列島がワールドカップの熱狂に酔いしれる中、高校ラグビーもいよいよ本格シーズンの到来です。
高校ラガーマンの聖地『花園』を目指し、連日各地で熱戦が繰り広げられています。
昨年は大阪桐蔭が決勝戦で桐蔭学園との『桐蔭対決』を制し、平成最後の大会で見事初優勝を飾りました。
そして迎えた今年。
大本命は『春の選抜』『夏のセブンズ』を制した桐蔭学園である事はまず間違いありません。
同校が見据えるのは昨年のリベンジ、そして悲願の花園単独優勝。
しかし、そのためにはまず激戦区の地方大会を勝ち抜かなければいけません。
果たして『東の横綱』は慶應義塾、東海大相模ら好チームが集う神奈川県を制し、王者への挑戦権を得る事が出来るのか⁉
そして今年はどのチームが予選を突破し、”令和初”となる記念大会へ名乗りを挙げるのか⁉
ここでは”花園への道2019”として各地の地方予選の結果を追っていきます。
※シード校予想追記(11月23日)
タップできる目次
第99回全国高校ラグビー出場校
出場校一覧
各地方予選結果
それでは今年も、強豪同士の戦いが始まる準決勝以降の勝ち上がりを中心に見て行きたいと思います。
※結果は随時更新していきます。
北海道地区
【北北海道】(昨年代表:旭川龍谷)
<準決勝>10/12
旭川龍谷 ○55-7 北見北斗
遠軽 ○37-7 旭川工
<決勝>10/19
旭川龍谷 ○7-0 遠軽
※旭川龍谷は2年連続4回目の出場
昨年39年ぶりの花園出場を決めた旭川龍谷が、今年も堅いディフェンスで遠軽を無失点に抑え2連覇を達成。
一時は部員5人と低迷した時期を乗り越え、花園常連校へ躍進。
今年は79年大会以来40年ぶりの花園勝利に期待がかかります。
【南北海道】(昨年代表:札幌山の手)
<準決勝>10/12
札幌山の手 ○94-0 北嶺
函館ラサール ○83-0 小樽桜陽
<決勝>10/19
札幌山の手 ○19-0 函館ラサール
※札幌山の手は2年連続18回目の出場
8年連続同一カードの決勝。
札幌山の手が過去4年間勝利を分け合ってきたライバルを完封し、2年連続の花園出場を決めました。
ジャパンの主将マイケル・リーチ選手の母校としても注目される同校。
強力フォワードを擁し、昨年果たせなかった”2回戦突破”をターゲットに定めます。
東北地区
【青森県】(昨年代表:青森北)
<準決勝>10/18
青森山田 ○71-7 八戸工
青森北 ○29-7 八戸西
<決勝>10/20
青森山田 ○47-19 青森北
※青森山田は初出場
昨年11月に行われた県新人大会で41年ぶりの優勝。
さらに5月のセブンズ県予選、6月の高校総体を制すなど今季は県内公式戦無敗を通した青森山田。
その勢いそのままについに青森王者の座を掴み取りました。
しかも長年高い壁として立ちはだかってきた八戸工、青森北を準決勝(○71-7)、決勝(○47-19)で破っての快挙。
喜びもひとしおでしょう。
花園でも躍動する姿が楽しみです。
【岩手県】(昨年代表:黒沢尻工)
<準決勝>10/19
黒沢尻工 ○46-7 宮古
盛岡工 12-17○ 黒沢尻北
<決勝>10/26
黒沢尻工 ○21-17 黒沢尻北
※黒沢尻工は5年連続31回目の花園出場
県新人大会、県高校総体に続き今年3度目の決勝での顔合わせとなったカードは、黒沢尻工が接戦を制し県大会3冠を達成。
去年に続き今年も正月越えなるか。
惜しくも涙を飲んだライバルの分まで全国での活躍に期待しましょう。
【宮城県】(昨年代表:仙台育英)
<準決勝>10/15
仙台育英 ○94-0 佐沼
仙台三 ○31-18 石巻工
<決勝>10/20
仙台育英 ○31-3 仙台三
※仙台育英は24年連続26回目の出場
昨年の花園では京都成章の前に0-81と屈辱の退廃を喫した仙台育英。
花園常連校の面目躍如となるか。
全国ベスト4の実績を誇る”東北の雄”の奮起に期待がかかります。
【秋田県】(昨年代表:秋田中央)
<準決勝>10/19
秋田工 ○74-0 男鹿工
金足農 7-42○ 秋田中央
<決勝>10/27
秋田中央 ○17-12 秋田工
※秋田中央が2年連続12回目の花園出場
秋田中央はライバル秋田工に6月の高校総体決勝戦(●14-63)、そして東北大会決勝(●10-28)と連敗。
しかし『3度目の正直』で迎えた花園予選決勝で、花園歴代優勝回数を誇る伝統校を撃破。
見事2連覇を達成し歓喜の雄叫びをあげました。
【山形県】(昨年代表:山形中央)
<準決勝>10/13
山形中央 ○109-0 日大山形
山形南 ○53-5 鶴岡工
<決勝>10/20
山形中央 ○31-12 山形南
※山形中央は2年連続26回目の出場
昨年部員数16人と花園出場校中最少ながら、新田(愛媛)相手に3トライを記録した山形中央が、今年もライバル山形南を下し、2年連続の出場を決めました。
過去12連敗中の初戦突破へ。
今年はどんなラグビーで魅せてくれるのでしょうか。
【福島県】(昨年代表:聖光学院)
<準決勝>11/3
郡山北工 ○7-0 磐城
聖光学院 ○17-7 松韻福島
<決勝>11/9
郡山北工 ○22-7 聖光学院
※郡山北工は2年ぶり4回目の花園出場
フォワードの平均体重で10kg以上上回る聖光学院の重量級フォワードに対して、粘りのディフェンスで対抗。
2年前の97回大会では1回戦では和歌山工を逆転で破ると(○22-14)、土佐塾との2回戦では7-12で迎えた後半ロスタイムに奇跡の同点トライ。
抽選の結果3回戦への出場権を獲得し、同校としては初めて、福島県勢としても21年ぶりとなる快挙を成し遂げました。
当時もメンバー入りしていたNo.8望月誠志朗主将を中心に、花園では2年前以上の成績を目指します。
関東地区
【茨城県】(昨年代表:茗渓学園)
<準決勝>11/3
茗渓学園 ○106-0 磯原郷英
東洋大牛久 12-36○ 日立一
<決勝>11/17
茗渓学園 ○95-0 日立一
※茗渓学園は8年連続25回目の花園出場
【栃木県】(昨年代表:国学院栃木)
<準決勝>11/3
佐野日大 ○108-0 佐野
國學院栃木 ○132-15 宇都宮工
<決勝>11/10
国学院栃木 ○45-0 佐野日大
※国学院栃木は20年連続25回目の花園出場
昨年の花園を経験したメンバーが多く残る国学院栃木が、今年も佐野日大の挑戦を跳ね返し県大会20連覇を達成。
PR藤倉大介選手、SO伊藤耕太郎選手と2人の高校日本代表候補を擁すタレント軍団が見据えるのは昨年を上回る8強以上。
6月の関東大会で準優勝した実力を見せつけることが出来るか。
注目です。
【群馬県】(昨年代表:桐生第一)
<準決勝>11/4
東農大二 △19-19△ 太田 ※抽選の結果太田が決勝進出
明和県央 24-25○ 桐生第一
<決勝>11/10
桐生第一 ○19-17 太田
※桐生第一は2年連続2回目の花園出場
昨季、SO齊藤誉哉選手(現・明大1年)というスターを擁し、初めて花園の地を踏んだ桐生第一が、大接戦となった準決勝、決勝を制し今年も出場権を獲得。
大会史上初となる『初出場での100得点越え』を達成した昨季を越えるインパクトを残すことが出来るか。
昨季の花園を経験した1,2年生が多く残る今季のチームにも期待がかかります。
【埼玉県】(昨年代表:深谷)
<準々決勝>11/2
浦和 ○21-14 慶應志木
正智深谷 ○14ー12 立教新座
昌平 ○26-22 深谷
川越東 ○33-14 伊奈学園
<準決勝>11/9
浦和 ○31-12 正智深谷
昌平 7-12○ 川越東
<決勝>11/16
浦和 ○29-17 川越東
※浦和は6年ぶり3回目の花園出場
【千葉県】(昨年代表:流経大柏)
<準決勝>11/9
流経大柏 ○34-0 千葉南
専大松戸 7-15○ 幕張総合
<決勝>11/17
流経大柏 ○55-10 幕張総合
※流経大柏は25年連続27回目の出場
【東京第1】(昨年代表:早稲田実)
<準決勝>11/3
早稲田実 ○38-7 都狛江
目黒学院 ○28-31 東京
<決勝>11/17
東京 ○22-0 早稲田実
※東京は3年ぶり13回目の花園出場
【東京第2】(昨年代表:本郷)
<準決勝>11/3
本郷 ○17-7 明大中野
國學院久我山 ○57-7 都青山
<決勝>11/17
本郷 ○24-21 國學院久我山
※本郷は2年連続11回目の花園出場
【神奈川県】(昨年代表:桐蔭学園)
<準々決勝>11/4
桐蔭学園 ○116-0 横浜修悠館横須賀
日大高 7-26○ 関東学院六浦
慶應義塾 ○49-12 法政二
東海大相模 ○76-5 横須賀
<準決勝>11/9
桐蔭学園 ○77-0 関東学院六浦
慶應義塾 7-31○ 東海大相模
<決勝>11/17
桐蔭学園 ○38-14 東海大相模
※桐蔭学園は5年連続18回目の花園出場
【山梨県】(昨年代表:日川)
<準決勝>11/2
東海大甲府 ○26-24 日大明誠
日川 ○144-3 笛吹
<決勝>11/10
日川 ○51-5 東海大甲府
※日川は14年連続49回目の花園出場
”日川1強”の構図は今年も変わらず。
東海大甲府は今年1月の新人大会県予選、5月の関東大会県予選、6月のセブンズ大会に続き、4度目のチャレンジでも王者越えはなりませんでした。
初出場の悲願は来季のチームへ託されることになります。
北信越地区
【新潟県】(昨年代表:新潟工)
<準決勝>10/26
新発田南 0-59○ 北越
新潟工 ○38-0 開志国際
<決勝>11/3
新潟工 ○19-12 北越
※新潟工は16年連続44回目の花園出場
2年連続の顔合わせとなった決勝は、”笑わない男”稲垣啓太選手(パナソニック)の母校・新潟工が、接戦を制し16年連続の花園出場を決めました。
主将代行を務めるNo.8稲村心選手、そして決勝トライを決めた井村凜選手ら2年生が引っ張るチームは、花園でのシード校撃破と3大会ぶりとなる3回戦進出を目指します。
北越も敗れたとはいえ、昨年5-47と完敗した相手に1トライ1ゴール差まで粘った奮闘は見事です。
今年21年ぶりの悲願達成はなりませんでしたが、是非来年もこの舞台に帰ってきてほしいと思います。
【富山県】(昨年代表:魚津工)
<準決勝>10/6
富山第一 ○44-0 砺波
高岡第一 ○66-0 富山工
<決勝>11/2
富山第一 ○14-7 高岡第一
※富山第一は2年ぶり11回目の花園出場
昨年魚津工の前に花園への道を閉ざされた富山第一が、磨き上げた堅守で高岡第一を1トライに封じ、2年ぶりの優勝を果たしました。
2年前の決勝で富山第一に0-12で敗れた高岡第一は、部員22名で決勝まで勝ち上がりましたが、惜しくも花園出場はならず。
6年ぶりの悲願は新チームへ託されます。
【石川県】(昨年代表:日本航空石川)
<準決勝>10/26
日本航空石川 ○172-0 合同
鶴来 ○107-5 金沢二水
<決勝>11/2
日本航空石川 ○80-0 鶴来
※日本航空石川は15年連続15回目の花園出場
16年ぶりの花園を目指した鶴来は、王者相手に前半を0-28と競った展開を見せましたが、後半に力尽き52失点。
花園シード校レベルの実力を持つ航空石川の牙城は高いものの、2強の座を死守し、また来年も果敢なチャレンジを見せてほしいと思います。
【福井県】(昨年代表:若狭東)
<準決勝>11/3
敦賀工 12-22○ 若狭
<決勝>11/9
若狭東 ○63-0 若狭
※若狭東は4年連続31回目の花園出場
19年連続で同一カードとなった決勝を制した若狭東が、4年連続で全国への切符を手にしました。
花園では『打倒シード校!』、そして39大会ぶりの『花園2勝!』に挑みます。
【長野県】(昨年代表:岡谷工)
<準決勝>10/26
飯田 ○96-10 下伊那農
岡谷工 ○38-22 飯田OIDE長姫
<決勝>11/3
飯田 ○33-20 岡谷工
※飯田が2年ぶり9回目の花園出場
飯田が11年連続の顔合わせとなった岡谷工とのライバル対決を制しました。
これでここ4年間の戦績は2勝2敗の五分。
毎年優勝校が入れ替わる拮抗した関係が続いています。
<2016年>岡谷工 ○19-10 飯田
<2017年>飯田 ○26-17 岡谷工
<2018年>岡谷工 ○22-12 飯田
<2019年>飯田 ○33-20 岡谷工
来年の両校の激突も楽しみです。
東海地区
【岐阜県】(昨年代表:関商工)
<準決勝>11/3
関商工 ○85-5 各務原
岐阜工 ○59-12 岐阜聖徳
<決勝>11/10
関商工 ○26-19 岐阜工
※関商工は2年連続39回目の花園出場
関商工が粘る岐阜工を振り切り2年連続の花園切符を獲得。
岐阜工は新人大会、高校総体で完敗した相手に真っ向勝負。
1トライ1ゴール差まで追い詰めましたが、最後は昨季と同じ点数で力尽く結果となりました。
【静岡県】(昨年代表:静岡聖光学院)
<準決勝>11/10
静岡聖光学院 ○63-0 浜松工
東海大翔洋 ○43-12 清水南
<決勝>11/17
静岡聖光学院 ○17-12 東海大翔洋
※静岡聖光学院は2年連続6回目の花園出場
【愛知県】(昨年代表:中部大春日丘)
<準決勝>11/9
中部大春日丘 ○78-3 旭野
西陵 ○38-19 名古屋
<決勝>11/16
中部大春日丘 ○87-0 西陵
※中部大春日丘は7年連続9回目の花園出場
【三重県】(昨年代表:朝明)
<準決勝>10/27
朝明 ○107-0 木本
稲生 19-40○ 四日市工
<決勝>11/3
朝明 ○35-8 四日市工
※朝明は8年連続10度目の花園出場
3年連続の顔合わせとなった決勝は、新人大会、セブンズ、高校総体と今季県内で無敗を誇る王者朝明が勝利を収めまし た。
朝明でも監督を務めた四日市工・斎藤久監督は今季限りで勇退。
監督4年間で花園出場はなりませんでしたが、昨年決勝では王者相手に4点差(●17-21)に迫るなど、全国へあと一歩のところまでチーム力を底上げ。
同校初の花園出場の夢は、来年以降後任に託されることになります。
近畿地区
【滋賀県】(昨年代表:八幡工)
<準決勝>11/3
滋賀学園 ○17-13 八幡工
光泉 ○143-3 比叡山
<決勝>11/10
光泉 ○63-0 滋賀学園
※光泉は3年ぶり9回目の花園出場
2年連続で八幡工の前に涙を飲んだ光泉が、準決勝でその八幡工を下した滋賀学園を63得点で圧倒。
見事3年ぶりの花園切符を手にしました。
これで光泉は新人大会、高校総体、セブンズに続く優勝で、今季の県大会完全制覇を達成。
復活の光泉。
花園での活躍にも期待しましょう。
【京都府】(昨年代表:京都成章)
<準決勝>11/10
京都成章 ○91-5 同志社
京都工学院 ○47-0 洛北
<決勝>11/17
京都成章 ○31-5 京都工学院
※京都成章は6年連続12回目の花園出場
【大阪第1】(昨年代表:大阪桐蔭)
<準決勝>11/10
大阪桐蔭 ○121-0 高津
大阪朝鮮 ○38-10 摂津
<決勝>11/17
大阪桐蔭 ○66-5 大阪朝鮮
※大阪桐蔭は8年連続14回目の花園出場
【大阪第2】(昨年代表:大阪朝鮮)
<準決勝>11/10
常翔学園 ○55-7 同志社香里
早稲田摂陵 0ー91○ 大産大付
<決勝>11/17
常翔学園 ○31-21 大産大付
※常翔学園は5年連続38回目の花園出場
【大阪第3】(昨年代表:常翔学園)
<準決勝>11/10
東海大仰星 ○69-0 興国
金光藤蔭 7ー17○ 関大北陽
<決勝>11/17
東海大仰星 ○41-14 関大北陽
※東海大仰星は2年ぶり19回目の花園出場
【兵庫県】(昨年代表:報徳学園)
<準決勝>11/16
関西学院 ○54-14 科学技術
報徳学園 ○79-0 県芦屋
<決勝>11/23
報徳学園 ○19-14 関西学院
※報徳学園は4年連続45回目の花園出場
【奈良県】(昨年代表:天理)
<準決勝>11/10
天理 ○62-0 天理教校学園
御所実 ○62-7 天理二部
<決勝>11/17
御所実 ○22-10 天理
※御所実は2年ぶり12回目の花園出場
【和歌山県】(昨年代表:和歌山工)
<準決勝>11/14
近大和歌山 ○107-0 那賀
和歌山工 ○40-7 熊野
<決勝>11/17
近大和歌山 ○26-7 和歌山工
※近大和歌山は5年ぶり2回目の花園出場
中国地区
【鳥取県】(昨年代表:米子工)
<準決勝>11/10
鳥取合同 24-26○ 倉吉総合産業
<決勝>11/17
米子工 ○47-12 倉吉総合産業
※米子工は2年連続9回目の花園出場
【島根県】(昨年代表:石見智翠館)
<決勝>11/4
石見智翠館 ○130-0 出雲
※石見智翠館は29年連続29回目の花園出場
昨年はノーシードながら、3回戦でAシード桐蔭学園相手に奮闘した石見智翠館。
今年は高校日本代表候補がいない分チームワークで勝負。
どのような組み合わせになるか楽しみです。
【岡山県】(昨年代表:玉島)
<準決勝>11/10
玉島 ○43-0 倉敷工
関西 7-34○ 創志学園
<決勝>11/17
玉島 ○24-7 創志学園
※玉島は2年連続3回目の花園出場
【広島県】(昨年代表:尾道)
<準決勝>11/10
尾道 ○115-0 宮島工
崇徳 5-24○ 広島工
<決勝>11/17
尾道 ○83-0 広島工
※尾道は13年連続14回目の花園出場
【山口県】(昨年代表:大津緑洋)
<準決勝>11/10
山口 ○75-0 高川学園
萩商工 19-33○ 大津緑洋
<決勝>11/17
山口 ○14-9 大津緑洋
※山口は2年ぶり6回目の花園出場
四国地区
【徳島県】(昨年代表:城東)
<準決勝>11/10
城東 ○42-7 脇町
鳴門 7-65○ つるぎ
<決勝>11/16
城東 ○24-12 つるぎ
※城東は3年連続15回目の花園出場
【香川県】(昨年代表:高松北)
<準決勝>11/4
坂出一 ○60-0 観音寺総合
高松北 ○26-12 坂出工
<決勝>11/17
坂出第一 ○22-12 高松北
※坂出第一は6年ぶり2回目の花園出場
【愛媛県】(昨年代表:新田)
<準決勝>11/17
三島 ○61-0 松山工
松山聖陵 ○35-14 新田
<決勝>11/23
松山聖陵 ○38-7 三島
※松山聖陵は2年ぶり4回目の花園出場
【高知県】(昨年代表:土佐塾)
<準決勝>10/27
土佐塾 ○145-0 高知工
<決勝>11/3
高知中央 ○55-7 土佐塾
※高知中央は8年ぶり5回目の花園出場
今年の選抜大会で早稲田実(●17-24)、秋田工(●14-21)と接戦を繰り広げ、実力が全国区のレベルにあることを証明した高知中央。
昨年は決勝で敗れた県内屈指のライバル土佐塾を破り8年ぶりの花園出場を決めました。
目指すは8年ぶりの花園勝利と2回戦突破。
四国大会王者の実力が試されます。
九州・沖縄地区
【福岡県】(昨年代表:東福岡)
<準々決勝>10/27
東福岡 ○95-0 小倉
東海大福岡 19-36○ 福岡工
福岡 ○49-14 浮羽究真館
福工大城東 19ー62○ 筑紫
<準決勝>11/4
東福岡 ○73-0 福岡
福岡工 7-14○ 筑紫
<決勝>11/9
東福岡 ○61-0 筑紫
※東福岡は20年連続30回目の花園出場
3年ぶりの全国制覇へ向け、”ヒガシ”が県内のライバル筑紫を一蹴し20連覇を達成しました。
今年の選抜大会では、優勝した桐蔭学園相手に10トライを献上し67失点で大敗。
屈辱にまみれたチームが花園でどのような復活劇を見せるのか。
長らく高校ラグビー界に君臨してきた”西の横綱”が、このまま終わるわけにはいきません。
【佐賀県】(昨年代表:佐賀工)
<決勝>10/26
佐賀工 ○209-0 鳥栖工
※佐賀工は38年連続48回目の花園出場
佐賀工が2008年(○220-7)以来11年ぶりとなる200点ゲームで鳥栖工に快勝。
昨年Bシードながら2回戦で京都成章に完敗(●0-33)した悔しさを、全国の舞台でぶつけてほしいですね。
ただ一方で、毎年大差をつけられながら佐賀工に挑み続ける鳥栖工フィフティーンにも拍手を送りたいと思います。
今年は目標としていた3年連続の『トライ奪取』は達成できませんでしたが、その目標はまた次年度この舞台で。
【長崎県】(昨年代表:長崎北陽台)
<準決勝>11/17
長崎北陽台 ○99-0 佐世保工
長崎南山 ○54-7 大村工
<決勝>11/23
長崎北陽台 ○26-19 長崎南山
※長崎北陽台は2年連続18回目の花園出場
【熊本県】(昨年代表:熊本西)
<準決勝>11/16
熊本西 ○50-0 岱志
熊本工 ○46-7 九州学院
<決勝>11/23
熊本工 ○7-0 熊本西
※熊本工は13年ぶり28回目の花園出場
【大分県】(昨年代表:大分舞鶴)
<準決勝>11/3
大分舞鶴 ○83-0 高田
大分東明 ○74-0 大分上野丘
<決勝>11/10
大分東明 ○17-14 大分舞鶴
※大分東明は初出場!
ついに大分東明が33年間王者に君臨してきた”黒衣軍団”の牙城を打ち崩しました。
新人大会県予選では36-5と15人制で初の舞鶴越え。
しかし県総体では12ー14と返り討ちに。
そして迎えた花園予選の大一番で渾身の王者撃破。
昨年決勝の敗戦(●14-19)を経験したメンバーが12人残り、充実期を迎えた今季。
”新・大分の雄”がいよいよ花園デビューを果たします。
【宮崎県】(昨年代表:高鍋)
<準決勝>11/4
高鍋 ○105-0 佐土原
延岡星雲 ○38-12 日向
<決勝>11/10
高鍋 ○80-0 延岡星雲
※高鍋は9年連続27回目の花園出場
今年の選抜大会で花園シード校常連の中部大春日丘(愛知)を破り(○38-12)、全国レベルの実力を披露した高鍋。
高校日本代表に選ばれたSH白栄拓也選手が牽引する攻撃は九州屈指。
今年は『シード校打倒』を射程圏内に収めます。
【鹿児島県】(昨年代表:鹿児島実)
<準決勝>11/3
鹿児島玉龍 ○98-0 鹿児島情報
鹿児島実 7-22○ 鹿児島工
<決勝>11/10
鹿児島工 ○41-19 鹿児島玉龍
※鹿児島工は6年ぶり13回目の花園出場
鹿児島工は新人大会県予選準決勝(●19-22)、九州大会県予選決勝(●12-14)で苦杯をなめた今季県内無敗の鹿児島玉龍を、3度目のチャレンジで見事撃破。
6年ぶりの全国切符を手にしました。
6年前の93回大会では初戦で国学院栃木に7-55と敗れているだけに、まずは初戦突破を目指します。
【沖縄県】(昨年代表:名護)
<準決勝>11/2
名護 ○24-12 美里工
コザ ○22-14 読谷
<決勝>11/14
名護 ○22-12 コザ
※名護は2年連続18回目の花園出場
昨年と同じ顔合わせとなった決勝戦。
新人大会、高校総体、そして9月の名護市長杯を制すなど今季15人制大会3冠で臨んだ名護が、粘るコザを振り切り、県内完全優勝で18度目の花園へ名乗りを挙げました。
コザは前半ラストと後半始めにそれぞれトライを返し、一時は12-19と7点差まで追いすがりましたが、ボールキープ力に勝る名護の前に惜しくも力尽きました。
ただ、県内屈指の攻撃力を誇る名護相手に、後半はPG1本のノートライに抑えこんだコザの粘りは見事でした。
長年続くこの両校のライバル関係は、沖縄県の競技レベル向上には必要不可欠。
今年も意地がぶつかり合う熱い戦いを見せてもらいました。
名護には県代表として花園では、昨年1回戦で早稲田実に完敗した無念を是非晴らしてほしいと思います。
シード校予想(※11月21日追記)
Aシード
<東日本> 桐蔭学園(神奈川)
<西日本> 大阪桐蔭(大阪第1) 京都成章(京都)
Bシード
<東日本>
流経大柏(千葉) 国学院栃木(栃木)
中部大春日丘(愛知) 日本航空石川(石川)
本郷(東京第2)
<西日本>
東福岡(福岡) 御所実(奈良) 東海大仰星(大阪第3)
報徳学園 or 関西学院(兵庫) 常翔学園(大阪第2)