長谷川 怜171/80仙台育英
FL
NО8
石井隆也174/83東京
FL
NО8
福見迅矢180/87小平西
NО8日山翔太172/95松山聖稜
SH村田建登167/60昌平
SH
七澤竜侍167/77六郷工科
立川大輝171/75佐賀工
SО/SH
WTB
吉田晴喜161/70日大藤沢
CTB
WTB
渡辺敢太167/70八戸工大一
CTB
WTB
松原理人172/87京都成章
WTB
CTB
高橋 諒176/79札幌山の手
WTB嶺井匠磨172/72常翔学園
FB
WTB
山村光優178/76九州国際大付
FB淡野 福171/65大産大付

(情報元:関東学院大学ラグビー部HP)

総勢27名。

高校日本代表クラスこそいないものの、花園常連校の名も多く、非常に楽しみなメンバーが入部したと言えます。

注目はこの選手たち!

花園経験者と隠れた逸材

桐蔭学園、東福岡、東海大仰星、そして大阪桐蔭など、高校ラグビー界のいわゆる”ビッグネーム”の名前はないものの、花園で活躍した選手も多く加入することになりました。

代表例は花園Bシードの東京高校で副将を務めた石井隆也選手と藤田冬星選手の両ロック陣。

石井選手は身長172cm、藤田選手も177cmと強豪校のロックとしては小柄なものの、そのサイズを補うスピードと機動力で東京高の躍進を下支えした両選手。

東京都予選決勝で優勝を本命視されていた早稲田実を、22-0とシャットアウトで下した試合は印象的でした。

藤田選手は大学でもロック、そして石井選手は大学では”第3列”で勝負することになるようですね。

 

そしてその2人以外にも、”東北の雄”仙台育英で1年生からレギュラーを務め、強烈なタックルとワークレートの高さに定評がある長谷川怜選手や、中学時代に神奈川県選抜として全国大会への出場経験を持ち、一芸に秀でた選手発掘を目的とした『TIDキャンプ』にも選出された”大型ロック”の矢野裕二郎選手(関東学院六浦)も楽しみな逸材。

それぞれ年代別の代表には縁が無かったものの、大学でもトップレベルと評される同校コーチ陣の指導を受け、原石である彼らがどこまでの選手へ成長していくのか。

非常に楽しみです。

時代を築いた黄金ルート

そしてやはり”カントー”と言えば、この名前を忘れてはいけません。

1997年から2006年まで10年連続で大学選手権決勝進出を果たし、一時代を築いた関東学院。

その10年間で10人中6人のキャプテンを輩出したのが九州の名門・佐賀工業

決勝で明治を破り2連覇を達成した1998年度の立川剛士主将、太田尾主将率いる早稲田を撃破した2003年度の山村亮主将、さらに淵上宗志氏(1999年度)、久富雄一氏(2000年度)、山口智史氏(2001年度)、松本健志氏(2004年度)ら、同校OBには今振り返っても印象深い名主将がずらり。

”カントーの黄金期は佐賀工と共にあった”、と言っても過言ではありません。

そして今年もその『黄金ルート』から、PR兒玉隆之介選手、LO岡本心選手、FL宮上凜選手といったフォワードの主力選手に加え、”司令塔”としてチームを牽引したSO立川大輝選手ら5名の選手が加入することになりました。

中でもやはり注目は立川大輝選手。

そう、先に述べたカントー2連覇時の主将にして元日本代表・立川剛士氏(現・関東学院BKコーチ)のご子息です。

父が東芝へ所属していたこともあって、大輝選手自身は東京育ちながら、高校では父の背中を追いかけ単身佐賀工へ進学。

高校から楕円球に触れたにも関わらず、2年生の時点で名門校のスタンドオフのレギュラーを獲得するなど、その才能は瞬く間に開花。

”大型フルバック”としてならした父・剛士氏と比較して、171cm/75kgとサイズは小柄なものの、サッカーで鍛えたという正確なキックを武器に、最終学年でもチームの司令塔として花園で活躍しました。

プレースタイルは父がその名の通り”剛”ならば、大輝選手は”柔”。

柔らかなステップとキックを織り交ぜた的確なゲームメイクは、やはりセンスを感じざるを得ません。

昨年から母校のバックスコーチに就任した父と共に、再びカントーを全国の舞台へ。

立川選手の成長と活躍に注目していきましょう。

 

3年ぶり1部の舞台へ

カントー”と言えばやはり思い出されるのは、激しい『ブレイクダウンの攻防』。

日本でもトップクラスの実績を持つコーチ陣が揃ったと言えども、伝統の『展開ラグビー』のカギを握るのはやはりこのポイント。

1部リーグで上位勢と互角に渡り合うためには、いかにフォワード陣がこのフィジカルバトルで応戦できるかどうかにかかっています。

今年の新入部員は27名中実に17名がフォワード登録の選手達。

ここにもカントーの本気度が表れていると言えるでしょう。

今季は”入替戦回避での1部残留”が最低目標。

このチームが毎年入替戦に出場しているようでは、人気面も含めリーグ戦グループ全体の底上げはやはり難しくなってきます。

入替戦回避、そして復帰初年度からの大学選手権出場へ。

復活を期すカントーの1年に注目しましょう!

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