2度の準優勝含む4年連続ベスト4。

近年躍進を遂げていた東海大でしたが、昨年は選手権準々決勝で優勝した明治に惜敗(●15-18)。

大東大、流経大も同じく正月越えを果たせず、関西リーグからは天理が台頭する中で、関東リーグ戦勢は厳しい状況に陥っています。

リーグ戦王者として迎える今季はリーグの威信と同校悲願の日本一をかけた戦い。

今年度の新体制と新入部員を紹介します。

 

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東海大学 2019年度新体制

監督木村季由日体大卒
主将眞野泰地東海大仰星SO
副将中野 幹東海大仰星PR
FWリーダー新井望友深谷HO
横井 隼石見智翠館LO
BKリーダー塚野 武京都成章CTB
福田一輝東海大仰星FB

(情報元:東海大学ラグビー部HP)

ついにこの選手が主将となる年がやってきました。

2015年度、主将として東海大仰星を日本一へ導いた男、眞野泰地選手。

溢れる知性と品格、確かな戦術眼と高いラグビー理解度、FLで鳴らしたフィジカル、そして卓越したリーダーシップで、

・東海大仰星

・高校日本代表

・U20日本代表

・ジュニアジャパン

その全てのチームで主将を務めた眞野選手は、まさに世代を代表する”リアルリーダー”。

満を持しての主将就任です。

このコメントを見てください👇

「歴史を創るという強い気持ちを、自分達のスタイルを、ノーサイドまで貫き通した。ノーサイドの瞬間、スタッフ・選手全員が涙を流し、喜びを分かち合った。今まで取り組んできた練習や試合の数々も、決して上手くいく事ばかりではなかったが、素晴らしい仲間と全員で乗り越えスコットランドに勝つという目標を達成でき、心から嬉しい。最高のメンバー、最高のスタッフであったことを、この結果をもって証明でき、大変嬉しく、また誇りに思う。また桜のジャージーを着てプレーできるように、これからもそれぞれの道で頑張っていきたい。日本からの応援、本当に力となりました。ありがとうございました」(出典:日本ラグビーフットボール協会HP)

これは2015年度高校日本代表スコットランド遠征で、歴史的勝利(〇10-7)を挙げた最終戦のU19スコットランド戦後の眞野主将のコメントです。

これまで数々の主将のコメントを見てきましたが、高校生でこのような言葉を発する事が出来る選手はそういません。

 

大学ではスタンドオフへ転向しルーキー時代から大学選手権決勝の舞台(●26-33 帝京)を踏み、昨年はセンターとしてを経験。

171㎝と決して大柄ではありませんが、どのポジションでも高いレベルでこなすポリバレント性でプレーヤーとしての魅力も併せ持ちます。

今年はどのポジションでチームを牽引するのか⁉

その点にも注目です。

 

今年のチームは1年生時代からチームを支えてきたCTBアタアタ・モエアキオラ選手、No.8デビタ・タタフ選手、FL西川壮一選手らビッグネームは卒業しましたが、昨年の主力の多くはチームに残ります。

さらに、SO丸山凜太朗選手(2年・東福岡)、WTB望月裕貴選手(2年・東海大翔洋)、FB酒井亮治選手(2年・東海大相模)ら若い力も続々台頭。

ここにフォワードの核となる新たな外国人留学生が加われば、今年のチームは大化けする可能性を秘めています。

”世代最高のリーダー”眞野泰地主将のリーダーシップ。

今年の東海は楽しみです。

 

東海大学 2019年度新入部員

それでは次に今年度東海の門戸を叩いたメンバーを紹介します。

PO氏名出身校身長体重
PR野田正純東京180114
PR井上優士筑紫182103
PR石橋慎悟筑紫182105
PR井島彰英熊本西181103
PR田邊侑斗保善175108
PR森本達郎大分工169113
HO/PR平 晴樹長崎北17292
FL/No.8末舛世成東海大相模18096
NO.8畠 山岳東海大相模18091
HO亀井爽良九州学院16997
HO木村俊介St.Peters17093
LO安藤 翼仙台育英17590
HO/No.8鈴木健太石神井17497
LO小鹿裕哉青森北18880
LOララトゥブア・ワイサケRatu Sir Lala Sukuma195117
LO竹内 龍東海大相模18092
CTB/FL伊藤峻祐桐蔭学園17887
FL山瀬圭一郎三島17083
FL/No.8佐藤航太秋田工17385
FL伊藤大悟明和県央17380
FWナサミラ・レキマRatu Navula190116
FL/No.8家村航基東海大仰星17690
FB/WTB倉元颯士東海大仰星17382
No.8坂本譲二東海大甲府178108
FL/LO井上涼太東海大相模17890
SH見崎柊太松山聖稜16067
SH吉田優馬秋田中央17173
SH清水麻貴東農大二17077
SO江黒太智岱志17473
SO只野稜太仙台育英17570
SH安田晋悟東海大福岡16872
CTB/FB石川陽輝東京17680
CTB山白海弥栄徳17487
CTB/SO佐藤友亮石見智翠館17886
FB/SO宝田悠介東福岡17581
SH今村泰士筑紫16370
WTBハリス・オーウェン目黒学院17267
WTB高柳温人つくば秀英18384
CTB/WTB本間智貴青森北16871
WTB北口元基関大北陽17473
WTB進藤 陸佐賀工17360
SH/WTB江端凌吏東海大仰星17180
FB/SO照屋林治郎保善17277
SH/WTB治野賢至鹿児島実16061
FB谷川晃生北越17680

※青字:高校日本代表候補

※紺字:系列校出身者

総勢45人のルーキーが新たに加入。

1学年で40人オーバーは他強豪校と比較しても圧倒的に多い数字です。

参考まで👇

<2019年度新入部員>

帝京 :36名

明治 :22名

早稲田:27名

大東大:24名

天理 :30名

 

 

流出が目立つ”最強”の付属校

2017年度含め5度の全国制覇を誇る高校ラグビー界の横綱・東海大仰星

全国屈指の学校数を誇る東海大系列校の中でも”最強”と言える存在です。

しかし昨年は苦戦。

前年度覇者として臨みながら、春の選抜では東福岡の後塵を拝し予選リーグ敗退、冬の花園では大阪府予選決勝で常翔学園に大敗(●7-54)を喫し、全国への出場すらも叶いませんでした。

その悔しい経験をしたメンバーからはFB/WTB倉元選手、FL/No.8家村選手、SH/WTB江端選手の3名が東海大に進学。

ただ、3名とも府予選決勝では、倉元選手と家村選手はロック(4番、5番)として、江端選手はフランカー(6番)として出場するなど、それぞれ大学での登録とは異なるポジションで出場をしています。

春の選抜からもポジションの入れ替わりが激しく、前年度の優勝メンバーが大幅に抜けた事で、チームとして色々と試行錯誤したことが見て取れます。

それにしても、、、3名だけというのはあまりにも少ない。。。

近年、東海大仰星からはFB野口竜二選手(パナソニック)や、前述のSO眞野泰地選手(4年)、1期下で2016年度の主将を務めたFL山田生真選手(3年)ら主力含め、多くの卒業生が入部してきました。

新興チームの部類に入る東海大が、2000年代に入って目覚ましい進化を遂げたのも、”最強”の系列校との”高大連携”が大きく寄与してきたことは間違いありません。

しかし近年は、、、

花園を制した2017年度はどうか⁉

大阪桐蔭との花園決勝にスタメン出場したメンバーで東海大に進んだのはPR前田選手とLO河野選手のみ。

主将長田智希選手とエースFB河瀬諒介選手は早稲田へ、走れるプロップ百地選手は立命館へ、長田選手とセンターでコンビを組んだ和田選手は同志社など、主力クラスはライバル校へ進学。

 

では昨年2018年度のチームはどうか⁉

主将のSO坂原選手は関西学院、フォワードの核No.8馬渡選手は同志社、バックスの核CTB堀田選手は天理、WTB安井選手は立命館と、やはり兄貴分への進学を選ばず他校へ流れる傾向が目立ちます。(関西のチームに進学している事は、関西リーグの底上げには非常に喜ばしいことなのですが。。。)

帝京、明治のようにスポーツ推薦で多くの有望選手をリクルートできる大学を除いては、系列校からの”内部進学ルート”は人材確保の生命線。

それを継続するためにはただ待っているだけでなく、OBがグラウンドで躍動する姿を後輩に見せること、そして何と言っても”大学日本一”という結果が求められます。

その意味でも今年入部した仰星組3名の活躍、そして今年度主将、副将を務める”仰星コンビ”のリーダーシップに期待がかかります。

 

春季大会スケジュール

<Aグループ>

4月28日 東海 〇33-29 大東大 東海大G
5月12日 東海 〇40-36 早稲田 東海大G
5月26日 東海 - 帝京 中銀ス
6月9日 東海 - 流経大 東海大G
6月16日 東海 - 慶應 東海大G

昨季リーグ戦で覇権を争った大東大と、対抗戦覇者早稲田との2連戦を苦しみながらも勝利で飾った東海。

流経大、慶應大との力関係を鑑みると次節帝京戦での勝敗次第では、全勝優勝も射程圏内に入ってきます。

昨季は実現しなかった東海帝京の黄金カード。

注目ですね。

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