ついに開幕した春の王者を決める選抜大会。

高校三冠の内、まず一冠目を手にするチームはどこか⁉

結果をお伝えしていきます。

 

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第20回全国高校選抜ラグビー大会

出場校一覧

ブロック 学校名出場回数
北海道1校札幌山の手(海道)15大会連続15回目
東北3校秋田中央(秋田)4大会ぶり6回目
秋田工(秋田)4大会連続11回目
黒沢尻工(岩手)3大会連続4回目
関東
(前年度優勝1枠含む)
6校桐蔭学園(神奈川)17大会連続18回目
流経大柏(千葉)3大会連続13回目
本郷(東京)8大会ぶり2回目
早稲田実(東京)初出場
国学院栃木(栃木)3大会ぶり6回目
慶應義塾(神奈川)3大会ぶり4回目
北信越1校日本航空石川(石川)4大会連続7回目 
東海2校中部大春日丘(愛知)3大会連続10回目
名古屋(愛知)5大会ぶり2回目
近畿5校京都成章(京都)2大会ぶり8回目
東海大仰星(大阪)7大会連続18回目
天理(奈良)3大会連続8回目
関西学院(兵庫)11大会ぶり2回目
御所実(奈良)2大会連続7回目
中国2校石見智翠館(島根)2大会ぶり8回目
尾道(広島)7大会連続12回目
四国    2校高知中央(高知)初出場
城東(徳島)3大会連続3回目
九州5校東福岡(福岡)13大会連続16回目
佐賀工(佐賀)7大会連続14回目
長崎北陽台(長崎)2大会連続6回目
大分舞鶴(大分)4大会連続12回目
高鍋(宮崎)3大会連続5回目
開催県1校浦和(埼玉)7大会ぶり3度目
実行委員会推薦枠(東)2校太田(群馬)初出場
北越(新潟)初出場
実行委員会推薦枠(西)2校金光藤蔭(大阪)初出場
大分東明(大分)初出場

 

予選グループ

決勝トーナメントには各組1位のみが進出する事ができます。

2勝が1位突破への最低ラインとなるため、初戦から負けが許されない戦いとなります。

【Aグループ】
関西学院(兵庫)   近畿4位
浦和(埼玉)     開催県枠
佐賀工(佐賀)    九州2位
秋田中央(秋田)   東北1位

関西学院 浦和 佐賀工 秋田中央
関西学院 * 〇62-14 〇19-14 ○71-0
浦和 ●14-62 * ●12-59 ●21-28
佐賀工 ●14-19 〇59-12 * 〇78-0
秋田中央 〇0-71 〇28-21 ●0-78 *

<最終順位>
1位 3勝   関西学院  近畿4位
2位 2勝1敗  佐賀工   九州2位
3位 1勝2敗  秋田中央  東北1位
4位 3敗   浦和    開催県枠

 

【Bグループ】
東福岡(福岡)    九州1位
札幌山の手(北海道) 北海道1位
城東(徳島)     四国2位
慶應義塾(神奈川)  関東6位

東福岡 札幌山手 城東 慶應義塾
東福岡 * 〇78-7 〇97-12 ○59-7
札幌山手 ●7-78 * ●22-28 ●17-27
城東 ●12-97 〇28-22 * 〇21-15
慶應義塾 ●7-59 〇27-17 ●15-21 *

<最終順位>
1位 3勝   東福岡   九州1位
2位 2勝1敗  城東    四国2位
3位 1勝2敗  慶應義塾  関東6位
4位 3敗   札幌山の手 北海道1位

 

【Cグループ】
石見智翠館(島根)  中国1位
国学院栃木(栃木)  関東5位
御所実(奈良)    近畿5位
名古屋(愛知)    東海2位

智翠館 国学栃木 御所実 名古屋
石見智翠館 * ●10-26 ●12-40 ○50-0
国学院栃木 ○26-10 * ●0-52 〇71-5
御所実 〇40-12 〇52-0 * 〇31-7
名古屋 ●0-50 ●5-71 ●7-31 *

<最終順位>
1位 3勝   御所実   近畿5位
2位 2勝1敗  国学院栃木 関東5位
3位 1勝2敗  石見智翠館 中国1位
4位 3敗   名古屋   東海2位

 

【Dグループ】
東海大仰星(大阪)  近畿2位
日本航空石川(石川) 北信越1位
長崎北陽台(長崎)  九州3位
太田(群馬)     推薦枠(東)

仰星 航空石川 北陽台 太田
東海大仰星 * ○40-21 〇43-24 ○79-0
航空石川 ●21-40 * 〇27-24 〇64-12
長崎北陽台 ●24-43 ●24-27 * 〇111-0
太田 ●0-79 ●12-64 ●0-111 *

<最終順位>
1位 3勝   東海大仰星  近畿2位
2位 2勝1敗  日本航空石川 北信越1位
3位 1勝2敗  長崎北陽台  九州3位
4位 3敗   太田     推薦枠(東)

 

【Eグループ】
桐蔭学園(神奈川)  関東1位
大分東明(大分)   推薦枠(西)
尾道(広島)     中国2位
黒沢尻工(岩手)   東北3位

桐蔭学園 大分東明 尾道 黒沢尻工
桐蔭学園 * 〇43-14 〇58-7 ○71-5
大分東明 ●14-43 * 〇18-15 〇48-0
尾道 ●7-58 ●15-18 * 〇52-5
黒沢尻工 ●5-71 ●0-48 ●5-52 *

<最終順位>
1位 3勝   桐蔭学園 関東1位
2位 2勝1敗  大分東明 推薦枠(西)
3位 1勝2敗  尾道   中国2位
4位 3敗   黒沢尻工 東北3位

 

【Fグループ】
京都成章(京都)   近畿1位
早稲田実(東京)   関東4位
高知中央(高知)   四国1位
秋田工(秋田)    東北2位

京都成章 早稲田実 高知中央 秋田工
京都成章 * 〇85-0 〇82-14 〇41-0
早稲田実 ●0-85 * 〇24-17 〇14-12
高知中央 ●14-82 ●17-24 * ●14-21
秋田工 ●0-41 ●12-14 〇21-14 *

<最終順位>
1位 3勝   京都成章 近畿1位
2位 2勝1敗  早稲田実 関東4位
3位 1勝2敗  秋田工  東北2位
4位 3敗   高知中央 四国1位

 

【Gグループ】
中部大春日丘(愛知) 東海1位
高鍋(宮崎)     九州5位
金光藤蔭(大阪)   推薦枠(西)
本郷(東京)     関東3位

春日丘 高鍋 金光桐蔭 本郷
春日丘 * ●12-38 〇38-5 ○34-7
高鍋 〇38-12 * ●26-29 ●17-32
金光藤蔭 ●5-38 〇29-26 * ●5-40
本郷 ●7-34 〇32-17 〇40-5 *

<最終順位>
1位 2勝1敗 中部大春日丘 東海1位
2位 2勝1敗 本郷     関東3位
3位 1勝2敗 金光藤蔭   推薦枠(西)
4位 1勝2敗 高鍋     九州5位

 

【Hグループ】
天理(奈良)     近畿3位
流経大柏(千葉)   関東2位
大分舞鶴(大分)   九州4位
北越(新潟)     推薦枠(東)

天理 流経大柏 大分舞鶴 北越
天理 * ○52-7 〇62-14 ○130-0
流経大柏 ●7-52 * 〇47-19 〇52-3
大分舞鶴 ●14-62 ●19-47 * 〇31-5
北越 ●0-130 ●3-52 ●5-31 *

<最終順位>
1位 3勝   天理   近畿3位
2位 2勝1敗  流経大柏 関東2位
3位 1勝2敗  大分舞鶴 九州4位
4位 3敗   北越   推薦枠(東)

 

地区別順位分布は⁉

選抜大会の楽しみの一つは各地区ごとの力関係が測れること。

特に各地区を代表する1位校の戦いぶりは注目です。

という事で各地区ごとの順位分布を見ていきましょう。

1位 近畿5  関東1  東海1  九州1
2位 関東4  九州1  北信越1 四国1  推薦枠(西)1
3位 東北2  関東1  九州2  中国2  推薦枠(西)1
4位 北海道1 東北1  東海1  四国1  九州1  推薦枠(東)2 開催県枠1

予選グループを突破したのは近畿、関東、東海、九州の4地区代表のみ。

これまで一定の実績を残してきた東北、中国勢が2位にも入れないという事実は、苦戦を強いられている近年の構図通りの結果が見て取れます。

関東勢は地区1位桐蔭学園の力が突出しているとは言え、共に2勝を挙げた東京勢(本郷早稲田実)の躍進もあり、6校中5校が2位以内を確保。

流経大柏国学院栃木など関東各都県トップ校のレベルは、全国上位にある事を証明しました。

 

しかし、何よりも驚かされるのは近畿勢5校が全てグループリーグ1位突破を決めたこと。

特に近畿4位の関西学院は佐賀工(九州2位)、秋田中央(東北1位)と同組に入りながら3連勝を飾り、近畿5位の御所実も中国1位の石見智翠館、強豪国学院栃木らを一蹴。

先に行われた近畿大会では、昨冬花園覇者の大阪桐蔭、同ベスト8の報徳学園常翔学園が5位以内に入れず出場権を失うほど各校の力が拮抗。

”全国一の激戦区”の名に相応しいハイレベルの戦いが繰り広げられました。

選抜大会での結果も今年の近畿勢の充実ぶりを如実に表していると言えます。

 

そして、推薦枠の出場ながら尾道、黒沢尻工を退け2位を確保した大分東明の躍進には目を見張るものがあり、四国代表の登録メンバーわずか17人の城東が慶應義塾、札幌山の手から勝利を挙げた試合には心揺さぶられました。

登録メンバーわずか17人(その内助っ人も数人入っているとか...)の県立高校が強豪私立校を撃破する。

これが高校スポーツの醍醐味でもありますね。

花園でまたその姿を見せて頂きたいところです。

 

決勝トーナメント

準々決勝

2019/4/4 桐蔭学園 ○67-21 東福岡
京都成章 ○19-12 関西学院
御所実 ○26-14 東海大仰星
中部大春日丘 17-38○ 天理

全国ベスト8の名に相応しい顔ぶれが揃った準々決勝。

初戦から衝撃の結果となりました。

優勝候補の一角東福岡が関東王者桐蔭学園相手にまさかの67失点。。。

過去10年で6度の花園優勝を誇る常勝軍団”ヒガシ”のこんな姿はこれまで見た記憶がありません。

昨季は選抜大会(準々決勝)、花園(準決勝)共に桐蔭学園の前に夢打ち砕かれた同校。

それぞれ40失点、38失点とディフェンスの綻びが生んだ結果という事で、新チームとなってからは”タックル”、”チームディフェンス”の強化に取り組んできました。

その結果、福岡新人大会、九州新人大会の計7試合を失トライ0で制し、今大会でも3試合で失点26と平均失点一桁以下。

それがまさかこんな結果になるとは予想だにしていませんでした。

東福岡・藤田雄一郎監督

「やってきたことが通用しなかった。こんなビッグスコアは初めてだった。もう一回、やり直さないといけないし、教訓にしないと意味がない」

(出典:西スポ)

ヒガシがこのままで終わるはずがありません。

プライドを打ち砕かれた王者のここからの奮起に期待しましょう。

一方、勝った桐蔭学園は準決勝でこちらも優勝候補の一角京都成章との対戦が実現。

ここで桐蔭学園が圧勝するようなことになれば、東福岡、大阪桐蔭を含めた今年の高校4強(個人的見解ですが...)の構図が大きく変わる事になりそうです。

そして準決勝もう1試合は”宿命のライバル対決”が実現。

御所実は近畿大会準々決勝で力の差を見せつけられた東海大仰星へリベンジし、天理は"東海地区の雄"春日丘を一蹴。

今年は奈良2校の実力がハイレベルで拮抗しており、この対決からも目が離せません。

 

準決勝

2019/4/6 御所実 ○22-21 天理
桐蔭学園 ○21-20 京都成章

2試合ともとんでもない試合でしたね。。

新チームとなってまだ4か月弱の春の段階で、この4校のチームの完成度と個々のスキルレベルの高さには本当に驚かされます。

 

選抜史上初の”奈良県対決”となった第1試合は、昨年花園予選で敗れた悔しさを胸に挑んだ御所実が、後半の逆転劇で見事勝利。

リベンジを果たしました。

試合内容も、

天理PR中山律希選手の破壊的な突進とバックス並みのハンドリングスキル。

浅いラインへ針を通すが如くボールを正確につなぎ続ける”高度な展開ラグビー”。

御所実WTB安田選手、FB石岡選手の切れ味鋭いステップと相手を置き去りにするスピード。

そして御所実の代名詞”ドライビングモール”。

など見どころ満載。

県新人大会、近畿新人大会でも未対戦だったため、新チームとなってからはこの試合が公式戦初対戦となりましたが、両校のチームカラーと執念が反映された好ゲームでした。

勝った御所実の決勝の相手は3連覇を目指す王者桐蔭学園

同校初の全国タイトル、そして”近畿第5代表”からの下剋上Vへ!

御所実のチャレンジに注目しましょう。

 

そして、”事実上の決勝戦”との呼び声高い関東1位対近畿1位の対戦も手に汗握る好ゲームに。

フォワードのサイズに勝る京都成章が前後半共に優位に試合に進めるも、勝敗は後半ロスタイムのギャンブルプレーで決する結果となりました。

6点を追いかける桐蔭学園はペナルティからのラストプレーでスクラムを選択。

相手フルバックが上がっているのに気付いた桐蔭学園SO伊藤主将は、一次攻撃から相手ディフェンスライン裏へのチップキックを蹴り、怒涛のチェイス。

自らのドリブルでインゴール真正面に転がったボールを最後インゴールで抑えたのは自軍FL久松選手。

イージーな場所から蹴ったゴールゴールも決まり、ロスタイムでの奇跡のサヨナラトライで勝敗が決する結果となりました。

しかし桐蔭学園のSO伊藤主将。

あの場面で一か八かのギャンブルプレーを選択する度胸もさることながら、相手フルバックの位置を見極めた冷静で広い視野には本当に驚かされますね。

そして敗れた京都成章

昨冬花園のノーシード校ながら新チームは近畿大会で優勝。

今大会も他校を圧倒するフィジカルで”激戦区”近畿王者の名に相応しい戦いを見せてくれました。

準決勝では最後の最後で力尽きる結果となりましたが、準々決勝で東福岡を圧倒した桐蔭学園を最後まで追い詰めた姿は衝撃と共に、見る人の記憶に強烈に残ったことは間違いありません。

敗れて尚、今年の大本命に躍り出た成章。

この敗戦からさらに強いチームとなって帰ってくることでしょう。

今から冬の全国大会が楽しみです。

 

決勝

2019/4/7 桐蔭学園 〇29-19 御所実

※桐蔭学園は3連覇

関西5位からの下剋上を狙った御所実

看板のモール攻撃が炸裂し前半をリードして折り返すも、後半は地力に勝る桐蔭学園の圧力に屈し逆転負け。

しかし、近畿大会準々決勝で東海大仰星に敗退してからここまでの戦いぶりは見事でした。

チームディフェンスが整備され、モールの精度も格段に向上。

準々決勝では東海大仰星にリベンジ、奈良勢対決となった準決勝でもライバル天理を1点差でかわし、優勝候補筆頭桐蔭学園にも肉薄。

昨冬花園予選での敗退、近畿大会での敗戦から一気に全国上位レベルまで押し上げてきました。

昨年県代表の天理も充実した布陣を誇るため、今年の奈良県予選も熱い戦いが繰り広げられそうです。

そして、3連覇を達成した桐蔭学園

東福岡、京都成章といった優勝候補を次々と撃破しての戴冠はまさに”完全優勝”と言えます。

同校悲願の”花園単独優勝”へ!

視界は良好です。

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