年を越えいよいよ大詰めを迎えた大学ラグビー。

1月2日に行われた準決勝を勝ち抜いたのは、2連覇を狙う『明治』と11年ぶりの復活優勝を目指す『早稲田』。

昨年末に完成しラグビー競技初開催となる新国立競技場に導かれるように、伝統両校による頂上決戦が実現しました。

決勝戦のチケットは前売り段階で完売。

超満員が予想される国立で、令和初の大学王者に輝くのは果たしてどちらか。

本日発表されたスタメンと共に決勝戦の見どころを見ていきたいと思います。

※早稲田寄りの内容となっていることご了承下さい。

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決勝戦結果速報

1月11日
国立14:30早大

○45-35

明大

トーナメント表

決勝戦プレビュー

明治大学 (関東対抗戦1位)

まずは2年連続の日本一を見据える王者明治から見ていきましょう。

ここまでの勝ち上がり

<準々決勝>

明治 ○22-14 関西学院大(関西リーグ3位)

<準決勝>

明治 ○29-10 東海大(関東リーグ1位)

圧倒的な爆発力を誇る明治としては意外と言えるほど、どちらの試合もロースコアの展開となりましたが、関西学院の意地の前に苦戦を強いられた準々決勝と、リーグ戦王者東海を堅守で封じ込めた準決勝の内容は大きく異なります。

東海との大学界最高峰の”フィジカルバトル”を制したことで、明治がこの1年間積み上げてきた自信は揺るぎのないものとなったことでしょう。

田中監督、武井主将のコメントを拝見していても、謙虚な姿勢は決してブレることはなく、隙や慢心は全く見当たりません。

「素晴らしいリーダー陣に率いられた大人のチーム」

率直にそう感じます。

この誇り高き紫紺軍団と決勝戦を戦うことが出来ることに感謝したいと思います。

 

スターティングメンバー

1 PR
安 昌豪④
(大阪朝鮮)

2 HO
武井日向④
(国学院栃木)

3 PR
笹川大五④
(明大中野)

4 LO
片倉康瑛③
(明大中野)

5 LO
箸本龍雅③
(東福岡)

6 FL
石井洋介④
(桐蔭学園)

8 No.8
坂 和樹④
(明大中野八王子)

7 FL
繁松哲大③
(札幌山の手)

9 SH
飯沼 蓮②
(日川)

12 CTB
射場大輔④
(常翔学園)

10 SO
山沢京平③
(深谷)

13 CTB
森 勇登③
(東福岡)

11 WTB
山﨑洋之④
(筑紫)

15 FB
雲山弘貴②
(報徳学園)

14 WTB
山村知也④
(報徳学園)

シーズンを通して多くのメンバーを起用してきましたが、シーズン終盤頃からはほぼこのメンバーに固定。

やはり昨年の決勝を戦ったメンバーへの信頼は絶大なものがあるということでしょう。

大学界随一のタレント集団を代表する15人。

間違いなくベスト布陣です。

早稲田大学 (関東対抗戦2位)

次に6年ぶりの決勝進出、11年ぶりの優勝を目指す早稲田を見ていきます。

ここまでの勝ち上がり

<準々決勝>

早稲田 ○57-14 日本大(関東リーグ2位)

<準決勝>

早稲田 ○52-12 天理大(関西リーグ1位)

同じく3回戦がシードとなった早稲田は、準々決勝で強力スクラムを武器に今季旋風を巻き起こした日大を危なげなく下し、超満員の観衆が見守る秩父宮での準決勝では、劣勢が予想される中、関西王者の天理を見事に粉砕。

明治とは打って変わって2試合共に大量得点を記録するなど攻撃力が爆発し、6季ぶりの決勝進出を果たしました。

特に天理戦では早稲田の誇る”フィジカルモンスター”CTB中野将伍選手(4年・東筑)が、ふくらはぎの肉離れによる長期離脱から満を持しての戦列復帰。

前半の3トライ全てに絡む活躍を見せるなど別格の存在感を示し、ブランクを不安視する声を一蹴。

復帰を心待ちにしてきたアカクロファンにとっては堪らないゲームとなりました。

”絶対的なフィジカル”というオプションをもたらす『ラストピース』の帰還により、この最終局面でついに”歴代最強”の呼声高いバックス陣が完成。

決戦へ向けムードは最高潮です。

さらにここに来て心強いのはフォワード陣の奮闘。

タレント揃いのバックス陣の陰に隠れがちですが、天理戦での快勝はフォワードの踏ん張り無くしては語れません。

前半劣勢に立たされたスクラムでは、組み方を変えた後半には逆に押し勝ち、修正力の高さを見せつけると、綿密な分析に裏付けされたラインアウトは終始相手へプレッシャーをかけ続け、天理の攻撃プランを幾度も寸断。

ディフェンス面は相手のハンドリングエラーに助けられた面が多分にあったとは言え、LOアシペリ・モアラ選手、No.8ジョネ・ケレビ選手ら強力な外国人留学生相手にも、しつこくまとわりつくディフェンスで決定的な仕事をさせず、フォワードによる被トライは"0"。

今季リーグ戦で1試合平均67得点と爆発的な攻撃力を誇った関西王者相手に、この結果は賞賛に値します。

今年の早稲田フォワードは強い!

自信と誇りを持って明治へ全てをぶつけてほしいと思います。

 

スターティングメンバー

1 PR
久保優③
(筑紫)

2 HO
森島大智④
(早稲田実)

3 PR
小林賢太②
(東福岡)

4 LO
三浦駿平④
(秋田中央)

5 LO
下川甲嗣③
(修猷館)

6 FL
相良昌彦①
(早稲田実)

8 No.8
丸尾崇真③
(早稲田実)

7 FL
幸重天④
(大分舞鶴)

9 SH
齋藤直人④
(桐蔭学園)

12 CTB
中野将伍④
(東筑)

10 SO
岸岡智樹④
(東海大仰星)

13 CTB
長田智希②
(東海大仰星)

11 WTB
古賀由教③
(東福岡)

15 FB
河瀬諒介②
(東海大仰星)

14 WTB
桑山淳生④
(鹿児島実)

準決勝に続き決勝でも現時点で考え得る至高のメンバーが名を連ねました。

このタイミングで一人も欠けること無くこのメンバーが揃ったこと、

このメンバーで挑む決勝戦を見ることができること、

感謝しかありません。

 

決勝戦へ向けて

両校の決勝での激突は実に23年ぶり。

23年前の決勝は1996年度。

そう忘れもしない明治松本組、早稲田中竹組による激戦でした。

明治が先行し早稲田が追いすがるという、その1ヶ月前の早明戦と同じ構図となった試合は、最後明治がペナルティトライを獲得し勝敗が決するという結末まで同じ。

当時高校生だった私の目には、挑んでも挑んでも跳ね返される”紫紺の壁”が途方も無く高いものに感じました。

あれ以来、早明戦には勝利を収めてきたものの、大学選手権決勝でのリベンジの機会はなく、正直今の段階でも早稲田が明治を上回る姿をイメージ出来るところまでには至っていません。

これはきっとトラウマというものなのでしょう。

しかし、今の現役世代の選手達にそんなものあろうはずもありません。

黄金世代が牽引する齋藤組に、『敗戦』というラストは相応しくない。

必ずや11年ぶりの日本一を掴み取ってほしいと願っています。

新国立競技場に響き渡る歓喜の『荒ぶる』。

想像するだけでも目頭が熱くなってきますね。

キックオフは1月11日(土)14:30。

いざ決戦です!

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コメント欄
  1. うめ より:

    明治OBですが、いつも楽しく読ませていただいてます。
    早明戦以後の早稲田の成長、強みを活かす迷いの無いアタックは実に脅威です!
    11日は明治のDFと早稲田ATの勝負が勝敗を分けるのではと思っています。
    新国立でお互い応援頑張りましょう!

    • 記事をご覧頂きありがとうございます!
      明治OBの方ということで内容が伴わず恐縮です。。
      ただ早稲田ファンから見ても今の明治が素晴らしいチームであることに疑いはありません。
      勝敗はどうあれ、最高の決勝戦を見せてくれると信じています。
      新国立での決戦お互い楽しみしょう!

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