この記事のまとめ
・対抗戦第2週の対戦カード
・第2週の登録メンバーと見どころ

第2週を迎える2021年度の関東対抗戦Aグループ。

先週の開幕節では帝京が難敵・筑波を撃破、早明も立教、青学に順当勝ちを収めるなど、強豪校がそれぞれ順調なスタートを切った。

今節では”前年度王者”明治が立教の挑戦を受け、栗原体制2年目を迎える慶應義塾大がいよいよ登場する。

この記事では9月18日(土)に行われる第2週の登録メンバーと各試合の見どころをお伝えしていきたい。

第2週対戦カード

9月18日(土)

15:00立教大7-68〇
明 大敷島
15:00慶 大〇43-5日体大秋葉台

明治大 vs 立教大

登録メンバー

※太字は主将

明治大学

1 PR
山本耕生④
(桐蔭学園)
2 HO
田森海音④
(長崎北陽台)
3 PR
村上 慎④
(法政二)
4 LO
山本嶺二郎②
(京都成章)
5 LO
武内 慎③
(石見智翠館)
6 FL
木戸大士郎①
(常翔学園)
8 No.8
福田陸人④
(國學院栃木)
7 FL
小澤 翔④
(桐蔭学園)
9 SH
飯沼 蓮④
(日川)
12 CTB
廣瀬雄也②
(東福岡)
10 SO
伊藤耕太郎②
(國學院栃木)
13 CTB
江藤 良④
(報徳学園)
11 WTB
松本純弥④
(佐賀工)
15 FB
安田昂平①
(御所実)
14 WTB
西川賢哉②
(桐蔭学園)

<リザーブ>

16 松下 潤一郎 2 172/96   筑紫
17 中村 公星  3 183/112 國學院大學栃木
18 為房 慶次朗 2 180/115 常翔学園
19 亀井 茜風  2 193/106 長崎北陽台
20 松本 光貴  2 189/97   明治大中野八王子
21 丸尾 祐資  3 170/74   報徳学園
22 児玉 樹   4 192/103 秋田工業
23 石田 吉平  3 167/75   常翔学園

 

立教大学

1 PR
勝沼 遼④
(新潟明訓)
2 HO
三村真嶺①
(東海大仰星)
3 PR
麻生典宏④
(桐蔭学園)
4 LO
村田裕太④
(函館
ラ・サール)
5 LO
手塚一乃進②
(足立学園)
6 FL
山本開斗④
(桐蔭学園)
8 No.8
紀伊雄介③
(桐蔭学園)
7 FL
守 源③
(立教新座)
9 SH
伊藤光希①
(桐蔭学園)
12 CTB
落合凌平④
(東農大二)
10 SO
中 優人①
(桐蔭学園)
13 CTB
小関智大④
(柏)
11 WTB
天羽秀太②
(桐蔭学園)
15 FB
江田優太①
(川越東)
14 WTB
舟橋広倫④
(名古屋)

<リザーブ>

16 大和 大祐  3 180/120 桐生第一
17 八代 デビット太郎 1 180/113 京都成章
18 二木 翔太郎 2 175/98   立教新座
19 太田 昌利  2 176/82   立教新座
20 山田 志門  3 168/87   函館ラ・サール
21 北川 時来  2 170/82   國學院久我山
22 福壽 佳生  2 175/88   立教新座
23 吉澤 雅樹  3 176/86   桐蔭学園

見どころ

【過去2年の対戦成績】

2019年:立教がB所属のため対戦なし

2020年:明治 〇73-15 立教大

 

明治大学

<フォワード>

・タイトファイブはリザーブ含め開幕節と同じメンバーを揃えてきた。8月の夏合宿以降このポジションはほぼ固定化が進んでおり、今季の軸となる形が徐々に見えつつある。

・バックローには前節退場処分となった住吉一晟選手(2年・國學院久我山)に代わり、注目ルーキー木戸大士郎選手(1年・常翔学園)がメンバー入り。木戸選手はこの試合が対抗戦デビュー。明治のバックローで1年生からスタメンを張るのは、2016年度のNO.8坂和樹選手とFL石井洋介選手以来。

・抜群のフィジカルと運動量に加えリーダーシップも兼ね備える逸材が、デビュー戦でどのような働きを見せてくれるのか。前節、対抗戦初トライを記録した⑦小澤 翔選手(4年・桐蔭学園)と共に注目していきたい。

<バックス>

・バックスもフォワードと同様前節から大きなメンバー変更はない。⑩番を務めるのは前の試合で鋭い仕掛けと落ち着いたゲームメイクを見せたSO伊藤耕太郎選手(2年・國學院栃木)。激しい司令塔争いで一歩リードする。

・そして前節から唯一の変更となったのが、⑭番へ入る西川賢哉選手(2年・桐蔭学園)。類い希なるスピードとトライへの嗅覚で桐蔭学園の花園初優勝へ貢献したスピードスター。対抗戦デビューは桐蔭の後輩・秋濱悠太選手(1年)に先を譲っただけに、この試合は先輩の意地を見せつけたいところだろう。

 

青学大との開幕戦ではセットピースからのアタックが上手くはまらず、さらに前半36分にはラフプレーによる退場者を出すなど、規律面、連携面での課題が浮き彫りになった。

今節もほぼ同じメンバーで戦うだけに、それらの課題に対してどのような準備・対策を施し、2戦目へ臨んでくるのか。

その意味でもこの試合では、攻守のタクトを振るうSH飯沼 蓮主将(4年・日川)のゲームメイクとリーダーシップに注目をしたい。

 

立教大学

<フォワード>

・前節・早稲田戦からの変更は、⑥番へ入った山本開斗選手(4年・桐蔭学園)のみ。

・山本選手は昨季対抗戦の出場はなく、この試合が4年目で初の対抗戦出場となる。春に同部HP上に掲載されたインタビュー記事からは、今季に懸ける熱い想いが存分に伝わってくる。

ラストイヤーで掴んだこのチャンス。

4年分の想いを是非ぶつけてほしいところだ。

<バックス>

・一方のバックスは、前節、出足鋭いプレッシャーで早稲田のパス供給元を幾度も遮断するなど、後半途中出場ながら存在感を放ったSH伊藤光希選手(1年・桐蔭学園)が対抗戦初スタメンを獲得。

・同選手と2戦連続で先発のSO中優人選手(1年・桐蔭学園)は桐蔭学園でもHB団を組んだ盟友同士。昨冬の花園を制したこの『黄金コンビ』の復活は、高校ラグビーファンにとっては堪らない。

・彼らが”前年度王者”相手にどのようなゲームメイクを見せるのか。それがこの試合最大の注目ポイントだろう。

 

今節の相手は大学屈指の”タレント軍団”明治。

前節以上にコンタクトエリアでプレッシャーを受けることは、やはり避けることはできない。

それでも、早稲田戦で見せたように最後まで諦めずにタックルへ行く姿勢を全員が貫けば、必ず得点のチャンスは巡ってくる。

まずは気迫のこもったディフェンスで活路を見出し、準備してきた得点パターンを多く作っていきたいところだ。

慶應義塾大 vs 日本体育大

登録メンバー

※太字はゲームキャプテン

慶應義塾大学

1 PR
朝田将多③
(國學院
久我山)
2 HO
田中慶伸④
(桐蔭学園)
3 PR
岡 広将②
(桐蔭学園)
4 LO
村松龍之介④
(慶應義塾)
5 LO
今野勇久③
(桐蔭学園)
6 FL
髙武俊輔③
(尾道)
8 No.8
福澤慎太郎②
(本郷)
7 FL
山本 凱④
(慶應義塾)
9 SH
山田 響②
(報徳学園)
12 CTB
イサコ・エノサ③
(Kings
college)
10 SO
永山 淳②
(國學院
久我山)
13 CTB
アイザイア・
マプスア③
(Kings
college)
11 WTB
山之内颯人④
(慶應義塾)
15 FB
中楠一期③
(國學院
久我山)
14 WTB
鬼木 崇③
(修猷館)

<リザーブ>

16 中山 大暉 1 176/98 桐蔭学園
17 後藤 克徳 3 174/112 國學院久我山
18 鈴木 悠太 3 176/108 慶應義塾
19 篠原 孝太 4 181/103 慶應義塾
20 シュモック・オライオン 2 181/95 MountAlbertGrammar
21 東 龍太郎 4 169/75 慶應義塾
22 中村 大地 4 175/85 桐蔭学園
23 佐々 仁悟 2 173/77 國學院久我山

 

日本体育大学

1 PR
砂田優希③
(駒込)
2 HO
森屋颯太④
(横須賀総合)
3 PR
ミキロニ
リサラ④
(日体大荏原)
4 LO
諏訪和希④
(朝明)
5 LO
小柿 駆③
(東農大二)
6 FL
高橋泰地④
(秋田工)
8 No.8
宮本郁大④
(熊本北)
7 FL
小泉敦矢③
(成城学園)
9 SH
梶田壮馬④
(西陵)
12 CTB
松尾峻輔④
(長崎北陽台)
10 SO
福島脩登③
(天理)
13 CTB
皆川祥汰④
(駒込)
11 WTB
クリスチャン
ラウイ④
(日体大柏)
15 FB
ハラトア
ヴァイレア④
(日体大柏)
14 WTB
田中大世③
(甲南)

<リザーブ>

16 白鳥 大城 4 175/96   東京
17 藤田 幹太 1 175/85   筑紫
18 工藤 隆誠 1 173/100 専大松戸
19 岸 祐融  1 190/100 玉川学園
20 伊藤 拓哉 2 176/92   東京
21 小林 峻也 2 164/60   日本明誠
22 平城 大誠 3 174/83   東京
23 髙橋 駿  4 174/83   國學院久我山

見どころ

【過去2年の対戦成績】

2019年:慶應義塾大 27-30〇 日本体育大

2020年:慶應義塾大 〇74-0 日本体育大

 

慶應義塾大学

<フォワード>

・フォワードはLO相部開哉前主将ら『2016年度塾高組』が卒業し、今季は大幅な戦力の入替が求められる。その状況下、開幕メンバーに”大黒柱”HO原田 衛主将(4年・桐蔭学園)の名前がないのは気がかり。

・それでも、『BIG2』の一角FL山本凱副将(4年・慶應義塾)の健在ぶりはチームにとって非常に大きく、そこへ、1年時から主力を担うLO今野勇久選手(3年・桐蔭学園)、昨季主力として大きく進化を遂げたFL髙武俊輔選手(3年・尾道)、No.8福澤慎太郎選手(2年・本郷)らが脇を固める布陣は、大黒柱の不在を感じさせない。

・個人的な注目は、この試合が対抗戦初スタメンとなるHO田中慶伸選手(4年・桐蔭学園)。高校時代から同ポジションの”ライバル”原田選手と激しい争いを繰り広げてきた。ラストイヤーに巡ってきたこのチャンスで果たしてどんなプレーを見せてくれるのか。是非注目したい。

<バックス>

・一方のバックスは、昨季台頭した多くの若手メンバーが、この試合も主力として顔を揃える。

・その中でやはり触れておくべきは、”コンバート”について。スタンドオフだった中楠一期選手(3年・國學院久我山)がフルバック。フォワードだったアイザイア・マプスア選手(3年)がセンター。ここまでは想像の範囲内だが、エースフルバックの山田 響選手(2年・報徳学園)をスクラムハーフで起用するオプションは、正直予想だにしなかった。

・夏合宿では帝京相手にトライを量産するなど、既に”超攻撃的SH”として才能の片鱗は見せつけているが、主に専門職が務めるポジションなだけに、この選択が吉と出るのか、それとも。。。いずれにしてもシーズンを通してファンを楽しませてくれることは間違いない。

 

日本体育大学

<フォワード>

・日体大のフォワードも慶應同様、昨季の主力が多く抜け今季はメンバーの再構築が求められる。

・その中で、これまで”不動の③番”の地位にあった砂田優希選手(3年・駒込)を①番へコンバートし、主にバックローを務めてきたミキロニ・リサラ選手をプロップとして起用。さらに大型センターとしてならしてきた宮本郁大選手(4年・熊本北)をナンバーエイトで起用するなど、慶應に負けず劣らず大幅に変更を加えてきた。

・チームの”大黒柱”⑥高橋泰地主将(4年・秋田工)が、急造とも言えるこのフォワード陣をどのようにまとめていくのか。HO藤田幹太選手(1年・筑紫)らリザーブへ入った期待のルーキー3人の活躍も含め、楽しみにしたい。

<バックス>

・一方のバックスは昨季のチームからSH本堂杏虎選手、SO高木陽太選手の『HB団』が抜けたものの、⑫松尾峻輔選手(4年・長崎北陽台)、⑬皆川祥汰選手(4年・駒込)の両センターは今年も健在。さらにそこへ、⑪クリスチャン・ラウイ選手(4年・日体大荏原)、⑮ハラトア・ヴァイレア選手(4年・日体大荏原)ら高い決定力を誇る2人が後ろへ控える布陣は、相手にとって脅威そのもの。

・本来のフルバックから今季スタンドオフへ入る福島脩登選手(3年・天理)のゲームメイクが冴え渡り、留学生が大外で縦横無尽に暴れ回る展開に持ち込めれば、2年前に起こした番狂わせの再現も現実味を帯びてくる。

新生日体大の初陣。

楽しみにしたい。

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